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あらあ、食べないんですか?
大きくなれませんよ。
[妙に急いた様子の相手に首を傾げると、その問いに少し考え込む。]
他愛無いことですよ。
恥ずかしくなるくらい他愛無い。
[困ったような顔で頬に手を当てた。]
[エビコの表情を見つめた後、視線を炊事場へと移動させる]
いただきますよ、食事。
[そして食器を受け取ろうと近づく]
そうですか。
他愛もない、――願い?
みんな、ずっと一緒にいれますようにって。
確か、高校卒業の頃に書いたんだったかなぁ。
[少しだけ顔を赤くして、答えると、あ、と訂正した。]
落書きじゃありません。
お願いごとです。
はい、先生。
[グンジに豚汁を入れたお椀を渡す]
[エビコの落書きの話を聞けば]
ああ、あたしも何か書いた覚えがあるわ。
お社の、後ろの柱に。
皆書いたもんだよ。
あたしなんて村を出ていく事が決まってたから、真っ先に
[昔を思い出すとからりと笑った]
そ、それは確かにそうかもしれませんけど……。
[意外にも的確な突っ込みに動揺したあと、あ!と小さく叫ぶ。]
その前のはまともですよ!
「おばあちゃんの足を治してください」ですから。
これは神様にお願いすることでしょう?
[どうだとばかりに胸を張った。]
ありがとう。
[ホズミから椀を受け取り、箸を手にする]
いや、だから、せめて絵馬に書いたらどうなんだ。
そういう風習なのか……?
[首を捻って、テーブル席へ向かう。
座るのは、恰幅のいい影の二つ隣]
[豚汁を食べ終え、ホズミに顔を拭いてもらうと、にこりと笑いかける。ややしんみりした雰囲気に、いつものように首を傾げて]
…みんな、とも、だち?
[ぐるりとみんなの顔を見渡す]
そ、そう言う風習です……。
[動揺を隠し、強引に肯定した。
とりあえず落ち着く為に豚汁をすする。
熱い汁をすすって、ふうと一息ついた。]
でも、どうして急にそんなことを?
先生も何か書きたくなったんですか?
いやだなあ、先生。
絵馬なんていずれ捨てられちゃうじゃない。
そんなものにお願い事は書いてられないよ。
[猫少年が顔をあげた隙に布巾で口の回りを拭いた。
ともだち…と言われれば]
ああ、そうだね。
ともだち、だよ
[と猫少年の頭を撫でる]
友達じゃあないな。
[鈴木の疑問符に否定の言。
エビこの問いに一瞥して]
ん?
物置に落書きがあったんで、思い出しただけです。
あいにく、願かけるようなものは持ち合わせてないですね。
ぇへー
[エビコとホズミに、目を糸のようにして笑う。グンジの否定する言葉には、目を瞬いて]
…ちがぅ?
[少し悲しそう。きょろきょろと辺りを見回して、]
いるぅ?
[何もない空中の一点を見つめて、手を上げて挨拶する。]
落書きですか?
相合傘とか……?
[そう言えば、神社の柱にもいっぱいあったなぁと思い出す。]
先生は願掛けないんですか?
ツチノコを見つけたい、とか書けばかなうかもしれませんよ。
願い事は燃やしちゃいけないのか?
[日本って広いなぁと思っている]
ああ、居るよ。
すぐそばに。
[鈴木の頭を一撫でしてから、椀に口をつける]
相合傘の二人、別れてたら気まずいだろうな。
[箸を持った手で口元を多い、くつくつ笑う。
ツチノコと言われると、ああと呟きはしたが首肯はせずに]
それは紙の人形を燃やしたときに願掛けしました。
おさかなに、食べられるの?
ずいぶん大きい魚なのね?
[震える少年に、何か上着はないかと見回した。
不意に、彼の衣装を用意していたマシロを思い出し、言葉に詰まる。
その服はいまもここにあるのに。]
[グンジに頭を撫でられると、にーっと笑った]
…おねがい、もやすと、みんな、もどって、くる?
[フナムシをくれた少年の姿を空中に探している]
戻らんよ。多分な。
[言い淀み、鈴木から気まずげに視線を外す]
狼煙でも上げてみるかね。
[テーブルの隅に置き去りにされている広報誌を見やる。
お悔やみ面。
閉じるか迷ったがそのままにしておくことにした]
[視線は空中を彷徨わせたまま]
おさかな、おっきい…おぉきぃ…ぉおきぃ…
[またかくかくと震えている。細い瞳には恐怖の色が濃く現れて。]
…さむぃ…つめたぃ…あおぃの…
中には絵馬に書いてお祭りで燃やす、って子もいたけどさ
あたしはずうっと残しておきたかったからね。
[むしろ、書いた、というより彫ったに近い願いの言葉は
―『絶対、一人前になって帰ってくる!』―
その言葉通り帰ってこれたのはきっと言葉を残したからだと]
魚は今はないなぁ。
[などと猫少年に語りかけたがその視線の先を一緒に見た]
あらやだ、何もないじゃない?
何か見えてるの?
[首を傾げる]
佐々木君?
大丈夫?
やっぱり貴方、具合が悪いんじゃ……。
お布団で寝る?
[震える少年に、とりあえずと自分の着ていたカーディガンをかける。]
[いつの間に炊事場を出ていたのか、
入り口のほうから再び現れる]
なんだ、にぎやかになってんな。
[豚汁を取った手のひらには緑色の軟膏が
塗られているのが見えるかもしれない]
うぅん…みぇない…ちがぅ…だめ
たすけて…じぃちゃ…
[浴衣の上にかけられたカーディガンに、震えは少し収まったか。]
らぃど!
[入ってきたライデンをすがるような目で見た。]
ときどき見えるよ。
[ホズミの問いが自分へのものかはわからず、小さく言った]
ライデン君おかえり。
[少年がライデンの名を強く呼ぶ様子にやや目を丸くした]
おっきい?
さむくて、冷たい…
[猫少年の言葉を反芻する。
それはさっき自分が勢いで振り払った嫌な感覚によく似ていた。
ふと何もいえなくなって口をつぐむ]
……ふっ
[口をつぐんだのも束の間、現れたライデンの掌を見たならば
不意に笑いがこみ上げた]
やっぱ、薬屋、なんだねぇ。
[おびえたように震える少年の様子に]
…薬がいるだろうかね。
[風邪の薬か、気の薬か。]
糖衣のなんか、もってきてたっけねえ。
[半分冗談で言うが、心配そうに]
ライドウさん……。
佐々木君の様子がおかしいんです。
震えて……。
[薬屋にほっとした顔で少年を指し示す。
その少年が何事か呟くのを聞き取ろうと、口元に耳を寄せた。]
おじいちゃん……?
[少年に呼ばれると、とった豚汁をテーブルに置いて]
そんな目で見んじゃねえ。
[少年の頭を撫ぜる]
あと、あたしゃライデンだ。ラ・イ・デ・ン。
[一瞬、エビコの方を見、
すぐにセイジの方に視線を戻す]
[グンジが見える、といったのを聞くと]
…ふうん、先生も何か見えるの?
あたしには……見えないや。
[事実とは違うことをとっさに口にする。
それを認めてしまうと、いけない気がしていたから]
[ライデンに頭を撫でられると、一度鼻を動かし、軟膏の塗られた手を見やった後、顔を見上げる。まだ小刻みに震えているが、]
らぃど、けが?
[訂正された名前はスルー。か細い声を出して心配そうに見上げた。]
糖衣がなけりゃオブラートに包め。
[軽口になり切っていない調子で言う。
ホズミに対しては]
見えないのが通常だな。
[じわり、頭の中が熱を帯びるような感覚に首を小さく振る]
[くしゃくしゃと軟膏を塗ったのと
逆の手で少年の頭を撫ぜながら]
火傷はまず冷やしてから手当てすんだよ。
[ホズミに言われるとそう返した]
[そ、見えないのが、フツウなんだ。
[グンジの言葉を反芻した。
まるで自分に言い聞かせるように]
先生は何が見えたの?
[でも、自分が見えたものは皆にも見えているのかとも思って
つい口にしてしまう]
へぇ。
冷やしただけじゃぁだめなんだね。
あたしはいつも氷当ててそれっきりだったよ
[ライデンの方を少し感心したように見る]
[エビコの問い>>39に、じっと彼女の顔を見返している。あちらとこちらが曖昧なこの空間が、やがて引き裂かれる予感がした。その時、自分はどちらに居る事を望むのだろう。あるいは、既に、戻るか行くか、決まっているのか]
私は……。
[口を開こうとした瞬間、ホズミの明るい声が聞こえて]
[震える少年にたずねられれば]
ちょっと馬鹿やっちまってね。
[「まあ馬鹿といってもあの馬鹿にはかなわんが…」
などと既に消えたゼンジの事を言いそうになり、
一瞬口を閉じる]
まあアタシはどってこたあねえ。すぐ治る。
あと、らーいーでーん。
[再度名前を訂正する。無駄そう、とか思いながら]
…らーい、ふじみ?
[撫でられながらも、どこかしら不安そう。かたかたと震えは大きくなり、]
やぁ…じぃちゃ、じぃちゃ…
[きょろきょろと誰かの姿を探すが、見つからない。]
何が見えたか?
[改めて訊かれると、すぐには答えることが出来ずに、言葉を選んで言う]
恐らくは、死者。
[俯き加減に立ち上がり、食器を流しに運ぶ。
残っていた林檎飴を見つけると、手に取ってくるりと回した]
甘いのは苦手だ。
[苦笑し、皿に戻した]
[エビコがやわらかく笑って指差す方を見る。炊事場からは温かくて良い匂いがしていた。席を立つエビコをぼんやり見送りながら、彼女が触れてくれていた手首を撫でる]
どくどく、いってる。
[しばらくそうやっていたけれど、やがて長く息をついて。ゆっくりと立ち上がり、炊事場へと足を向けた]
[まじまじとこちらを見るエビコには]
うん。
確か、あたしゃあエビコさんには
前にも2回くらいいった気がする。
"くらいどうぞう"じゃなくて、"くらいでんぞう"だから。
暗い銅像とかね。学校の怪談かと。
次間違えたら直さないからね。
ライデンの名前も3度まで。
[意味のわからないことを言った]
おじいちゃん? おじい…
[言ってはっと息を呑んだ]
ウミ、じいちゃん…
[ぽそり、呟いた。
結局祭りの前から一度も姿を見せなかったあの老人は
どうしたのだろうかと考えていたその耳に聞こえたのは
グンジの言葉]
死者…それって。
[ネギヤが消えてからばたばたと消えていった
みんなのことか?と目は語る]
あらあ……すいません。
暗い銅像のほうが覚えやすくて。
[失礼なことをさらりと言って、それでも悪いと思っているのか身を小さくした。]
死者……。
[帆澄と同じ言葉を繰り返す。]
私たちが、今、セイジ君たちの姿が見えないのと、先生が今も見えることに意味はあるんでしょうか……?
オブラートはもっと持ってきてねえしよ。
パンが無ければ菓子かと。
[少年の問いには]
ふじみ?不死身?んなわけねえだろ。
死にかけて生きて戻ったこたああるがな。
らーいっておま。
……おい?
それならば何故君は――。
[炊事場の小さな窓の向こう、雲が増えてきた空を見上げた。
コップをいくつかとお茶の入ったヤカンを手に席に戻り、適当に注ぐ]
ホズミ君は見ていなかったのか?
[広報誌のお悔やみ欄と、数枚の死亡届や診断書を指差した]
単なる嫌な悪戯かもしれないがね。
どっちも…くらぞぅ…で、いぃ…?
[おい、と呼ばれながらも、目をぱちくり]
し…しゃ
[大きく目を見開いたまま、入ってきたプレーチェの姿を見ると、視線が固まった。]
おは、よう?
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