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[突然メールが来て、また驚く。
一通は、ネギヤの死体のメール。
合成なんだろうけど、あまりに趣味が悪い]
[もう一通は、片方の人狼から。
こちらも顔写真を添え、「白瀬 杏です。人狼ゲームはやったことないけど、ルールは一通り頭に入れておきました。一緒に頑張りましょうね」という本文を書いたメールを送った]
[返ってきたメールを開き―――]
杏ちゃん……あのめっちゃカワイイ子か!
写真もあるし俺ツイてるっぽい?よーし!杏ちゃんは絶対吊らせねえぞ!
『よろしくお願いしますっ!俺もネット以外じゃやったことがねえけど困ったことがあったら精一杯協力するよ!占い師を守る役職がないから占騙り……ええと、占い師の偽者を出して混乱させる事はまだしなくていいと思います。とりあえずは昼を乗り切りましょう!』
[文面が若干丁寧なハイテンションになっているかもしれない。浮かれながら送信。]
――食堂――
なあなあっ、ネギヤの兄ちゃんの写真見た?すっげー凝った加工だよな!すげえよマジすげえ!
……あれ?見れねえや。
[もう一度写真を見ようとしたが、携帯の電源はつかない。]
どう始めたらいいもんなんだろーな。
……天ぷら粉あるのか!杏ちゃんのアイディアマジ最高。スカシカシパン食えそうな気がしてきた!
杏ちゃんの天ぷら粉でならスカシカシパンだって食べてみせるっ……
こ、こわくねえからなっ?このウニ科こわくないよっ!?中身の色とか臭いとかアレでソレだそうだがこわくなんてないんだからねっ!うん、ホントだぞっ!?
ウニ科じゃねええええええスカシカシパン科だよ!
落ち着け俺、素数を数えるんだ……
……結局素数ってどれなんだあああーーーー!?
落ち着けKOOLになるんだ、バク。
オーケー。KOOLいっつKOOLいえす!ヒナミザワッ!
誰か俺のポケットピカ○ュウと遊んでやって!
初期型の黄色は通信機能、ないんだぞっ。
没収されてねえもんー。
ゲーマーっぽくいこうと思いました、まる
写真家 ペケレは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[珈琲に砂糖を(05)杯加えて、飲み始める。突き飛ばされた件については、しっかりと<23>倍返しした後で]
人手不足ってゲームなの。
こんなに親戚まで集めてどういうつもりよ、あの腐れオタク。
[説明画面を睨み付け、支給された携帯を受け取ると操作してみる]
なにこれ、電波全然ないっぽいんだけど。
常備薬…と[背高 ンガムラ]でも分かる人狼ガイドブック?
[仕方なくベッドでガイドを読み始めると軽快な着信音]
なんだ、部屋ならメール入るんじゃん。
しかしまたレベルアップとはふ…っ
っっキモイ!なに考えてんの!
[どこかの部屋でも声が上がるのを聞き、食堂へ]
これ、皆さんのところにも…あれ、電源落ちた。
ペケレ姉さん、なにその変な生き物。
多分みんな勘投票かランダム投票だよな今日のところは。
今日吊られたらどーしたもんだろ。
やべえ、黒幕乗っ取りとか全然考えてねえし……だからといってただ殺されるのも勿体無いかー?襲撃死側に丸投げってのはひどいよなたぶん。
今日吊られませんよーに!吊られるなら明日だ!
でもまず杏ちゃんがどうしたいかを見てみよう。
でも俺、洞察力とか全くない!
[自分で言っておいて悲しくなってくるの図]
ネギヤ兄さん、写真写り悪かったわよねぇ……
[ひとしきり考え込む風に黙り込む。
手のひらには、ミルクたっぷりの珈琲カップ]
よくわかんないけど言っちゃおうかな。
あたし、能力者じゃないよ。
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