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[少しして、考えるようにレコーダーを聴き始める。そして長澤が話すのを聞いて振り返った]
あのね、六花もそれ考えて結論出すの早かったなーと思って、もう一回考えてみてたのね。
でね、これ、ナオちゃんが倒れてからのところ
[レコーダーを再生すると
「綺麗に殺してくれる鬼に任せようって思ったんだぁ」
と、弓槻の声が流れてくる]
これ、シンヤくんの考えが補佐さん寄りなのね。
六花、もう一回考え直してみるのね。
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今までずっとメモを前日のからコピーしてたから、メモ帳に保存してたのがプロローグのままだったのね。
今日に変わってからメモ帳からコピペったから現在地がおかしなことになってたのねorz
[何度もレコーダーを繰り返し聞くが、そのうちため息をついて首を横に振った。そしてもう一度分かることから始めようとまとめ始める]
小鳥遊センセーは1回目はお隣がナオちゃん、見るのがケンくん。
2回目がお隣がクルミちゃん、見るのがケンくん。
3回目がお隣がリウちゃん、見るのが須藤センセー。
ケンくんが1回目はお隣が小鳥遊センセー、見るのがバクくん。
2回目がお隣が小鳥遊センセー、見るのがクルミちゃん。
3回目がお隣がリウちゃん、見るのが須藤センセー。
須藤センセーが1回目がお隣がバクくん、見るのがケンくん。
2回目がお隣がケンくん。見るのが小鳥遊センセー。
3回目がお隣がリウちゃん、見るのが小鳥遊センセー。
シンヤくんが1回目がお隣がバクくん、見たいのが近藤センセー。
2回目からなし。
[スケッチブックに記入して大きく息を吐く]
ケンくんも小鳥遊センセーも2回目までは須藤センセーそこまで疑ってないのね。
コハルちゃんの話してた状況を考えるとケンくんは可能性低くて、でも小鳥遊センセーも一人残ってしまう黄泉さんにしては今の状況って迂闊すぎなのね。
あと、センセーは振り出しに戻ってケンくん疑ってるのに対してケンくんは戻らないでシンヤくんに目を向けてるのね。対照的なのね。
視点が違うからか、でも元々のスタンスが違うっていうようにも見えるのね。
[何度か唸り]
やっぱり、六花はまだどっちのお話も聞きたいのね。
シンヤくんが補佐の可能性は高そうなんだけど、何がどう噛み合うのか分からない以上は可能性、捨てきれないのね。
補佐さん、もし黄泉さんと連絡取れないならあんなことしちゃったら黄泉さんにメッ!されるのね。六花だったらいいよーって言われなきゃ怖くて出来ないのね。
[悩んでいても仕方ないので思っていることを吐き出した]
[弓槻が唐突に話すのを聞き、顔を覗き込まれてビクリと立ち竦む。
そこに以前の弓槻の面影が見つけきれず、恐ろしさに弓槻が離れた瞬間シートに座り込んだ]
[弓槻の方は見ないようにして、レコーダーに触る]
やっぱり須藤センセーはケンくんに執拗なのね。
それに対してケンくんも毎回説明入れてて、やっぱり噛み合ってないのね。
…あのね、ケンくん。念のため聞いておくのね。
さっきの投票の前に六花がいきなり皆から疑ってないって言われてどう思ったか聞いた時の返答、
「疑って無いよって手のひら変えて言われて、だからこっちを信用してと言われてるような。
特にそれを感じたのが、さっきも話した通り、須藤先生だね」
って言ってたけど、それでもリウちゃんにしたのはなんで?
[弓槻の方向は見ていないが、自分に問いかけられていることは分かる。
ずっと気を張っていたのがプツリと切れたように、泣き出した]
死ぬ…て、わかんない。
六花わかんない。
なんで六花にこんな力くれたの…?
わかんない。でもシンヤくん、もうシンヤくんじゃないのね……。
だから……だから……。
[決定を促そうとして言葉に詰まるが、皆に伝わっただろうか]
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