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[注文を受ければぶつぶつと反芻する。
全員分の注文を聞き、]
承知致しました。
暫くお待ち下さいませ。
[ぺこりとぎこちのないお辞儀]
――。
[だが。
デンゴの必死な訴えに厨房をもう一度見る。]
――、デンゴ…
[ちょっと涙目]
そういうのやめてよ、もう…
[本気で少し怖がっている]
…うぅ
[恐る恐ると言う具合に厨房へと。]
…何か居るのかなぁ
[厨房の中に入り、デンゴの言葉を警戒する様に。
辺りをきょろきょろ見回した。]
[厨房の中、材料を見繕いながらも。
向こうから聞こえるデンゴの声にびくりと震える。]
……な、なんなの…
[なるべく其れについて考え無い様に。
考えれば考える程に厭な想像をしてしまうから。]
…大丈夫、大丈夫…
[ぶつぶつ呟きながら作業続行。
だが、『喋った!』と聴こえれば]
……
[そそくさと厨房から顔だけを出し、様子を窺う]
[びくぅ、と更に身を震わせた。
もやもやは何かを食しているらしい。]
…で、でんご…
[更に、恐る恐る]
今、その、さ。
もやもやはどの辺にいんの?
[デンゴが此方を見ている限り、
恐らく近くだろうか、と。びくびく。]
[指差される辺りを凝視。]
そ、そこね…
[荒れているらしい、もやもやに警戒。]
ここってお化けでるんだ…
そんなの知らなかった…
[ぶつぶつと一人ごち]
あ、うん
[手伝うと此方へ来るデンゴには頷き。]
[デンゴが此方へこれば少しは和らぐか。
ただ、子供にはそういうものが見えやすいという
類の噂話を思い出し、ちらちらと。
デンゴの視線を追ったり、コンロの辺りを見たり。]
――。
[警戒を解く事無く、材料を一通りそろえていく]
[揃えながらも冷蔵庫から顔を離し、]
デンゴ〜?
[思い出した様に]
テーブルに人数分のお冷と、
おしぼりを運んでくれるー?
[にこり、と笑い声をかける]
[ばんばんじーは、とデンゴが呟き]
―――。
[思わずコンロの辺りを凝視]
……
[しらーっと冷たい目線を流し]
…結構、抜けてる幽霊なのかな
[ぼそ、と勇敢な台詞を呟いた]
[ブルーベリーのヨーグルトを掬い、大きなグラスへ。
其処に砕いたビスケットを入れて行き…。
不意にデンゴの叫びが聞こえ]
ぶっ
[噴出した]
モヤった、って何…
[そちらを見て、小さく笑う]
気をつけなさいよー?
[声をかけながらも、悪い霊ではなさそうだ、と。]
[次いでグラスにグレープゼリーを入れる。]
ええ、っと
[更にアイスを乗せ、ブルーベリーを乗せ。
最後にポッキーを数本刺し、
ブルーベリーソースを垂らした。]
こんな、感じかな…
[記憶の中の其れを頼りに下手糞な
パフェの出来上がり。]
[次いで、チョコレートに取り掛かる。
表情は真剣そのもの。冷蔵庫から生クリームを出し、
グラスに少し注ぎ、コーンフレーク投入。]
んー…
[次は、と思案し、もう一度生クリームを被せる。
其処に切ったバナナをぽいぽいと放り。
アイスをぽこ、ぽこ、と掬っては乗せる。]
うん…
[ここまでは良く見るパフェに酷似。]
あとは、と
[其処にチョコレートソースをうにうにと。
たっぷりたらしてはその上に生クリーム。
そして、再度、チョコレートソースを味付け的に。]
ふふふ
[段々それっぽくなってきたぞ、と不敵に笑う]
あとは、
[そこに、ウェハースチョコを刺し。
ミカンやパイナップルの果物を乗せて]
おっけー!
[わあ、と笑顔]
[お冷とおしぼりを運び終え、戻るデンゴに]
ありがと
[小さく声をかけ]
えーと
[次の注文にとりかかろうとするも]
…え
[デンゴの大声にびくりと震え]
あああ
[ポッキーが折れているのを、見た]
デンゴ…
[ゆらぁり立ち上がり]
デンゴっ!!
[大声]
あんたの分も作ってるのに、
つまみ食いなんてどういうこと!!
[大声に振り返れば、デンゴが折ったものだと
勘違いして、わああ、と叱りつける]
[腰に両手を添え、仁王立ち]
――。
[物言わぬまま、言い訳をするデンゴを見る]
…デンゴ。
[小さく名を呼ぶも]
お姉ちゃんね、
悪い事をしてもちゃあんと反省するなら良いの。
でも、嘘つくのは許せないよ。
[幽霊、などとい可能性を否定したい面もあるか。
デンゴがやったと決め付ける様な声]
減ってるったって、あんた。
お姉ちゃんが後ろ向いてる間に食べたんでしょ!
[わぁ、と叱りつける]
……
[ちら、と減っている箇所を見て。
お化けを一瞬、思案するも振り払い]
…嘘は駄目。
[嘘で在って欲しいというような呟き]
[回り込むデンゴを凝視。
そして、指差す先の箱へ視線を移し…]
…ほんと、嘘ばっかり言ってると…
[減ってた。]
………。
[しかも、進行形で。]
……。
[思わず黙り込み、ゆっくりと。
お盆に、出来た分だけの二つのパフェを乗せ。]
――。
[言葉では言い表せない表情で
厨房を出て、ズイハラ達の下へ]
お、お待たせ…しました…
[空ろな目でパフェをことり、ことり。
二つだけテーブルに置く。
勿論、ミナツの分と自分の分は未だ作って無い。]
……。
[黙り込んだまま、側の空いている席に座り]
……お化けです。
[ぼそ、と俯き、呟いた]
変な世界、ですよね…
[しみじみ呟いた]
お化けが居るのに…
死者がいて、其れを還せ、だなんて
[俯く顔はいつしか真剣になっているだろうか。
刻限までそう無い事を、パフェを作りながら。
ちらりと視界に入った時計で感じていた。]
[二つのうち、チョコをデンゴへ。
ブルーベリーをズイハラへ差し出して]
ごめんね、ミナツちゃん。
アイス、もうなくなっちゃったみたいで
[苦笑いをし]
……ごめん
[小さく、繰り返した]
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