情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
箱前ね落ちしました。
珈琲の知識は自信ないです。
数学の問題はあってるはず。
自作なので…
A4位 B3位 C1位 D2位 E5位
理由
まず一番証言の中で登場数の多い2位が誰かを考える
A「私は5位でDは2位だ。」
B「私は3位でCは2位だ。」
C「私は2位でAは4位だ。」
D「私は2位でBは1位だ。」
もしBとCの証言にあるCが2位であるのを信じるとDが2位というのは嘘なのでAは5位になる
これだとDの証言が合わなくなる
E「私は5位でCは4位だ。」
Cが2位 Aが5位だとEの証言はどちらも嘘となる
しかし条件の中に半分本当で半分嘘と書いてあるのでこれだと当てはまらない
よってDが2位と考えるのが正解
Dが2位で他の人の証言をまとめると
B3位 A4位 となる
またAが4位であることを正しいと考えEの証言を考えるとEは5位になる
E 「私は5位でCは4位だ。」
Aは4位なのでCが4位というのは嘘
これでC以外はすべて順位が決まった
Cは残ってる順位の1位を当てはめると
A4位 B3位 C1位 D2位 E5位
となる
矛盾はないのでこれが正解
「この文の中には、1が6個、2が3個、3が2個、4が1個、5が1個、6が2個、7が1個、8が1個、9が1個ある」
こんな感じかな
虹。
虹は、綺麗だね。不安になるくらい綺麗だ。
私も、長い間見ていないよ。
[一片は独り言のように言ってから、続く言葉に頷き]
うん。じゃあ。
さようなら。
[また、と言う代わりにそう挨拶を返し――
小さく手を振って、奈緒が去っていくのを見送った。
その姿が見えなくなれば、時計を*見据え*]
[皺の中にぽつねんとあるような、老婆の眼は結城医師の笑みにそっと柔らかな眼差しを注ぐ。一回り以上、下手したら四半世紀以上も年の離れた相手に、医者としての――命を救うものとしての敬意を向けながら、同時に遠く離れた伴侶をも思い描き]
いいえェ、孫ならよかったんですがねェ……。
もォ、それこそ――はて、幾つだったかな、会えてないんですよう。
代わりにね。
この子がさっきから食べてみたいって。
[ンフフ、ともう一度くぐもるような笑いを零した。この子、と指したのは紛れもなく腕の中の。金色の化学繊維を静電気でふわりと浮きだたせたセルロイド。医師の内心にちらりとでも過ったことを知らず、心持、持ち上げた。]
ありゃ、先生、お昼ですか。
[ハムサンド、結城医師とを比べるように見]
先生、医者の不摂生てェ言葉……当てはまっちまいますよう。
人助けする大切な体なんだァ、大事にしないと。壊れっちまいますよォ。
[入った時と同じく、背中で扉が閉まるのを聞く]
それならやっぱり
見たかったなあ……
[不安は不安で押し流せるのか。それとも増幅させるだけなのか。試してみたかったと、歩き出したその表情は、俯きがちで少女自身にもわからない**]
[祖父母という存在に恵まれたことが無かった所為か、老人をみていると無条件に心がなごむ。けれど『患者』という面から見れば厄介な存在でもある。
免疫力の低い者が多く、風邪ひとつこじらせても命取りになる場合が多い、赤子にも同じだ。
人は歳を取れば取るほどに、庇護欲を駆り立てるかの如く、こんな風に可愛らしくなるのかもしれないとぼんやりと感じた。
その思いは、続く田中の言葉を受けてより、強くなった。]
こ、この子、が……、
そうですね、彼女なら、餡子よりはチョコの方が、似合うかも……、
[後者はぼそ、と、笑いを堪えて呟いた。
馬鹿にしたつもりなのではなく、『可愛いおばあちゃんだなあ』という思いからつい笑みが溢れてしまい]
[『不摂生』の響きを聞き取ると、困惑するよう眉根を下げた。無礼にも、少し痴呆が入っているのかとも感じていたけれど、意外としっかりしていると記憶し]
大丈夫ですよ、こう見えても僕、割と頑丈なんです。
壊したくても、中々壊れないんです。
[そのままレジへと歩みを進めて、傍らにあった小箱入りのチョコレートを手に取った。以前、口の中でとろけるように美味しいのだと、看護師が話していた小包装の四角いチョコだ。
サンドイッチと一緒に会計し、別に袋に入れて貰い。田中へそっと差し出した]
これ、美味しいらしいんで……、良かったらそのお嬢さんと、どうぞ。
[老婆の頬にはほんの僅か、色が差した。生白い皺の中に生じたそれは一目には見にくいものであったが、医師の笑みによって引きずり出されたものであるには明白だった。
口元を綻ばせて、人形持たない手を添える。揃えられた指先の、血の気のない白い爪先が薄い唇の半ばを隠した。]
そんなこと言っちまってると、今に倒れた時に笑われちまいますよぅ。
早いうちにお嫁さん捕まえて、毎日愛妻弁当作ってもらうのが一番さァ。
[そういってはまた、くすくすと女学生の笑う声のような――ただしそれよりも幾分か古びれた声音を震わせる。]
[レジに向かうその背に隠れるように、ねェと腕の中の人形と目を合わせていた老婆に、差し出されるのはビニル袋。と、その中の、小さな四角だった。]
――あんらァ……、
[小さな目を精一杯開き、その中身と医師とに視線を走らせた後、そっと手を伸ばした。]
こんな婆ちゃんたちに。
あらあらあら、あらァ……。いやァね、男前の先生ったら、やることも男前じゃあ
本当、うちの爺さんの立つ瀬がないよォ
[にこにこと何処か生娘のような恥じらいを頬に浮かべながら受け取った]
いつかお返しちまわなきゃァねェ、ふふ。ふふふ。
午後・3階、談話室
[昼下がり。低くなり始めた太陽はやわらかく温かな日差しを投げかける。
千夏乃はそわそわと落ち着かない。
もうすぐ、父と弟が見舞いにやってくる。]
まだかな。
[ノートを広げてはいるものの、そこには落書きばかり。]
[存在自体が愛らしい、と言っても過言ではない目前の老婆が、他の患者――主に歳を召した女性に多い――と同じ台詞を口にした。
またか、と感じる程度に耳にする言葉は此方を心から気遣ってのものなのだろうけれど、少しばかり表情を翳らせた。]
それが出来れば、ね……
田中さん、僕と結婚してくれます?
[勿論冗談なのだけれど。此処から見合いはどうだのと本気発展する場面が多い為の、回避策であったり。
少し屈んでチョコの入ったビニル袋を差し出すと、想像以上に喜ばれてしまい、恐縮してぽり、と頭を掻いた]
……旦那さんには内緒にしておいてくださいね。
お礼なんていいですよ、……じゃ、僕はこれで。
[『男前』などとおだてられてつい、ふざけた一言を付け加えてしまう。幾つになっても女性は女性なのだなあとぼんやり馳せつつ、田中に手を振って売店を後にした**]
[なんとなく空が見たくて、途中で珈琲を購入して屋上へ上がる。
少し肌寒さを感じるけれど、雨上がりの清々しい空気が心の洞を埋めてくれるようだった。]
ふふ、田中さん……、ほんと、いつも可愛いな。
[先程の遣り取りを思い出しつつ、サンドイッチを頬張る。レタスが水分を失って、余り美味しくは感じなかった。
無理やり一枚だけ口腔へ押し込み、残りをゴミ箱へと放る。
温かな珈琲を啜り、空を見上げる。
『空が綺麗な日だったら……
今度こそ、大丈夫な気が、するんです。』
昨日の柏木の言葉がループする。
気にはなっていたけれど、昨日の今日で正直、バツが悪い。また、怯えさせてしまうかもしれない。
どうしようか、思案しつつ柵の下――昨日時計を捨てた辺りへ視線を落とす。
壊れた時計はもう、無かった]
[優男と評したその顔に影が差すのを、老婆の眼が認めた。老婆の顔面に刻まれた皺は笑みの形に目元に、口元に集まる姿を崩さぬまま、その眼の色合いだけをわずかに変えた。]
おやまァ、死に掛けの婆さんでよけりゃ喜んで、ねェ。
男前に声かけられた なんて知られちまったら
おおこわ、嫉妬が怖いですよう。
[遊びのような言葉に返すのは同じような温度の、けれど頬の赤味は添えたまま。]
ありがとう、ありがとうねェ……
午後からもお勤めいってらっしゃい……
[手の中のビニル袋、手を振ればかさかさと鳴いた。その音を添えながら医師の背を見送り]
[なんとなく空が見たくて、途中で珈琲を購入して屋上へ上がる。
少し肌寒さを感じるけれど、雨上がりの清々しい空気が心の洞を埋めてくれるようだった。]
ふふ、田中さん……、ほんと、いつも可愛いな。
[先程の遣り取りを思い出しつつ、サンドイッチを頬張る。レタスが水分を失って、余り美味しくは感じなかった。
無理やり一枚だけ口腔へ押し込み、残りをゴミ箱へと放る。
温かな珈琲を啜り、空を見上げた。
『空が綺麗な日だったら……
今度こそ、大丈夫な気が、するんです。』
昨日の柏木の言葉がループする。
気にはなっていたけれど、昨日の今日で正直、バツが悪い。また、怯えさせてしまうかもしれない。
どうしようか、思案しつつ柵の下――昨日時計を捨てた辺りへ視線を落とす。
壊れた時計はもう、無かった。
清掃業者が回収したのだろう。そのまま暫し瞑目し**]
[それから。
緑茶に合うだろうものを見繕い、いくつかレジにおいて、また他のお菓子の大袋をカウンターに追加し。店員がいぶかしむような目を向けても、にこり、と皺を一層寄せた顔を見せていた。]
/*
Q どうして田中さんを口説いたんですか?
A かわいいから。一家に一台欲しいでしょ、田中さん。
Q ダイイングメッセージの内容が厨二のままですが?
A 死ぬ時までそのままにしておきます。
最後になにを願うか、現状ではわからないから。
Q 彼女いないんですか?
A 居たらもう少し、前向きになれると思うんですけど、ねえ…
[小さな、お菓子一つしか入っていないビニル袋を人形と同じように胸元に抱え、さまざまな菓子類――それこそチョコレートや和菓子など雑多に入っていた――のビニル袋を手から下げ、老婆はエレベーターに乗り込んだ。
彼女の最終目的地は、空が見えるところであった。けれど。]
あァ……、 あたしったら。
緑茶持っていこうと、持っていこうと思ってたってのに。
お菓子だけ持っていくつもりだったのかねえ馬鹿なことをしちまって。
あ、ちょい、ちょいと……止まっておくれよぅほら。
ほい止まった。よしよしいい子だ。降りるから動くんじゃないよォ。
[途中下車を選んだ老婆の姿は、3階に転がるように躍り出た。
談話室の緑茶を、買っていこうという魂胆だった。]
[頬杖をついて、テレビを観ているそぶりで。しかし、キャスターの声も、コメンテーターの声も、まったく頭に入ってこない。と、]
『チカノちゃん。お父さん来たよ』
[ステーションから若い看護師が顔を覗かせた。千夏乃は跳ねるように椅子から立ち上がり]
[肩まである髪を後ろに束ねた長身の父。モス・グリーンのジャケットとチョッキがよく似合う。
2週間前に会ったばかりなのに、もう懐かしく感じる。]
……おとうさんっ!
[千夏乃は駆けだして、父親に飛びついた。
モス・グリーンのジャケットから、懐かしい匂い。]
『良い子にしていた?チカノ。
お母さんが、残念がっていた。職場のひとが急病で、ピンチヒッターだったんだって。次のお休みには、必ず行くから、って。来週は私も同じ日にお休みだから、皆で居られるね』
[父は少し屈んで、娘の頭を撫でた。
千夏乃は良い子にしていたかな、と自問して、『概ねイエス』という結論を出し、頷いた。]
『…おねえちゃん、今日はげんき?どこもいたくない?』
[父の陰から、小さな弟が顔を覗かせる。彼が前に来た時はあまり調子が良くなくて、ずっと伏せっていたのだ。どうやらそれを覚えていて、気にしているらしい。]
ありがとう。今日は、元気だよ。
ハルちゃんも元気?
[答えて、今度は千夏乃が、少し屈んで弟の頭を撫でた。]
3階 談話室
[重くはないが嵩張りうるさく鳴る袋を談話室の一角、椅子の上に置くと、老婆は足を引きずりリズムのずれた歩行で自販機の緑茶を買い求めた。流石にすぐに動くことはせずに、袋の隣に仲良く腰を下ろす。
TVではどこかのアナウンサーが口早に若すぎた死を嘆いていた。その口上を眺める老婆の眼差しは焦点が微かにずれていた。
談話室内に知った顔があれば、もしくは話しかけられれば。いつもの老婆の顔を、皺にまみれた笑みを浮かべ、それこそいつも通りに会話するのだが。
午後のいまだ早い時間、そこにいる人物の把握までは老婆の思考は追いつかなかった**]
前日の3階・談話室
排水口…。
[ゴトウの提案に、ふと思案顔になった。]
出て行くお湯と、注ぐお湯の量が違ったら…傾きがかわる、のかな?うん、たぶん。
[しばらくぶつぶつとつぶやきながら考えて、それからぱっと顔を上げ]
出て行くお湯の方が多かったらいつかお湯はなくなるし、注ぐ方が多かったら、またあふれますね?
[千夏乃は楽しそうに、ころころと笑う。彼女の頭の中では、あふれるお湯がフルカラーのアニメーションで再生されているのだ。]
『本当に正しいってことが自分で示せる』
[ゴトウの言葉に、千夏乃は深くうなずいた。]
そう。グラフが描けないくらい、ずっと遠くの話でも、式があれば想像できる。ここにないものを、目にみえる形にしてくれる。そこが、すごいんです。
歌もね、同じなんです。
奥底に隠れてる人のこころを、形にしてくれる。だからわたし、数式と歌が大好き。
友達はみんな数学が好きじゃないから、チカノは変わってる、って、言うけど。
[唇をわずかにとがらせて]
……もっともっと、色んな知らなかったことを、知りたい。わかりたい。
もっともっと、隠れてるわたしを、知ってほしい。
そうしていつか大人になったとき、自分の力で何かあたらしいものを作り出せたら、見つけ出せたら……素敵だと思いませんか?
[千夏乃はまっすぐに、ゴトウの目を見つめた。]
昼過ぎ、3階・談話室
[いつもの通り自習セットとマグカップ、ひざ掛けを持って、千夏乃は談話室へと向かった。もちろん、羊の縫いぐるみは手放さない。
しかし今日は、勉強なんてできる気がしなかった。
夕方には父と弟がやって来る。それを思うと、気もそぞろになるというものだ。
そわそわしながらもノートと白湯を準備して、ひざ掛けを広げたとき。なにやらがさがさと響く音。]
[売店の袋をがさごそ鳴らしながら現れたのは、人形を抱いたお婆さん。
見舞い客、にしては、外を歩く服装ではない。
千夏乃は興味を覚え、羊を連れて自動販売機のそばに掛けた彼女に、近づいてみた。]
…こんにちは。お見舞いですか?
おや…………
[老婆は一度、ゆっくりとした瞬きをした。学生ほどの女の子が近づき、声をかけてきたのだ。そちらへ眼差しを、顔を向けると、口端を持ち上げた。]
んふふふ、お見舞いさんぐらい元気に見えるんなら嬉しいねェ
でも残念ながら、婆ちゃんは長ァく、ここにいる患者なのさ。
嬢ちゃんはァ――
[抱えた羊を、彼女が来た方向をたどり、広げられたノートを見]
お仲間さんかねェ……
可愛いお人形さん連れてる患者仲間ってやつかいね
―朝―
[起きて外を眺めると、青い空に虹が架かっているのが見えた。]
わあ、綺麗
[こんなにはっきりとした虹を見るのは初めてかもしれない。
私が見た虹は架かってるのか架かっていないのかよく分からないレベルで、申し訳程度に七色だった気がする。]
よーし、頑張るぞー
[昨日会ったおばあちゃんに沢山元気と勇気をもらった。
早く治して、またバレーボールを始めたい。]
[割れた文字盤、其処に生じた皹に、表面が剥げた部分に、細筆でそっと色を乗せていく。そうして乾かせば、瑕疵はほとんど目立たなくなった。
それからピンセットと接着剤とで、一つ一つ、砕けた硝子の欠片を嵌め合わせていく。パズルを解くかのように、少しずつ。
硝子は色で補うというわけにはいかず、そもそも失われてしまっていた欠片もあり、小さな穴や皹がはっきりと残る事になったが、ともあれ形にはなった]
……
[作業を終えた頃には、昼下がりになっていた。おやつどき程の時間だったが、特別菓子などを食べたい気分ではなく。男はキャンバスに向かった]
[男はキャンバスに色を乗せていった。
幾つも幾つも、いつものように極彩色に。
これもいつものように、目のない笑った人間を、白の絵の具で中央に描き――]
[――黒色で、塗り潰した]
[人型の内を埋めるわけでもなく。筆記具でそのの書き損じを葬るように、ぐしゃぐしゃと]
…… もう、 好きにはさせない。
消して、……
消えて、やる。
[その残骸たる黒を睨み付けるように見据え、呟いた。筆を水入れに付け、そのまま手を離す。筆は一度僅かに沈んでから其処に浮いた。筆先から滲み出す黒が、水の色彩を呑み込んでいき]
[そのキャンバスとイーゼルを中央に配置してから、男は窓際に寄った。珍しくカーテンを開き放していた、その窓をがらりといっぱいに開く。
吹き込んできたそよ風が、壁に貼られた絵の端をひらひらと揺らした。
それから、男は修理した時計を手に取った。ベッドのサイドテーブルに丁寧に畳んだハンカチと並べてそれを置き、一枚のメモを書いて脇に添えた]
[そのメモには、
――「誰か」に渡して下さい――
そう一文だけが書かれていて]
[その後、男は部屋を後にした]
[かつり。ぺたり。
松葉杖を伴う足音を響かせながら、男は廊下を歩いていった。そして、廊下の端、周囲に部屋もない行き止まりで、人通りの少ない場所で足を止め]
……、
[窓際に立ち、硝子の向こうに広がる空を、橙が混じりつつある、鮮やかな、綺麗な空を、*眺めた*]
午後:五階廊下
[ぼんやりとした僅かな時間を屋上で過ごした後、午後は入院患者の治療処置を行った。
前回よりも目に見えて回復している患者もいれば、治療自体が無意味なレベルまで進行している患者も存在する。常であればその結果に一喜一憂し、励ましの言葉を送るところであったけれど。
言葉はただ、機械的に音と成していくだけだった。
その後、5階のナースセンターへ足を運び、看護師へ担当患者の指示を行った。
散々思案した挙句、やはり柏木に声を掛けていこうと、531号室へ向かう途中、窓辺にて彼の姿を捉えた。]
[青と白と橙のグラデーション。柏木の描く絵よりも明度が暗いかもしれないけれど、何処か似ているその風景。その中心に佇む柏木の姿は翳りを帯びて、浮世離れした荘厳さが滲んでいる。
掛ける言葉を見失い、離れた位置から動けなかった**]
ー回想ー
何かを探し出すこと。
それは、楽しいこと。
数学と音楽...音楽の中にだって、数学は隠れているから。
そういうのを考えてみるのもいいと思うよ。
誰だってやれば、まだ世界で誰も見つけていないことも見つけられる。
それも、とってもすごいことでもあるんだと思うんだ。
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了