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じいさん、『ブラックキャット』をドラミの仲間呼ばわりかい。
まぁ、いいがな。
[その隠語に秘められた謎がみんな同じくイメージする共通のものか、
それともその個人個人によって違うものなのか。
さて、物語はどうなることだろう。]
大福に呼ばれたのかい。
じいさんを動かせるとは、大福も出世したものだな。
[そして最後の仕事だとのたまう情報屋をチラリ一瞥してから]
爺さん、半世紀前も最後っていってなかったかい?
[からかう口ぶりで。]
うちのどら美は優れたよいものだよ。わしはこの子を盗られたら生きていけんのう。
[応えるように三毛猫が頭を上げ、にゃあと鳴いた。
微かなモータ音が響く]
それで、『ブラックキャット』とは何なんじゃ。
わしは「あれ」が最近それに人とカネを割いているいることくらいしか知らんぞい。
男子たるもの、引退など生半可なことは軽々しく口にはせんぞ。恐らくな。
それに、おまえさんの生まれる前じゃろう? どこから聞いたんじゃ。
[そらっとぼけた]
なんなんじゃって、爺さん。
人と金を費やすようなモノだよ。
で、私が生まれる前にもう、引退宣言してたのかい。爺さん長生きじゃのう。
[とぼけたので、同じくとぼけつつ]
警察か。
もう、何年もおっかけてきたあいつは元気かの。
半世紀前はわしは30歳だからのう。働き盛りだから引退宣言などしておらん。
あのころは指先一本で国が動いたものだが……いやはや、今の時代は複雑でのう。
[ふとザクロを見て]
ブラックキャットを知っているかの?
[楽しそうな顔で問いかけた**]
いまのままだと4人開催。胸熱!
ならば人狼が一番エピ生存率は高いなぁ。
そこはまぁどうとでも。
そして、ジグとキャラ被ってるので口調変えよう。ちょっと若くしても平気よね。きっと。
今日は寝ます。親知らずを抜いたので痛い。
明日には収まるのかしら。
ふふ。夢見るだなんて。
女はみんな、綺麗なものが好きなのよ。
ダイヤ、真珠、黄金、なんでも欲しいの。
[ウミがまた茶菓子を要求している。
自分が最後の一枚を食べてしまったせいではないというのは間違いないだろう]
ネットワークキーならおじいさまの独壇場かしら。じゃあ、それだけじゃ物足りない――
ま。「あれ」呼ばわりなんてしたら怒られちゃう。
怒った顔、恐いのよ? 「あれ」。
[向けられた好々爺の笑みに、くすりと笑う。
明らかな三文芝居で怯えてみせた]
顔を合わせるのは久しぶりね、オーナー?
ラザロの件ではお世話になりました。おかげで久しぶりに楽しかったわあ。
[帽子を持ち上げるヂグに、今は冠詞を省略して呼びかけると、首を傾け笑ってみせる。
ターゲットの名に瞬きを繰り返した]
……ブラックキャット。
[ちらりとウミの抱く猫に視線をやる]
ふ、あはは、本気?
いいわ、それ。一泡吹かせるには、最適。
[持っていたカップをテーブルに置いて、堪えきれないと肩を揺らして笑う]
おじいさまの狙っている月も気になるけど……
ブラックキャット。
そういえば警察も狙っているって話よね。一国をひっくり返す力のあるものだって話だし。「あれ」がお金も人も惜しみなくつぎ込むくらいだから眉唾でもないのかも。
オーナーと縁の深いその人も、なにか掴んでいるかもね?
[ヂグの言葉ににじんだ色に、どうかしら? とまた首を傾げた]
[ゆるりとなめらかな動きで、三毛猫はウミの肩に収まる]
やれやれ。
『好きだから』で洗いざらい持ってかれた若造は泣いてたのう。
あまりにも可哀想だから、ツキハナを紹介してやったが、元気かのう。
[遠い目をして伝説の結婚詐欺師の名前を呟く]
しかし、女はそれくらい欲がある方がええのう。
その方がいい仕事が出来る。
……もうクッキーが無い、と?
大福だけ揃えておけばいいというのも考えものだのう。
[ウエイターに断られると、大げさに溜息をついてココアを注文した]
ふむ。「ブラックキャット」は警察も追っているのか。
それを横から奪い取るというのも、面白そうだ。
[届いたココアにはすぐに手をつけず、冷めるまでテーブルに放置]
ターゲットが決まれば、後は準備するのみだのう。
まずは──。
[かく乱情報を流すところから始まる罠を鼻歌のように楽しそうに呟き、いまどき珍しいガラケーを片手でぽちぽちと操作し、いずこかへとメールを送る]
細工はりゅうりゅう、しあげをごろうじろ。
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