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どうしようも何も。
オレ誕生日じゃないし……?
[あらぬ方向を見つめたまま肩をすくめる]
シーツでも掛けるかな。
[懐から羊羹と菊の花束を取り出すと、二人の傍にそっと置く。
驚いているようだが、悲しんでいる様子はあまり無い]
あら、そう。
[お供えを見るともなしに見て、もう一つの蝋燭も吹き消した]
死ぬのは怖い?
[聞き様によっては、笑っているように受け取れる語尾。
問い掛けるが早いか、レンの腕を取って引き寄せた]
そう、なら良かった。
[平気と答えるリウに頷いて、しばらくソラの方を、窓の方を眺めていたが。
そのうちに立ち上がり、自分も広間を出]
……。
[庭に来ると、二人と、もう二人の姿を遠目に確認して歩を止める]
あなたは死から逃げているの?
[囁くように問い掛けて、レンの腕を放す。
足音に振り返り、フユキの姿を認めると、横たわる2人を見せようと一歩下がった]
[リウの手本に目を丸くして関心の眼差。
その後に続く言葉に]
お姉ちゃんは手を離さないのね。
[呟いて、窓の外に目を向け、大人達に続いて外に出ました]
死から逃げる?
ううん。違うよ。オレは死なない……。
[なぜか確信を持ったように呟く]
オレが怖いのは、追ってくるものにつかまることだね。
[ソラに解かれた手を寒そうに抱え込んだ]
[横たわる二つの身体にゆっくりと近付いていく。近くまで来て、彼等を見下ろし。
獣に襲われたような、無残な――死体]
……死んで、いるのかい?
[誰に向けてともつかない、呟くような問い]
お母さん?まだ帰ってきてないよ。
遅いね。
[ソラに答えて、フユキの問いに重ねるように疑問を付け足しました]
誰かが死んでるの?お母さんじゃないよね?
[確かめるように死体に近づきました*]
……そう。
[レンの言葉を聞いては、俯きがちに、何か考えていたようだったが。やがて首を横に振ってその場から離れ。死体に近付こうとするルリには]
あまり見ない方がいい。
[とは言いながらも、直接止めようとはせず]
[ルリのつぶやきが聞こえると、小さく頷く]
だって、手を離したら、
なくなってしまう。
お人形さん……ぼろぼろ。
[二本の足で庭に降りる。
臭いを嗅ぐように、すん、と一つ鼻を*鳴らした*]
女将じゃないよ。
[リウの姿を確認し、ルリに答える]
鉄の匂いだね。
血の匂いはオレはかぎなれないな。
[肩をすくめていったん家の中に消える。
どこかからシーツをとってくると、死体にふわりと掛けた]
珍しいと思うのならそうだろうし。
珍しいと思わないのならそうでないだろうね。
[ソラの声に、曖昧に答え。一瞬、笑みともつかないものが男の口元に浮かんだが、儚いもので、それを見た者がいたかはわからない]
生きてる……か。
[シーツをかけられ、オブジェのようになった死体の傍らでぽつり。
オブジェではない証拠に、シーツにじわりと血がにじんでいる]
[死体をぼんやりと眺めています。
近くの木にとまっていたカラスが死体を見おろしています]
お母さんじゃない、多分。
[テレビを見ているような、現実味のなさを感じています。
ソラの呟きを耳にして、お母さんはどんな人だったんだろうと*考えています*]
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