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―廊下―
[土曜日ということもあってか普段より静かな学園を歩いていると図書室から見知った顔が見え]
やあ、櫻木さん
今日はいい本見つかった?
[人好きのしそうな笑顔で彼女に話しかける。
階段を降りきって隣に並ぶと彼女の歩調に合わせて歩きだす]
あ!
[犬を撫でていた手を止め、勢いよく立ち上がる]
……補修、すっかり忘れてたのね。
[呟いた後、慌てて荷物を詰め込み教科書も持っていないのに学校へと走り出した。
ベンチに虹色に塗られた絵を残して]
―学校前―
[校門から中を覗き込むとチラホラと帰路につく生徒達の姿が見える]
遅かったのね。
[どうしたものかとウロウロするが、どうしようも無いという結論しか出ない。しかし折角ここまで来たのだからと中に入ることに]
−廊下−
ん?
[名前を呼ばれれば、聞こえた方向へと視線を向ける。]
弓槻君。
ううん、まだ読んでいる本、読み切ってないのよ。
[隣に並んで歩く彼へそう答えた。]
あ、そうだ。
弓槻君は松柏駅、行くのかしら?
よかったら一緒にいかない?
あの駅、誰もいないじゃない。
一人だと不安になるのよ。
[弓槻が偽汽車の噂を知っているかは定かではないが、そう彼へ尋ね、返事を*待っている*]
そう。
おもしろい結末が待っているといいね。
[笑みを浮かべたまま彼女から、前へと視線を外す。
しかし彼女の問いかけに反応して彼女の方に向き直る。]
うん?
駅には、行く気ではあったけれど…今日は何かあるのかな?
うーん…まあ、多分目的は違うけど女の子一人で行くのは危なそうだね。
ふふ、喜んでエスコートさせていただこうかな。
[腹に手を当て軽く頭を下げて見せる**]
[職員室前の廊下で外を見ていると、教師である須藤が向かってくるのが視界の端で見えた]
やべ、モミジちゃんに言われたのに・・・。
[あわてて、須藤から遠ざかるように駆け出す]
ははっ!須藤・・・先生、またね!
―弓道場―
[バン――ッ
大きな音が弓道場を包む。周囲にいた数人の生徒からは、おお、と感嘆の声が。
そう、今しがた放たれた矢は、見事中心に近い位置に刺さったのだった。
だがその隣には、惜しくも的に当たらず、土に突き刺さった状態の矢があった。
寺崎はゆっくりと弓を下ろすと、こちらを見ている部員の方を振り返り口を開く。]
さて……。
さっきの君と、今の僕の動き。どこが違ったかな。
[直ぐに答えを言って教えるのではなく、相手が思考を巡らせるように指導するのが寺崎のやり方だった。相手に、腕の角度が悪かったのだと気付かせるため、次期主将の彼が手本を見せていたのである。
後輩の男子生徒―1本目の矢を放った部員―から、想定していた通りの回答を聞くと、寺崎はその部員の肩に手を置き、にっと笑って見せた。]
よーし。分かったならもう一度。
感覚は自分で掴むしかないからなっ。
[そう告げると後ろに下がり、成り行きを見守る事にした。]
[練習を重ねる間に、土曜の午後は過ぎて行く。
チャイムが鳴ったのを区切りに練習を止め、自前の弓を専用の袋に入れて片付ける。
高校指定のジャージに着替えてから、弓を左手に持ち、弓道場を後にした。
廊下を歩くと、土曜なのに制服姿の生徒が多い事に気付く。
普段は部活動の生徒しか居ないはずだし…。一瞬考え込んでしまったが、思い出した。]
…ああ、隣のクラスが補習だった。
それで人が多かったのか。
[行き交う生徒を見て自己解決。
部活を終えた今、学校には特に用事も無いし…と、教室の前を通り抜けて玄関へ向かう。]
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