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セイジ
[タカハルには笑顔しか向けなかった。
願うことすら愚かかもしれないが、
もし、叶うなら]
でももし、戻れるものなら…戻りたい…よね。
[仁と一緒にいた女の霊が語る“お代はいただくけれど”の意味は分からなかったが、願いは口にしてみた]
なんだかもういいや…。
[教室から出て廊下に寄りかかり座り込む。手持ちのカロリースティックを放り込むと、大きくため息を吐いた。]
皆どっかに居るとか、いないとか。出れるとか、出れないとか…。なんかもう疲れた。
[犬を傍に寄せて、静かになでようと。
しかし、当の犬はそれを振り払うように、何処かに行こうとした。]
おい、何処に行くんだ。
[何かに向かう犬に、仕方なく立ち上がりそれを追う形になる。]
散歩の時間にでもしたいのか。
お前は平和なやつだなぁ。
[此方の思うことなど露知らず、器用に階段を登っていく。]
やっぱ帰りたいなあ。
[矢張り足音は響いていた。
暗がりを手すりを用いて登っていく。]**
そういや13階段なんてものもあったな。
……うにっ。
もー、二人ともいちゃらぶだに。
[普段と変わらないような二人に、少しだけ、気分が落ち着いたような。
けれどそれも、女子トイレに入る所まで。
先程の理科室や階段と同じ様な、重苦しい空気。]
[自然に、喉が動く。
瞬間、風景が一変する。
逃げ出したい衝動が意識を駆け巡るけれど、足は縫い付けられたように。]
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