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欲か。
[魂腐れ落ちるほど、絶えきらぬ渇望。
学者と物狂いに見る根源は明解な其れ。]
… 彼は、何が欲しいのだろうね。
[自堕落に過ごす日々を送る男エリッキ。
助勢の依頼を即諾して懐へ手を入れた――]
[若者――
エリッキの意識は既に、深海に在る。
魔に堕ちて命落としたヘイノも見るだろう。
淡いましろの珊瑚の胞子が、
こぽり害意の泡とすれ違う。
降り注ぐ。
透ける羽虫のような死骸が、
こぽり悪意の泡に巻かれる。
砕け散る。
紺青のさらに深み、いろのない静寂の世界。]
[誰も助けには来ない。
光はない。音もない。
呼気を留めることも拒まれる。
身体のかたちを留めることも。
圧殺する意志。何も許さない。
―――ここに居てはならない。]
[逃れるすべなく、ひとり。
藻掻く者に気付きもせず顔前を横切る、
眼窩に膜のみを張った目のない深海魚。
波打つ長髪の如き海草に足を引かれて、
海
絶望したウミの魔性に触れて、
膿
人は『邪悪なドラウグ』を幻視する*]
…
何故なぜと、
知に長けたやつばらほど、搾りたがる。
[分け与えるは、何もかも惜しまず隔てなく。
海の指先は言葉を得てさえ、気泡に混ぜるのみ]
美しい行為なものかね。
[配られたものは…*]
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