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花水木。
[フユキとグリタの会話を聞き、同じように見上げる。
空へ伸びる枝は、眩暈を覚えそうになるほど遠く見えた。]
前に見たのはいつでしたか?
[歩いていくと、ビセとタカハルの姿が見えた。
昨晩の反応を思い出して、背を押されたように走り出す。]
おねーさん、おねーさん、おねーさん!
ここ!下!
足元!!
[ようやくビセの近くに辿り着くと、花水木の総包片が積もった個所でぴょんぴょん跳ねた。]
昨日、チョコありがとう!
[何を言ったらいいのかわからなくなっているが、とにかく必死。]
ふ、ふふふふふふふふ!!
恐れ入ったか中国四千年の秘術!
[霊魂のくせに、ぜぇはぁ言って肩で息をしている。
スリットいっぱいいっぱいまで大また開きで仁王立ち。]
敵に背中を向けるとはー!
ほ、歩幅が……
[ビセが歩き出すと、その後を追う。
さながら、動くものを追いかける*雛鳥。*]
置いていかないで、おねーさーーん……!
[必死の形相で追い掛けるも、ビセの背中は瞬く間に小さくなる。
心細さに辺りを見渡すと、遠くにドウゼン医師の姿があった。]
堂禅先生、昨日のお代忘れちゃいやよー!?
yoー…?
ょー……
[腹の音ほどの*やまびこ*]
先生。堂禅先生。
昨日のお料理美味しくなかったですか?
[テクテクと近寄って、足元をうろうろ。]
……ッ!
圧死は、いーやーー〜!
アタシまだ、ガモンのおやっさん遺してしねないです!
[踏まれそうになり腰を抜かす。
素っ頓狂な奇声を上げた。]
[床にへたりこんだまま、ハッと何か重大なことに気付いたような顔をした。]
あ、"圧死"と"アタシ"で少しだけ韻を踏みましたかアタシ!?
半端すぎて恥ずかしいネ!
[頭を抱えて、ああぁぁぁ!と唸っている。]
お腹すきました。
[ひょっこり立ち上がって、囲炉裏に近付く。]
熊鍋なくなっちゃったのネ?
[じーっと熱視線を向ける。
薪が爆ぜる音に、飛び上がった。]
うっひゃあ!!
驚かせちゃいけないよ!
[薪に抗議しているようだ。]
アタシもお茶下さいな。
[ビセを見上げ、両手を上空へ伸ばした。]
ぱっぱっぱやっぱ。
[両手を上げた恰好でハミング。]
いいですよ〜だ。
おにーさん、おにーさん、アタシにもお茶下さいな。
お礼に今度ワカメスープサービスしちゃうよ?
[グリタに向かって交渉。]
ネギさん、アナタ新人じゃないんだから、こんなにお客様お待たせしたらダメでしょう。
段取り大事ですよ。
[ちっちゃなお姑あらわる。]
それから、時間がずれ込みそうなときは前以てお知らせするのネ。
次からは気をつけて!
[ぐるるる、と腹を鳴らす器用な霊魂。]
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