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[メニューを眺めると見つけた『裏倉庫の春の思い出風ホットサンド』の名。
一体どんな思い出だろうと、ちらりとポルテを伺うように盗み見る。]
――…ケンカ番長?
でもさ、でも アンドロイドは?
本質がプログラムや電気信号で作られたアンドロイドでもそれは同じなのかな
[帽子を取ったレンの髪をぽふんと撫でながらぽつりと一言零す]
そうだったら…やっぱりアンドロイドと人間は変らないものに思えるよね
もしかしたらさ、一部の人間とか倫理委員会の人とかは怖いのかもしれないね。
自分のアンドロイドが自分に向けてくれる従順さが、単なる電気信号なのかそれとも…もっと深い感情なのか信じていいのかが怖いのかも
[ペケレの提案が耳にはいると 少しうつむいた顔をあげて]
はーい!ナオが一番にひきまーす
右から{1}番目に決めた!
これ当たったら今日はペケレさんの奢りとかですか?
[にこっと笑うとあみだを引く]
[再びメニューに視線を落とす。
飲み物、食べ物、どれも美味しい。穏やかな店。居心地の良い。誰も咎めない、何も区別しない店。
それなのに、倫理委員会は何故、此処に通う人を狙うのだろう。]
うん、そうだねハツネ。今日来れないひとは…。
[耳許で響く、問い掛けた言葉に返る答え。
セイジは昨日レンが紡いでいた言葉を思い出して繰り返す。]
また″来られるように″すればいいんだよね?
―…それ位は僕等でも、出来るだろうから。
[ぐるり、と。
セイジの方を、振り向く]
ねえ。
――いったいどんな理由、だと思う?
[抑揚のない音で、不意に聞いた。]
[拾ったネックレスは、モミジの物ではないかと語るナオに振り向き、]
そうなんだ。じゃあ何かの弾みで落としたのかな…?
[「でも落とすなんて不自然だよね?」と、首を傾げて]
あみだくじ? 懐かしいな…昔よくやってたけど。
でも僕等で何を決めるの?
[ペケレに呼ばれると素直に応じ、ひとつの数字を指差す。]
え? ごめん何の事か聞いてなかったんだけど…
[不意に問われた答え。
抑揚のない声のバクを、変わらぬ柔い視線で見つめ]
でも君は考えたこと、ある?
見えない真実ってどういう事があるか、を*
[掛ける言葉は問に問を重ねるもの。]
[睫毛を震わせて、一度目を閉じて]
だから。
その質問には、こう答えるよ。
[ゆるゆると瞼を開いて、セイジの瞳をじっと見て]
ねえ。セイジ。
――君たちは何を見たの?
−イヴの時間・カウンター−
>>4
あら、わらび餅ワッフルなんて久しぶりのオーダーだわ。
[カウンターに戻り、ペケレの注文を受ける。
なにやら疲れきった様子なので、何も言わずにわらび餅からつくりはじめる。
時間のかかるメニューなので、あまり人気がない]
>>8
今日は珍しいメニューが出る日ね。
[ここ数日珍しいメニューしか出ていない気もする。
裏倉庫の春の思い出ホットサンドをわらび餅を焼いている横で作り始める。
裏倉庫とは言うもののそのカビくさい状況を忠実に再現するわけではなく、自分の学校では裏倉庫の前にひまわりが植えられていたのだ。
そんな少しひっそりした空間にうっすらと香る、まだ咲きかけていないけど元気よく太陽に向かって咲いているひまわりをイメージしたホットサンド。
・・・・・・そんな思いをこめた結果、どうしても名前の印象が悪くなってしまった不人気メニューだった]
もう、私ヤンキーなんかやってません!
[少し頬を膨らませる]
>>18
あら、おみくじ?面白そうね。
[そう言って、ペケレの差し出した紙を一つ取ってみる]
>>20
あら、ありがと。
[セイジからネックレスを受け取る。]
モミジさんの?
[中をあけると、小さな機械部品が入っていた]
・・・・・・そう。きっと大切なものだったのね。
きっと、取りに来るから大事に保管しておかないとね。
・・・・・・
[ペンダントの中の機械を見つめる。
”もしかしたら、店の外だけじゃないのかも”
そんな予感が頭をよぎる。
この店の店員が次々と倫理委員会に囚われていっている。
もしこの店のお客がターゲットになるのであれば、その客の判断基準はそう。
倫理委員会も、この店に入り浸ること]
[実際に、ギンスイ君は倫理委員会側だった。
まだ終っていない。まだこの店のお客の中に、倫理委員会の人がいるのかもしれない。
なら、どうして?
この店で行われている事を、どうやって知ったの?
表情に出さないように、店全体を静かに見回す]
倫理委員会の正義?
そんなの知らないし、知りたくもないね。
[戸惑いは、幽かにも感じさせないバクへの返答。
まるで″関与″していないような口振りで。]
何を…見たかって?
[「僕の見た真実」。
正しくもあり、また侵略不可能の領域で物事を判断する。
それは当たり前の権利であり、時に暴力的でもある判断基準を、溜め息で受け止めて]
――大義名分と思い込みで作り上げた正義による、
……地獄だよ。
[微笑んだ。]
まだ注文してなかった。
[カウンター内に向き直り、メニューを見て、]
あ、マスター。イチゴと白桃のタルトと、コーヒー下さい。ミルクたっぷりで。
[注文する。]
美人に、わらうんだね。
[場違いな、言葉を、ぽつり、と落とす]
地獄の話。
誰かに話したいと思ったことはないの?
[言いながら、一歩踏み出す。
床が鳴る音すらしなかった。]
あとこれ。
何か役に立つかと思うので、使って下さい。
[そっと渡したのは、倫理委員会の内部情報が綴られた、紙の束。]
――毎日美味しいコーヒーと、お菓子を出して貰ったお礼? です。
あー、それもありかもね。
[まだだらっとした姿勢のまま
ナオの提案>>にはまんざらでもない様子で頷く。
長い休憩を経て口調と精神状態は普段に近くなった]
だけどお財布のこと考えたら
<<13>>00円くらいが限界だけどね。
では発表と行きますか。
[あみだくじーあみだくじーと歌いながら
線の上をなぞる]
美人?
…それは、ハツネやナオさんや、マスターや、そこのお姉さんに言う言葉じゃないのかな?
[しばし考え込むように]
君は他人の地獄の話を聞いて楽しいと思う?
[縮まる距離。気付かず]
僕等はね、まだ地獄の中に居るんだよ。
だけどね、僕等は僕等の考えを、押し付けたくは無いんだ。
それに此処は、楽しむ場所でしょう?
[マスターをちらりと見て]
あ、あと。
マスター、ひとつお願いがあるけど良いですか?
[コーヒーを啜り、一息吐く。]
今日だけは、閉店まで。この店に居ても良いですか?
[考え込むセイジに小首を傾げながら。
ゆらゆらと、歩を進める。]
……。どうかな。
でも、僕なら話したくないかな。と思った。
[そんなことを言いながら、近づいて、近づいて。
やがて、片側だけが手を伸ばしても、
届かないくらいの距離で、セイジに言う]
手を出して。
何故、君に?
[緩やかな歩みで近付くバクに、考えるようにまばたきを、ふたつ]
手、を?
[言われるまま、手を差し出した。
手のひらの端末は、抗議の電子文字が踊る。]
んじゃ、とりあえず結果発表〜。
[有言実行で結果だけは言っておくことにした]
[もしくじを引いているのなら
ポルテに[凶]
ナオには[凶]
セイジに[末小吉]
レンに[末凶]
そしてバクに[小吉]という結果が出ている]
一応一番運がよかった人に
1300円以内で何か奢ったりしちゃおうかなーとか
思ってたんだけど……
ひどいねこれ。
[セイジの質問>>57に答えるが、最後の一言は
まるで他人事のように言う。
制作時はやさぐれていたせいで
くじの内容がとんでもないことになっていた]
[差し出された手に、男も手を伸ばす]
僕は、今日は。
[少年の掌に小さな紙片を乗せる。
奇妙な動物がかかれた、古びた紙]
――君を護るよ。
[意味はなくても、君を護っているよ。と。誓う]
んー、じゃあ奢られるのは、バクくん…かぁ。
[少し羨ましそうに]
きっと今日で来られるのが最後だから、いっぱい食べたかったな…。
[ぽつりと呟き]
いっぱいって言っても1300円じゃ
食事と飲み物くらいじゃない?
……でも、どうして来られなさそうって思うのかな?
[シリアスな雰囲気しか感じ取ってなかったペケレは
話を聞いてないの丸出しでセイジにそう尋ねる]
――なんとなく。かな。
なんとなく、そうしたかったんだと思う。
[いつか、どこかで。
だれかに言われた言葉をかえす。]
良い夢、見れると良いね。
まあ、そうですよね。千三百円なら。
[ふむと頷き]
僕等で、止めるから。
此処に来られない人がもう、増えないように。
[ペケレの問いに、苦笑を漏らして]
そっか。
何となくそうしたかったのなら。
厚意は有り難く受け取ろうかな?
[戻る言葉。
輪になってくるくると巡り巡る]
――…ありがとう。
夢を食べる名を持つ君が言うのなら。
きっといい夢が見られると思うよ。
僕も。ハツネも。
よく分からないけど、
理解……じゃない。納得はした。うん。きっと男のナントカとかいう奴ね。
[納得はともかく確実に理解はしていない返事を
セイジへする。
そしてナオのツッコミ>>65には]
まあ、吉が入ってればそれなりに
いいってことで手を打つと。これで解決!
[あまりにも暴君に過ぎる回答。
そして――「イヴの時間」の閉店時間はもうすぐ]
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