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113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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[キイィ…
軋んだ音を立てて扉が開く。
びくりと肩を跳ねさせて振り返れば、そこにはニルスの姿があった>>71。
歌うような、場違いなくらいに丁寧な挨拶>>72が、彼の口から紡がれる]
…化け物じゃない。
[イェンニの体を背後に隠し、ニルスを睨む。…彼にとっては、予想された言動だっただろう。躊躇いもなくジャケットのポケットから細身のナイフを取り出し、刃を開いた。
――稲光に、体が竦むのを感じた]
(73) 2013/06/20(木) 15:48:02[クレストの部屋]
[汗が噴き出す。
こちらは丸腰で、向こうの手にはナイフ。
それでも――やるしか]
イェンニ、目を閉じてろ。
[一言。そう告げて。
タオルケットを剥がし、殺意を隠そうともしないニルスに投げる。
雨水を吸ったタオルケットが、ニルスの頭上に広がった]
(74) 2013/06/20(木) 15:53:57[クレストの部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 15:59:37
[果たして、ニルスはどう反応したか。
はね退けるにしろ、被るにしろ、足元に生まれた隙を見逃さず、男はニルスの足に飛びつく。
もつれ合うようにして2人は床を転がる。やがて、体格で勝る男がニルスに馬乗りになり、顔を一発、殴りつけた]
イェンニ、逃げろ!
[部屋の隅で震えているだろう彼女に向けて声をあげる。
――その一瞬、ニルスの手の中で光るナイフから、意識が逸れた]
(75) 2013/06/20(木) 19:16:18[クレストの部屋]
[案の定、返ってきたのは滑稽な言葉>>73。化け物は化け物で変わりないというのに、何が違うというのだろうか。
女を後ろに隠すユノラフを笑って見ていれば、何かを投げつけられる]
なん…ッ!?
[咄嗟に上げた腕でそれを被ることは防げたが、気を逸らされた次の瞬間には足に衝撃が走り床に転がっていた。
馬乗りになった彼が顔に一発の拳をぶつけ、じわり、頬に痛みが広がる。
少しの耳鳴りの中、逃げろと叫ぶユノラフの声で我にかえれば。
彼は女に声をかけ気が逸れている。今だ。
片手に構えたナイフの柄を強く握り、それを大きく振り翳して馬乗りになっているユノラフの肩へと力強く刺した]
(76) 2013/06/20(木) 20:24:36[クレストの部屋]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/20 20:54)
─クレストの部屋にて─
[この手はいつかわたしを裏切る手。
そうに違いない、嫌だ、と身を捩っていれば
耳元に掛かる優しい声>>63。
そうよ、私よ、この醜い姿も、人間の姿も、
悪魔と呼ばれても、全部、私なの。
否定しないで拒絶しないで全部
受け入
れ
て、]
(77) 2013/06/20(木) 20:55:49[クレストの部屋で篭城]
……あなた、 あたま おかしいわ
[こんな私の傍に居たいだなんて。
欲しいと望んだ言葉だけど、選ばれるはずがないと
信じて疑わない…は、思わずそう返す。
村一番のお人よしで、誰よりも優しい男。
きっと誰にでも同じ事を言うんじゃないかしら。
冷たい皮膚に、温かい唇が触れて、
そこにだけ熱が篭ったように。
もし、これが。
わたしのためにしてくれるのなら──]
(78) 2013/06/20(木) 20:56:14[クレストの部屋で篭城]
[その時、キィ、とドアが開いた>>71。
品のいい挨拶が、死刑宣告のようで、瞬く間に体は緊張する。]
……に、るす さ ──っ、
[>>72『化け物』と呼ばれ、…は思い出す。
いくらユノラフが聞こえの良い言葉を並べ立てても、
いくら人間と同じように過ごしても、
私は人間が忌むべき化け物なのだと。
コツコツ。
男の靴音が部屋に響き、嫌な音となって耳に届いた。]
(79) 2013/06/20(木) 20:57:50[クレストの部屋で篭城]
嫌、嫌、いや、こないで
[雷に光る銀は、ダグが持っていたそれよりも更に
殺すための機能を備えている。
あれを、目に、首に、胸に、腹に、全身に
突き立てられるのだろう。]
い や、こわい、いや、いやよ いやぁ……!!
[>>74ユノラフから目を閉じろと言われる前に、
…は硬く目を閉じ、全身を震わせながら、刃を拒む。
ニルスがどんな顔をしていたのかわからない。
嗤っていただろうか。呆れていただろうか。]
(80) 2013/06/20(木) 20:59:31[クレストの部屋で篭城]
[>>75その内、大きな物音が絶えず聞こえ出して
…はそろりと目を開ける。
見れば、ユノラフがニルスに馬乗りになっている。
この人は一体何をしているの?
………わたしをまもろうとしてくれているの?]
やだ、やめて おねがい、やめて
[また、あなたが怪我をしてしまう。
負う筈の無かった傷が、また増えてしまう。
>>75逃げろと言われても、どこへ逃げれば良いの?]
(81) 2013/06/20(木) 21:11:24[クレストの部屋で篭城]
[何もせず、ただ泣いて見ているだけの…は、
まるで何も出来ない子供のよう。]
ユノラフさ──!
[>>76振り上げられるナイフの切っ先が、
ユノラフの肩に刺さるのを、見た。]
あぁ あ いや、 やめて !!!
[真っ赤な血が肩からどろりと流れ出す。
ニルスはどうしただろうか、もう一振り、
二振りするようなら…は蹲るのを止めて
2人の所へ駆け寄っただろう]
(82) 2013/06/20(木) 21:14:11[クレストの部屋で篭城]
[ほんの一瞬。
ニルスから意識がそれた瞬間、左肩に走る衝撃>>76]
う、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……ッ!!
[熱い。アツイ。
床に倒れ込み、肩を押さえる。べたべたしたものが、とめどなく溢れ――
ニルスの手の中にある血塗れのナイフを見て、刺されたのだと悟る]
イェンニ、
[イェンニはどこにいる?
逃げたのか、立ちすくんでいるのか、まだ部屋の隅で震えているのか。視線を巡らせてその姿を探す]
(83) 2013/06/20(木) 21:18:59[クレストの部屋]
[>>83ユノラフが上げる声は痛ましい。
…そちらに駆け寄り、その身を寄せる]
ユノ、ラフさ……
や いや、 血が、
[傷口を手で塞いでもどくどくと流れ出す。
何か布をあてるべきだろうが、そこまで頭が回っていない。
名前を呼ばれても、…は顔をユノラフには見せられなかった。]
わたし、ここにいるわ、
[それでも、傍にいるとユノラフに告げる。
そのとき、背中はニルスに向けたまま]
(84) 2013/06/20(木) 21:45:50[クレストの部屋で篭城]
[イェンニの辛そうな声>>84が聞こえる。
ああ、まただ。また悲しませてしまった。泣かせてしまった]
…、は、…っ
[肩の傷に触れる、イェンニの手。
ここにいると、告げる声。
駄目だ。ここにいたらニルスに殺されてしまう。逃がさなければ。抱えて逃げなければ。
しかし、起きあがろうにも、刺された左肩が重く、頭の芯が痺れて思うように体が動かない]
(85) 2013/06/20(木) 21:58:24[クレストの部屋]
[一思いに刺したユノラフの肩からどろり、まるで蜂蜜のように血が垂れ流れるのを見つめる。泣き喚くばかりの女の声>>82が煩わしい。早く、黙らさねば。
ユノラフが床に倒れ込んだ隙に立ち上がる。女が駆け寄ってきたが気にせずに、一度はナイフを引き抜いた傷口とは別に、ぐり、切っ先を僅かに沈め抉って抜いた。
倒れているユノラフを静かに見下ろし、歪んだ笑みを見せれば視線は女へ]
…君は僕と同じだと思った。
独りで、何かの為に生きる事も出来ず、妬み、憎み、恨み…寂しい人間。
[ゆっくりと女のもとへと近付く。手には、ユノラフの血で塗れた銀のナイフ]
(86) 2013/06/20(木) 22:06:29[クレストの部屋]
[>>85苦しそうな息、傷口は熱く、どうしても血が止まらない。
起き上がろうとユノラフが動くが、この状態では起き上がることは難しいだろう。
それはつまり、逃げる事も難しいということで。
>>86ニルスの狙いはナッキである…なのだから、
ならばと…は、ここを動こうとはしない]
……わたし、は 独りよ、ずっと……。
[この人をなくせば、これからも。
>>86ニルスの言葉に、…は小さく返し、
一層近づく気配に身を硬くする。
怖い、でも、ここを退いたらそのナイフは、
ユノラフの肉を抉るだろうから]
(87) 2013/06/20(木) 22:38:31[クレストの部屋で篭城]
イェンニ、にげ…
[動こうとしないイェンニ>>87の背後に、血にまみれたナイフを携えたニルスが近づいてくるのが見える]
[ああ、どうしてこんな時に体が動かないんだ]
イェンニ。
[傷口を押さえる彼女の手に自分の右手を重ねる。
ひんやりとした、鱗に覆われた手を取り、引き寄せた]
独りじゃない。
イェンニは独りじゃない。
[倒れ込むイェンニの体を抱きしめる。急所を守るように、腕の位置を変えながら]
(88) 2013/06/20(木) 23:06:52[クレストの部屋]
[逃げようとはしない女と健気なユノラフの姿に、ほう、と感心する素振りを見せる。そして私はずっと独りだ、と言うその鱗に覆われた顔にずいっと顔を近付けると、ニルスの乱れた前髪が女の鼻先に触れるほどの距離になる]
…そうだ。君はずっと独りだ。
今までも、今も、これから先も。
[女を洗脳するかのような言葉。
それはまるで自身にも向けられているようで。
ニルスは腰を屈めたまま、女をユノラフの隣に突き飛ばし馬乗りになった。
そしてナイフを持っていない左の手で、女の細い手首を片方だけ床に押さえつける]
(89) 2013/06/20(木) 23:17:02[クレストの部屋]
……?
[ユノラフが去ってどれほど経ってからだろうか、部屋の前を歩く足音が聞こえた。
ユノラフ……ではない、だろう。イェンニとも考えにくい。
だとすると、今残っている可能性があるとすれば、ニルスのものか。
しかし、別に奇妙な事でもないと思って、その時は特に気には留めなかった。]
(90) 2013/06/20(木) 23:18:43[自室]
……ユノラフ!?
[それからどの程度後の事だろう、時間の感覚がないマティアスには正確な事は解らない。が、友の叫び声>>83が、雨音を裂くように響いたのを、確かに聞いた。
慌てて杖を持ち、部屋を飛び出す。自分に出来得る限りの速さで声のした方向へ急ぐ。]
おい、ユノラフ!何があった、聞こえたら返事しろォ!
[友と、友が愛したと言う彼女の無事を願いつつ呼びかけながら、音のする方へ。]
(91) 2013/06/20(木) 23:18:48[自室]
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/20 23:18)
君は、僕と同じだ…だからこそ腹が立つ…見たくもない自分の醜態を、曝されているようで…っ!!
[ぎしりと軋む骨の音。
その時のニルスの顔はどれほど険しかっただろうか。
それはどこか憂いを帯びているようにも見えただろうか。
彼は自分自身こそがこの世で一番醜い人間だと知っていた。
そして似たようなイェンニが、自分が手に入れられなかった愛や信じる心を享受しようとする姿が、羨ましくも憎かった。
やがて右手に構えていたナイフが振り翳され、押さえつけられていた女の手のひらにどすりと、まるで蝶の標本にされるかのように突き刺された。
致命傷ではない、その痛みと様子に女は、ユノラフはどんな声をあげるだろうか]
(92) 2013/06/20(木) 23:22:16[クレストの部屋]
[>>88動けないのに人の事ばかり気にするユノラフに、
…は嫌だと首を振る。]
ひとりはもういや、
[ぽたぽた落ちる涙は、黒い皮膚を濡らす。
そこに、ユノラフの大きな手が重なり、引き寄せられる。]
…っや、
[急に支えを失った体はそのままユノラフの
体に倒れこんだ。
慌てて起き上がろうとしても、
ユノラフの腕がそれを許さない。]
(93) 2013/06/20(木) 23:24:00[クレストの部屋で篭城]
[ニルスのナイフは、次はどこを刺すのだろうか。
探ろうとすれば、ニルスの冷たい声が>>89耳元に響く。
わたしは独り。
ずっと、これからも。
洗脳染みた言葉にぞくり、背筋に悪寒。]
…… ぁ ちが、 わた し、は
[独りじゃない、今は、でも。
それは束の間の事。
突き飛ばされ、気が付けば…の視界からユノラフが消えて変わりに暗い天井。
そして、腹に重みが加わる。
一瞬の出来事に何が起きたのか分からずにいれば
取られた片腕が床に磔にされる]
いや…… やめて、
[ニルスの顔と、ナイフが見えた。]
(94) 2013/06/20(木) 23:27:42[クレストの部屋で篭城]
[イェンニに告げる、ニルスの残酷な言葉>>89]
ちがう、独りじゃない
独りにさせない、俺が
[その言葉こそが、ニルスの不興を買っている>>92とは知る由も無く。
自分の隣に倒され、押さえつけられるイェンニに手を伸ばす。
しかし、その手が届くよりも先に、押さえつけられていた彼女の掌に、ナイフが>>92]
やめ ろ、
やめろ、やめろ
やめてくれ…!
[イェンニは叫び声を挙げただろうか。
頭の中がぐちゃぐちゃに、なる。それでもなお動かない己の体が憎い]
(95) 2013/06/20(木) 23:28:55[クレストの部屋]
[>>92浴びせられるのはニルスの感情。
そんなの知らない、私はあなたとは違う。
恐怖に支配された…は声に出せずに首を振るだけ]
ぃ、あ……
[化け物と言っても、少し力を加えられれば軋む程度の女の細腕。
ぎりぎりと掴まれた手首から痛みが伝わる。
ニルスが何を思ってそんな事を言っているのだろうか。
…には到底分かることではなく、]
──っぁああああああああああ!!
[右手に衝撃、何が起きたのか把握する前に鋭い痛覚。
悲鳴を上げて、身を捩れば刺さった刃が傷口を広げる。]
いや、痛い、やめて いや いやぁあああ……!!
[もがこうとしてももがけず、泣き喚く]
(96) 2013/06/20(木) 23:36:41[クレストの部屋で篭城]
[イェンニの悲痛な叫び>>96。
やめろ、やめろ、やめろ]
[頭の芯が冷える。
目の前が赤くなる]
イェンニ、イェンニ…!
[彼女を助け出そうと、もがけばもがくほど肩から血が噴出す。
しかしそれを気にする事もなく、男は残る力を振り絞り、もう一方の手を取ろうと腕を伸ばした]
(97) 2013/06/20(木) 23:47:28[クレストの部屋]
お……おい!? イェンニか!?
何だってんだよ……
[なるべく急いで向かうが、あとどの程度なのかの正確な距離も解らずマティアスはやきもきしていた。
そんな時、すぐ近くから叫び声>>96が聞こえる。]
おい、誰か!誰でも良い、何があったか説明しろ!!
[説明を受けたとて、それが正しいかどうかなどマティアスには解らないのだが。
修羅場を迎えている部屋へ飛び込み、そう叫んだだろう。]
(98) 2013/06/20(木) 23:50:24[自室]
[部屋の外から騒々しい足音>>91が聞こえ始めたのはこれぐらいの頃だろうか。
きっと悲鳴に気付いたマティアスが来たのだろう。
それでも気にせず、ニルスは冷静で狂気じみた殺意を女に向ける。
刺した手のひらからはナイフに付着していたユノラフの血と混ざり、はて、化け物からはどんな色の血が溢れるか。
懇願するような声>>94を聴き、虚しくも届かなかった男の手>>95を一瞥したらニルスはナイフを刺したまま、まだ薄っすらと人の色をした肌が覗く女の首に両の手をかけて、蝶を殺すように圧迫させた]
………るさい………うるさい、うるさい、煩いッ!!!!!!!!
[やめろ。
僕の前でそんな綺麗なものを見せるな。
ニルスは音も目の前の光景も全て掻き消すように、全ての力を込めて女の首を圧迫する。ぎりぎりと締められていく首、女の口からは苦しげな呼吸音が漏れる。
―――女が息絶えたのは、それからどれ程後のことだろうか]
(99) 2013/06/20(木) 23:50:47[クレストの部屋]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 23:52:45
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/20 23:58)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 00:01:12
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 00:06:55
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 00:07:09
[手の平の痛みにユノラフの声もマティアスの声も>>97>>98…には届かない。
…の手の平から流れるのは、人間と同じ赤い色。
ただ、温度は人のソレとは大分低いだろうか。
冷たいものは温かいものの温度を奪う。
…の血は、ユノラフの温かい血を静かに冷えさせた]
っ、ぐ ぁ は、
[>>99突然首に掛かる圧迫。
苦しい、苦しい、痛い、苦しい、息が出来ない。
湖の中でも、地上でも一度も感じたことの無い苦しみ。]
(100) 2013/06/21(金) 00:08:58[クレストの部屋で篭城]
[苦しい、苦しい、痛い、苦しい、息が出来ない。]
……ぁ、 っ 、
[酸素を求めるように、喘ぐ。
自由の左手は、ニルスの手の甲を引っかいて傷を作っただろう。
右手は標本の様に磔にされているが、
もがき過ぎて皮膚はずたずたに抉れてる。
感覚もどこかへ行ってしまった。
涙で滲む視界では、ニルスのどこか苦しそうな顔。
なんとなく、泣いているようにも見えた。
あなたも、くるしいの?
あなたも、ひとりはさみしいの?]
あ、 、
(101) 2013/06/21(金) 00:10:23[クレストの部屋で篭城]
[死の誘いは、もう出来ない。
首の骨を折るほどの力に抗うことが出来ず、
最後にニルスに伸ばした手は、ことりと落ちる。
落ちた手は、ユノラフの手に触れた>>97
ただそれだけが、今ある幸福の全てに感じて。
…は生きるのを諦めて、酸素が尽きるのを待ち、
心臓の鼓動が止まるのを待った。]
(102) 2013/06/21(金) 00:12:52[クレストの部屋で篭城]
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 00:22:24
[想い人を瞼の裏に描きながら、涙で濡れた瞳は閉じられた。
伸ばした左手はただ触れるだけ。
醜い化け物はもう動かない。
嵐が止んで太陽が顔を覗かせるのもそう遠くはないだろう。]
(103) 2013/06/21(金) 00:26:29[クレストの部屋で篭城]
[嵐が終わったら、村人が待ち望む祭の再開。
ユハンヌスは終わらない。
櫓はまだ湖にあるのだから。
さあ、火をつけましょう。
コッコの炎は高らかに天を指し、
水の悪魔は二度と現れることは無い*]
(104) 2013/06/21(金) 00:28:25[クレストの部屋で篭城]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 00:29:39
はァ!?
[マティアスの問いに答えたのは、ミハイルだった。
ニルスがイェンニを殺そうとしている事、そしてユノラフが怪我をしている事を端的に告げられる。]
(105) 2013/06/21(金) 00:31:38[自室]
[イェンニを助けなければ、と、思った。
ユノラフは、きっと、怪我をしていてそれが叶わないのであろうから、と。
けれど、自分には目がない。
もし止めようとして誰かを殴ったとして、それがニルスである確証を持つ事が出来ない。
下手に動いて、逆にイェンニを、あるいはユノラフを殺してしまったら?
どうすればいい。どうすれば、どうすれば、どうすれば―――
マティアスにはどうする事も出来ず、立ち尽くす他になかった。
小さく、謝罪の言葉を呟きながら。]
(106) 2013/06/21(金) 00:31:44[自室]
……あァ―――
[どれほど経っただろう。イェンニの声が聞こえなくなった頃だったろうか。
ミハイルの声が聞こえる。
自分に頼み事をする声が。]
…………ユノラフ。
イェンニはな――――――醜い姿になっても、お前を愛してたってよ。
[結局、死者の声を聞くくらいしか、自分には出来ない。何と無力な事だろう。
マティアスは唇を噛みながら、静かな声で、それだけを友人に告げた。]**
(107) 2013/06/21(金) 00:31:50[自室]
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 00:32:47
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/21 00:32)
[首を締めている途中、苦しげに動く彼女の左手がニルスの手の甲に傷を作る。それは彼女が生きた証を残すかのように。
やがて呼吸音も絶え絶えになってきた頃、不意に伸ばされたイェンニの手にびくりと肩を揺らす。
その時の顔が、まるであの優しかった母のようで。
ニルスはそれを拒絶するかのように、最後の力で首を一際強く締めた。
そして伸ばされた手はするりと落ち、皮肉にもあの時に届かなかったユノラフの手へと触れていた]
(108) 2013/06/21(金) 00:56:42[クレストの部屋]
はぁっ…はぁ、っ…。
[いつの間にか乱れていたニルスの呼吸も次第に落ち着き、ゆっくりと両の手がイェンニの首から離れていく。
その薄っすらと人肌の残る場所には、赤い、蝶のような締め痕。
周囲の音は何も聴こえない。
ノイズのような音だけが頭に響き、視界の端にある窓の外から極彩色がひらり、ひらりと舞ってきた。
それがニルスだけに見えるものかどうかは知らない。
その極彩色の翅を持つ者は、たった今死んで逝った彼女の心臓へと留まり、鼓動するように翅を動かせばやがてまた外へと飛んでいった]
(109) 2013/06/21(金) 00:58:03[クレストの部屋]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/21 00:58)
…僕は……また…
[飛んでいった極彩色を見送り、ぽつりと零れた言葉は最後まで言われず。
彼の脳裏に浮かぶは死んだ母の顔。
静かに頬を伝って流れた涙の粒は、黒い鱗に覆われたイェンニの頬へとそのまま落ちていった]
[窓の外ではやがて雷雨がおさまり始め、待ち望んでいた太陽が顔を覗かせ始める。
暫く呆然としていたニルスは、イェンニの上から退いて部屋を出て行った。
きっと近くに居たマティアスの肩にぶつかっても、何も言わずに行っただろう]
(110) 2013/06/21(金) 00:59:32[クレストの部屋]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/21 01:01)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 01:02:46
─少し前─
あ、ああ、あ…!
[イェンニの手を取ろうと伸ばした手は届かず、ただ、目の前で絞め殺されていく様を見るしかなかった]
イェンニ、
イェンニ!
――…死ぬな、死なないでくれ
[声を限りに、彼女の名を叫ぶが、届くことはなく]
――…あ、
[伸ばした手の中に、力を失ったイェンニの左手が、
……落ちた]
(111) 2013/06/21(金) 01:15:34[クレストの部屋]
(112) 2013/06/21(金) 01:16:12[クレストの部屋]
[ニルスが立ち去った後、ずるずると床を這い、彼女の亡骸にすがる。
そこにはもう、何の熱も音もない。
嫌だ、嫌だ。
まだ大切なことを、話せていないのに。
信じられない。信じたくない。
ふるふると首を振っていると、友の声が降ってくる>>107]
[彼から聞かされた言葉に、男は目を丸くして、悲しそうに微笑んだ]
…ありがとう、マティアス。
――…ありがとう、
(113) 2013/06/21(金) 01:30:36[クレストの部屋]
[ぼろぼろと、溢れ出す大粒の涙を気にもせず、彼女の言葉を告げてくれた友に礼を述べ]
ああ、イェンニ…
――俺も 愛している。
[もう、何も語らない唇に、自分のそれを重ねる。
いつしか雨は止んで、晴れ間が広がり始めていた**]
(114) 2013/06/21(金) 01:31:59[クレストの部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/21(金) 01:33:49
―自室―
[クレストの部屋から出た後、ふらふらとした足取りで自室へと戻った。
部屋から見える外の景色は明るく、まるで時間を夏至祭の日へと巻き戻したかのような快晴となっている]
…………。
[ベッドへと腰を下ろせば、ぎしりと音を立て沈む。
―――何もかもが終わった。
生きるか、死ぬかの、ゲームが。
たったそれだけの事なのに、この失望感は何だ。もうこの世界には失望しきっていたんじゃないのか]
(115) 2013/06/21(金) 02:25:27[自室]
[ニルスは最後まで気付けなかった。
自身がまだこの世界を、人間を、誰かが手を差し伸ばしてくれることを信じ、望んでいたことを。
そして、それを自らの手で振り払っていたことを]
[彼の頬に残る乾いた涙の痕が濡れることは、もう*無かった*]
(116) 2013/06/21(金) 02:25:59[自室]
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