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[侮蔑の視線を向ける赤毛の男に目を向けることもなく、女の股に顔を埋めようとしたとき、
薪を運ぶ男の一閃に、気狂いの男は、打たれたように大袈裟に転がって、やや、痛い痛い、と身を捩らせた。
されど、打った本人にはわかるだろう、本当は、それは掠めた程度で、元は軽業を業となした男は、それをひどく打たれたフリをしてごろごろと地面に転がってみたことを。
それからは、彼らとはやや距離をえた場所で、それから起こる出来事をにやにやと、だけど、表面上は仮面のような顔でみつめている。**]
[気狂いの男は、笑みを隠しながら、眼の前の凶行を見物していた。済ました顔や、猛々しい僧、自らが犯した学者の姿が無気力そうな男とやりとりするのもすべて、楽しげに。
赤毛の男や、何か喚きながら凶器を振り回してた男、彼らが、その命を消す様も、眼を爛々としてみている。舌なめずりちゅるりと。]
ほうほう、分配するのですか。美しい行為ですね。
[斧の男の言葉にはそう答えつつ、赤毛の男が海に浮かび、魔物と呼ばれる男。それらの肉が行った海を惜しそうにみやりながら、女の肉はぺろりと舐めた。]
おや?
[次にその視界に映るのは、
斧が一閃、僧の肩にくい込む場面。
そこから、きらめくように血が吹き出す。]
―…慣れていらっしゃる。
[人を殺める行為に、躊躇いが見えぬ者へ、それまでとは違う声色で、目を細めた。]
[血しぶきをあげる僧は、そのうちにどぅっと倒れる。]
ああ、海の肉、そして、ここにも新鮮な肉。
一つは酒につけておきたいものですな。
[そうつぶやきながらも、斧の男がエリッキたる男にかける声に首を傾げ…。]
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