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本気で、吊り描写がきつかった…
PL的には、最多弁のじゅんた。
村のムードメーカー的な彼を吊るのがホント辛くて。
でも、PC的な盛り上がりとして、
吊る場所ってそこぐらいしか今ないんですよね。
それぐらい、ジュンタとアンの繋がりが、
村の流れのキモになってたんだと思います。
だから、ジュンタには心からのお礼を。
そして、お疲れ様!
/*
ただ、目一杯頑張ってくれたジュンタの中の人には、
捉え方によっては最低な仕打ちかもしれない。
だから相当悩みました…
個人的には最大の賛辞のつもりです。
ですが、「このやろー!」という点もあるでしょう。
エピで、どんな言葉もきちりと聞かせて頂きます。
其の点についてはごめんなさい。
[天へと昇っていたはずの雪が]
…あ
[ゆっくりと再び、地へ降り積もり始める]
――。
[幾度目かの11月1日。]
ジュンタ……
[彼はどうなったのだろう、と。
"送信完了"の文字をぼんやり見つめ、思案する。]
[自分の指で彼の名を入力しておきながら。]
――。
[もしも、ジュンタが死者で。
彼が"還されて"いたとしたら。]
……。
[考えれば考える程に、落ち着かなくて。
そわそわと体を動かしては、]
[彼に電話をかけてみようか、と電話帳を開いたり。
彼の名を選び、かけようとして…閉じたり。
やがて、自責にも似た感情を感じながら、
ぐるりぐるりと同じ挙動を繰り返す]
[かちかちとせわしなく滑る指。
目的を達せずに、幾度も滑っては彷徨うだけ。
電話帳に在る彼の名を見る度に]
――。
[自分が送信した内容がリフレインし]
―、じゅ
[無意識に呟いていた名の切れ端に重ね]
っ
[きゅ、と唇を噛んだ]
[すぅ、と息を吸い、瞳を閉じる。
ぷるぷると小さく、体が震えていた。]
――。
[ゆっくりと瞳を開き]
…かける、から
[自分に言い聞かせる様に呟いて、コール]
――。
[通話、を押下すればやがて呼び出し音が鳴る。
あちらでも少し遅れて着信音が鳴るだろうか。]
[どれ位の長さの呼び出し音だったか。
それはとてつもなく長く感じられた。
出て欲しいけれど、出て欲しくない。
どちらであっても…彼に正直な自分を見せる事が。
いつも通り、会話する事が出来る自信は無かった。]
…あ!
[けれど。繋がった、とわかる、とつい声が漏れる。]
じゅ、
[ジュンタ。そう、名を呼ぼうとした所で]
……ミナツ、ちゃん?
[聴こえてきたのは、違う声で。]
[電話越し、何かを堪えるような小さな声が帰る。
相手は問い掛けた名で間違いない様で]
…あの、其処にジュンタ、居る?
………連絡、貰ってたんだけど…
[自分の記憶から逃げる様に。
とぼけた様な質問を。恐らくはミナツにとって。
酷くなるかもしれない可能性のあるものを、
投げる。]
[相手の嗚咽に乗り、伝わる事実。
其れが頭をぐらぐらと揺らし、携帯を落としそうになる。]
……あ、…あの…ぇ…ぅ……
[口から漏れるのは、子供の言い訳の様な。
しどろもどろの、言葉とは呼べない、音。]
……。
[ミナツの声。叫びの様な其れを黙って聞き、]
……ごめん、あたし…
ごめん、なさい……
[反射的に、ぽろりと言葉が口をつく]
[問われ、何も返せず、固まった]
ごめん、、本当に、ごめ
[応えるべき言葉が、うまく、出ない]
私、その…メールに…
[声は聞き取れないほどに、小さく]
[此方の言い訳の様な其れに、返る後輩の声。
それは、強く責める声ではなかったけれど。
…どんな言葉よりも、強く心を締め付けて]
――、あ、
[待って、とも云えず。
やがて声も何もしない、無機質な音が]
<ぷーっ、ぷーっ、ぷーっ……>
[鳴り響き、ミナツの声の代わり、となり]
――。
[それをただ、受け入れるように、
携帯を耳につけて、微動だにしない。]
[やがて、その音も止んでしまう。
自動的に携帯が状態をOFFにしたようだった。
完全に、あちらとは途切れてしまった。]
――。
[それでも携帯を握り締め。
まるで、向こうからの声を聞いている様に。
一つだけ、ゆるゆると首を縦に振ると]
――、
[静かに、頬を一筋の涙が流れた]
[頭を撫でられても、暫くは気付けない様に。
ただ、すぅ、と零れる涙に、
瞳は遠くを見つめて、いた。]
――、あ
[だが、不意に、お団子に触れる手に気付けば、
素っ頓狂な声と共にそちらへ視線を上げ]
…ズイハラ、さ
[涙声と共に。ぐしゃ、と顔を、歪めた]
[何も、見えていなかった。
見て居たのは、居なくなった人の気持ち、だけ。
何処か、居なくなった母に罪悪感があったのか。
…一番大切な残されたものの気持ちを…。
今になり、身に染みて痛感する。]
――、ズイ、は
[彼に包まれれば、強く、縋りついた。
側に誰も居なければ。こうする相手が居なければ。
ひょっとすると、一人、
発狂じみた状態になったかもしれない。]
ずい、っ…
[しかし、其の身に触れ。止まる。
呼んだ名が、途中で凍り。喉の奥へと、還る。]
――、…?
[恐る恐ると言う具合に顔をゆっくりあげ。
すがりついている、彼の顔を。]
…ズイハラさん、なん、で
[涙目のまま、見上げる。]
[まだ、此処に居る。
そう、云われれば何と返していいかわからない。]
―、っ、…っ、
[右左に、ゆっくりと首を振った]
なんで、
[そして、俯いたまま]
…なんで?…どうして?
[答えの出ぬ問い掛けを]
-回想・コンビニ-
[何故、どうして。]
――っ、
[繰り返し、溢れる思いは温もりを
感じられない彼の体に触れ、凍る。]
――、
[何故、彼で在ったのか。
何故、温もりを、感じ無いのか。
何故、彼はそんな言葉を紡ぐのか。]
[思いを堪えきればせず、涙となって流れ。
其れを隠すように俯き、黙り込む。]
[ズイハラは何か言葉を紡いだろうか。
其れに対し、答える余裕を持ちはしなかった。
塞ぎ込むように、両膝の間に顔を埋め。]
――。
[黙り込む。]
――。
[彼は自分に危害を加えたりするだろうか。
……それなりであれば、彼を恐れもするのだろうか。
…しかし、危害を加え、果てに殺されるとしても。
一度に抱えすぎ、麻痺気味の心は黙り込むだけ。]
……。
[その体勢のまま。時折、鼻を啜る音が響くか。
数時間の時を、コンビニの其の場所で過ごした。]
-回想・了-
[彼の微かな謝罪が聞こえた、か]
――、っ
[聞けば、
なんとか整理をつけられそうだった気持ちが
再び、揺れ、涙となり降り積もりそうになる。]
ズイハラ、さん、は…
[それでも、尚、言葉を紡ごうとする]
っ、
[問いかけようとして、言葉に詰まる。
手の甲で、ぐいっと瞳を拭い]
ズイハラ、さんは…
もう頭、の痛み、取れ…ましたか?
[一生懸命に下手糞な笑顔を作り]
御腹、すい、て……ませんか?
[ついで、たどたどしくも、問いを続け]
[そう返ると思っていなかったせいか]
え……あの…
[ひくっ、としゃくりあげ、挙動停止]
――。
[じ、と彼を見つめ]
…いいんですか?…それで。
[小さく、念を押すように問い掛けた]
[無理なのはわかるから、という彼の言葉を聞き]
――、
[暫し、考え込むが、ゆっくり立ち上がり]
うん、それじゃあ…
何処かで、パフェ……食べましょうか
[云えば、にこりと笑う]
[立ち上がる彼に、変わらず笑みを向けたまま]
……ズイハラさん、何処かオススメのお店…
[ありますか?…と、問おうとして]
――。
[彼を凝視。一転、訝しげな視線。]
[不思議そうにしている彼を見つめる。
訝しげな視線はやがて値踏みする様な其れになり]
……知らなそう、ですね
[ぼそりと失礼な事を呟く]
…駅前に、私のオススメのお店があるんです。
よかったらそこに、いきませんか?
[にこ、と問い掛けるも、思考の端。
其処に人が居ない可能性を奥底へと押しやり。]
[彼の情けない笑みに、あわせて笑う]
別に、オシャレ、とかじゃないんです。
ええと、駅前…というより、
ちょっとこっち寄りなんですけど。
"snow"っていう、喫茶店知りません?
[首を傾げ]
小奇麗だったりはしないんですけど、
落ち着く、良いお店なんです。
[口の前で、両手を組んだ]
[向かいの牛丼屋、と聞けばくすくす笑う]
そうそう、其処です、其処。
牛丼って……。
ちゃあんとバランス取れた食事、してます?
[コンビニを出る彼に続き、自分も外へ]
いいじゃないですか、
これから一緒に行くんですから
[彼の隣へ、寄り添う様に歩き。
空へと還り始める雪を見上げた。]
そんな事言って、思い出した時だけですよね?
[苦笑いの相手に、
何処か咎める様な言葉を紡ぐも]
今度、何か作ってあげましょうか?
[にこにこ笑いながら、"今度"と、
自分にも言い聞かせる様に。]
あ…
[彼の挙動を追う様に見遣れば
其処にデンゴやミナツを見るだろうか]
[云いづらそうにしながらも。
これから例の喫茶店へと行く旨を説明し。
行くという人は一緒に連れて行っただろう。
以下ないと云う人は、無理には連れてはいかない。]
…それじゃあ
[最後、ズイハラに視線を送り]
いきましょうか
[恐らくは先頭に立って、*歩き出した*]
/*
ここで、はんなり中身予想。
ミナツは多分、知ってる人です。
きっと、「椎」さんだと思うんですけど。
もし、そうなら日記を見てくれたのでしょうか。
ありがとうございます…。
-喫茶『snow』-
[お店の扉を両手で押し開く。
ちりちりと扉にかかったベルが鳴り響く。
店内からこちらに歓迎の声が掛かる事は無い。]
――。
[それでも特別気にする素振りは無く]
…いらっしゃいませー
[先に入れば振り返り、後に続く皆へ向け、
笑顔と挨拶をし店内へ招き入れる]
[子供特有の悪態をつく様子にはプロ精神を。
にこりと笑い、小さくお辞儀をし]
本日は私めが、
こちらで調理を担当させて頂きます。
上原、と申します。宜しく御願い致します。
[頭を上げれば]
ご注文は皆様、パフェでよろしいでしょうか?
[問い掛けるも]
ん?
[デンゴの声に、厨房へ視線を向ける]
[厨房の方へ視線を向けても誰も居はしない]
こぉら、デンゴ。
[デンゴに向き直り]
出たって、何が出たの。
何かの悪戯?
…驚かせようったってそうは行かないから。
[ふふふ、と不敵に笑い]
[注文を受ければぶつぶつと反芻する。
全員分の注文を聞き、]
承知致しました。
暫くお待ち下さいませ。
[ぺこりとぎこちのないお辞儀]
――。
[だが。
デンゴの必死な訴えに厨房をもう一度見る。]
――、デンゴ…
[ちょっと涙目]
そういうのやめてよ、もう…
[本気で少し怖がっている]
…うぅ
[恐る恐ると言う具合に厨房へと。]
…何か居るのかなぁ
[厨房の中に入り、デンゴの言葉を警戒する様に。
辺りをきょろきょろ見回した。]
[厨房の中、材料を見繕いながらも。
向こうから聞こえるデンゴの声にびくりと震える。]
……な、なんなの…
[なるべく其れについて考え無い様に。
考えれば考える程に厭な想像をしてしまうから。]
…大丈夫、大丈夫…
[ぶつぶつ呟きながら作業続行。
だが、『喋った!』と聴こえれば]
……
[そそくさと厨房から顔だけを出し、様子を窺う]
[びくぅ、と更に身を震わせた。
もやもやは何かを食しているらしい。]
…で、でんご…
[更に、恐る恐る]
今、その、さ。
もやもやはどの辺にいんの?
[デンゴが此方を見ている限り、
恐らく近くだろうか、と。びくびく。]
[指差される辺りを凝視。]
そ、そこね…
[荒れているらしい、もやもやに警戒。]
ここってお化けでるんだ…
そんなの知らなかった…
[ぶつぶつと一人ごち]
あ、うん
[手伝うと此方へ来るデンゴには頷き。]
[デンゴが此方へこれば少しは和らぐか。
ただ、子供にはそういうものが見えやすいという
類の噂話を思い出し、ちらちらと。
デンゴの視線を追ったり、コンロの辺りを見たり。]
――。
[警戒を解く事無く、材料を一通りそろえていく]
[揃えながらも冷蔵庫から顔を離し、]
デンゴ〜?
[思い出した様に]
テーブルに人数分のお冷と、
おしぼりを運んでくれるー?
[にこり、と笑い声をかける]
[ばんばんじーは、とデンゴが呟き]
―――。
[思わずコンロの辺りを凝視]
……
[しらーっと冷たい目線を流し]
…結構、抜けてる幽霊なのかな
[ぼそ、と勇敢な台詞を呟いた]
[ブルーベリーのヨーグルトを掬い、大きなグラスへ。
其処に砕いたビスケットを入れて行き…。
不意にデンゴの叫びが聞こえ]
ぶっ
[噴出した]
モヤった、って何…
[そちらを見て、小さく笑う]
気をつけなさいよー?
[声をかけながらも、悪い霊ではなさそうだ、と。]
[次いでグラスにグレープゼリーを入れる。]
ええ、っと
[更にアイスを乗せ、ブルーベリーを乗せ。
最後にポッキーを数本刺し、
ブルーベリーソースを垂らした。]
こんな、感じかな…
[記憶の中の其れを頼りに下手糞な
パフェの出来上がり。]
[次いで、チョコレートに取り掛かる。
表情は真剣そのもの。冷蔵庫から生クリームを出し、
グラスに少し注ぎ、コーンフレーク投入。]
んー…
[次は、と思案し、もう一度生クリームを被せる。
其処に切ったバナナをぽいぽいと放り。
アイスをぽこ、ぽこ、と掬っては乗せる。]
うん…
[ここまでは良く見るパフェに酷似。]
あとは、と
[其処にチョコレートソースをうにうにと。
たっぷりたらしてはその上に生クリーム。
そして、再度、チョコレートソースを味付け的に。]
ふふふ
[段々それっぽくなってきたぞ、と不敵に笑う]
あとは、
[そこに、ウェハースチョコを刺し。
ミカンやパイナップルの果物を乗せて]
おっけー!
[わあ、と笑顔]
[お冷とおしぼりを運び終え、戻るデンゴに]
ありがと
[小さく声をかけ]
えーと
[次の注文にとりかかろうとするも]
…え
[デンゴの大声にびくりと震え]
あああ
[ポッキーが折れているのを、見た]
デンゴ…
[ゆらぁり立ち上がり]
デンゴっ!!
[大声]
あんたの分も作ってるのに、
つまみ食いなんてどういうこと!!
[大声に振り返れば、デンゴが折ったものだと
勘違いして、わああ、と叱りつける]
[腰に両手を添え、仁王立ち]
――。
[物言わぬまま、言い訳をするデンゴを見る]
…デンゴ。
[小さく名を呼ぶも]
お姉ちゃんね、
悪い事をしてもちゃあんと反省するなら良いの。
でも、嘘つくのは許せないよ。
[幽霊、などとい可能性を否定したい面もあるか。
デンゴがやったと決め付ける様な声]
減ってるったって、あんた。
お姉ちゃんが後ろ向いてる間に食べたんでしょ!
[わぁ、と叱りつける]
……
[ちら、と減っている箇所を見て。
お化けを一瞬、思案するも振り払い]
…嘘は駄目。
[嘘で在って欲しいというような呟き]
[回り込むデンゴを凝視。
そして、指差す先の箱へ視線を移し…]
…ほんと、嘘ばっかり言ってると…
[減ってた。]
………。
[しかも、進行形で。]
……。
[思わず黙り込み、ゆっくりと。
お盆に、出来た分だけの二つのパフェを乗せ。]
――。
[言葉では言い表せない表情で
厨房を出て、ズイハラ達の下へ]
お、お待たせ…しました…
[空ろな目でパフェをことり、ことり。
二つだけテーブルに置く。
勿論、ミナツの分と自分の分は未だ作って無い。]
……。
[黙り込んだまま、側の空いている席に座り]
……お化けです。
[ぼそ、と俯き、呟いた]
変な世界、ですよね…
[しみじみ呟いた]
お化けが居るのに…
死者がいて、其れを還せ、だなんて
[俯く顔はいつしか真剣になっているだろうか。
刻限までそう無い事を、パフェを作りながら。
ちらりと視界に入った時計で感じていた。]
[二つのうち、チョコをデンゴへ。
ブルーベリーをズイハラへ差し出して]
ごめんね、ミナツちゃん。
アイス、もうなくなっちゃったみたいで
[苦笑いをし]
……ごめん
[小さく、繰り返した]
[厨房へ向かうデンゴの後は追わず。
やがて聴こえてくる、"誰か"の声にも]
……ん
[矢張り、少し怖いのか動き出しはしない]
…参上?
[なんだろう?と首をかしげ、座る面々を見るか]
[だが、厨房へと向かうミナツを目で追う。]
――、
[彼女が、"ジュンタ"と零せば]
…ジュンタ。
[同じ様に、名を繰り返し。
ちらと、ズイハラを見遣り、そのまま俯いた。]
[はっきりと其れがジュンタである、と。
店内に居る物のほとんどがそれぞれに口にする。
其れを無表情に聞き入れ、俯いては]
……
[ぼんやりと窓の外へ視線を送る]
[還る雪を見つめている。
其処にかかるズイハラの声。]
…ええ、もうすぐ。
[相槌を打つも、彼の方は見ず。
視線は変わらず、窓の外へと向いている。]
[見えぬ者に対し、返す言葉は無い。
もしも見えたのならイマリは何と言うか。
ただ、"ジュンタ"であろう者が残した痕跡に]
ズイハラ、さん
[意を決した様に、ズイハラの名を呼ぶ]
[彼の姿に声は少し、詰まるか。
それでも彼の微笑みに合わせる様にして笑い]
……ありがとう
[なんとか、声を絞り出す]
ミナツ、デンゴ。
[凛とした声で二人の名を呼ぶ。
其処にマシロも居れば、最後にきっと呼んだ]
……御願い
[彼らの方は見ず。御願い、という声と共に。
テーブルの下、携帯を操作する。]
[それ以上、言葉を紡げば涙になりそうで。
本音をいえば、黙って見送りたかった。
けれど、]
楽しかった…
嬉しかったし、暖かかった。
[肌の触れる温もりを感じられはしなかった彼へ]
ありがとう
[薄く涙を浮かべ、伝える]
[
黙って居たかったのは。
……声を出せば、涙になりそうだったから。
黙って居たかったのは。
……せめて笑顔で、送り出したかったから。
彼の指が髪に触れ、額に触れたか触れぬか]
……っ
[顔は涙で、ぐしゃりと歪む]
ズイハラ、さ
[薄れる姿に居てもたっても居られず、名を呼ぶも。
ぐしゃぐしゃの顔に気付き、無理矢理笑顔を作ろうと。]
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