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[窓から飛ぶなど、自殺行為だとわかっては居るけれど。
――あの拳銃ではよっぽど当たり所が悪くないと、死ねないだろうし。
だとすれば、捕まって、何か余計なことを喋る前に、列車を降りるしか、ない。そう思ったから]
[ああでもたぶんこれは。この行動は。
多分自分は、逃げ出してしまったのだろう、と。
これで約束も何もかも、駄目になってしまうのだと。そう思ったら、涙が出そうで]
>>+3
[けれど、思っていた終わりではなくて……]
……あなたを友とした覚えは無いのですが、オラヴィ卿。
[何が起きたのか把握するには少し頭が混乱しているが、暖炉の前に座らされるころには、ようやく、合点がいった。同時に。泣く前でよかった、とも、思った]
[>>*0声が、聞こえた気がした。
差し迫っていて、かえって変なこと言ってしまったのだろうか。
弁解しようにも、今は無理で。ひとりで苦笑して肩を落とした]
/*
お疲れ様ですオラヴィ。いや、本気で胃に穴が空きそうな時間だった。間に合わないかと思いましたよ(ぐったり
昨日はお相手有り難うございました。今のは、全然、死ぬ気が無かったので(酷い)大丈夫です。
いや、落ちてごろごろしているところ助けられるのかなとか思っていただけなんです。紛らわしくて、すみません。
>>+9
友は友を利用しようとしたりしません。
[ぷい、とそっぽうを向きつつ。でも渡された紅茶は飲む]
どうせ、これであなたの希望もぱーです。ワタシは、言うとおりもう蚊帳の外ですからね。お宝は諦めました。
[多めのブランデー 慣れない味に顔を顰めつつも、やっぱり飲む、ぶつぶつ文句を言いながら]
/*
了解ですよ、同意です>エピまでとっておく。
あ、そうだ。一応メモにて★レイヨ感謝! とお伝えしてもらっても……大丈夫かな、霊能者さん。レイヨの人がすごく心配性な気がしてるので、念のため。
>>+14
えーえーそうでしょうとも。どうせワタシは物の分別つかない子供ですよ。
[カップに砂糖を落とされる。菓子を勧められる。そのたびに、ふてくされた表情を強めて]
ワタシの存在……それほどアナスターシェが必要ですか。どうして。
[ふくれ面の中、幾分か険をあらわにして、問う。サービスだというスピーカーの音を盗み聞きしながら]
>>+16
[事もない、などと苦笑されれば、ぶすくれたが]
良いんです、どうせ、どんなに背伸びをしても、子供は子供、でしょう。わかってます。
[続けられた言葉がどうにも慰められているように聞こえてしまって、わずかに語気を弱めて、返す]
知りません。というより、聞いたこともない。
[返される疑問符に、つい、答えてしまうのはアルコールのせいか。閣下の行にはどうせ偽物でしょう、と、カップの中身に向かって答えた]
変装の達人なんて、ごろごろ居るでしょうし、ね。
[飲み干したカップをテーブルに置くと、ひとりがけのソファの上、足を上げて膝を抱える。自分の身体を抱くようにしながら、右手で、腕の兎を撫でつつ]
ねえ、本当に、「アナスターシェ」が居ないと、手に入らないんですか……あの秘宝は。
[独り言じみた口調は、次第にゆっくりとして]
教えてください、なんで、彼女が必要なのか……
[すう、と語尾が消える。残るのは、幽かな寝息か*]
★
[ああこれは夢か、と、すぐにわかった。だってそのときの自分は小さな兎で(夢の中でだって小さいのか!)、でも本当の自分は兎ではないのだとわかっていたから。
兎はいつも森をひとりで歩いているのだけれど、そんな自分に黒葡萄の実を落としてくれるのが黒葡萄の木だ(あたりまえじゃないか)]
★
[そのとき兎は黒葡萄の木を見上げて、いつも実を落としてくれて有り難うと言おうとしていたのだけれど、どうにも上手にしゃべれなかった(兎だしね)
途方に暮れていると、ひとりの人間がやってきて――]
『あなたの言葉を伝えてあげましょう』
[と言った。右手に星、左手に香の葉、頭に白い霞を被った、占い師の女のひと。兎は喜んで、黒葡萄にお礼を伝えてくれるように頼んだのだった(でもどうやって?)]
★
ありがとう、あなたにも、感謝します。
[黒葡萄にお礼が届いて、兎は酷く喜んだ。占い師を見上げて、そう言った。やっぱり兎だから話せなかったのだけれど。じっとその人を見上げて、感謝を伝えようとしたのだった]
(伝わるかな)
[兎は欠片も不安に思わずにいたのだが、突然ずしり、と足音がしたので慌てて後ろを振り返った――]
――っ 白くま!
[ぱちり、と目を覚ます。と目の前に白の毛がもさもさしていて慌てて飛び起きた]
……。
[あれ、と。声は出なかったけれど。ぱちくりと数度瞬きする。
生きた白熊ではなく、白熊の敷物に埋もれて寝ていたらしい。どうやらソファから落ちたのか。ずるりと身体から落ちる布団に、また、瞬きした]
[それから、なんでだか、ピロシキの入った包みを抱いていることに気づいて]
妙に温かかったのは、これのせいですか。
[落ちたときに、下に敷かなかったのは僥倖。なんとなく、自分がほんのり総菜臭い気もしたけれど、ぱくりとそれにかじりついて。すっかり冷めたそれを味わった]
/*
イェンニに、伝えてくれて有り難うと言いたかったので……中発言でない方法を考えたら長くなりました。お手数おかけしました、有り難うございます。
/*
ウルスラ、起きて起きて(ゆさゆさ
……。
とりあえず、昨日の貨物列車特別室の内装を読み直していて、ソファは無いなとか思いましたごめんなさい。ついでに、白熊敷き皮と椅子の位置とかもうおかしいしいっそ「飛び落ちた」ことにしてください。あとピロシキは総菜パンではありませんが、油臭いのは嫌だったので総菜臭にしましたピロシキごめん。
[閣下だとか、白い鷹だとか、秘宝を持ってこいだとか奪われただとか、硝子の割れる音だとか。名を呼ぶ男の声だとか、思いの外暢気な声だとか、あるいは知った声だったり、知らなかったり]
……ステレオ音源だったらもうちょっと様子がわかるでしょうに。
[盗み聞きするそれに、ぽそりと漏らして。まあ十分「騒ぎになっている」のはわかったけれども]
>>+26
……確かに。
[聞こえた声、言い得て妙だが、頷かざるを得ない。ただステレオであれば、人の位置も自分ならわかるのに、と、思ったまま口をつぐんで。
片手を上げる様に、やっぱりどうしても憮然としたものになってしまうのだが、それでもお早うございます、と、ほんの、わずかな会釈]
……まあ、ロマノフの秘宝は――
それはそれでオイシかったですけどね。
[同じく、スピーカーからの声に、半眼になって、こぼす]
[伝説の代物だ、姿さえ知れないから、追う価値もある。よみがえる言葉に、ゆるりと首を振った]
賭けだとか取引だとか、好きですね、卿は。
[退屈を紛らわすだけの言葉なのは、声の響きでわかる。苦笑して、わずかに首を傾げて]
いいですが、賭けるのは、なに?
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