59 アポトーシス-雪解けの合図-
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墓守 ユージーン
…… 最後に拝見したお顔は…、
おきれいなままでしたんで。
［じ。と、メイの顔をみたまま、緩やかに瞬く。］
この目でも、
見間違いやしねえとは──
……、思いますがね。
［そう、ぼそぼそと、低い声で、男は質問に答えた**。］
【独】 墓守 ユージーン
/*
コーネリアス：
教会のぼっちゃん。雇い主の息子さん。
ハーヴェイ吊った立役者のようだ。
ステラ：
そのぼっちゃんと縁のある修道女。
デボラ：
ヒューバートの母親。血の繋がりはなし。
爺さんと息子の墓穴を掘った。
ヒューバート：
仕立て屋の旦那。
キャロル：
ヒューバートの娘？
ハーヴェイ：
キャロルの旦那？ ここら曖昧。
メイ；
ハーヴェイに殺されてる娘さん。
ギルバート：
流れの旦那。
【赤】 墓守 ユージーン
……、
ランタンの明かりが道を行って
はら。
はら…、って。
雪が、降っていましたかね……。
［あれは、いつのことでしたっけ。と、
男は、独語するように云う。］
【赤】 墓守 ユージーン
…そうでした。
おちびさんのところから、
…おかえりになった…、陽さんの肩にも…、
白が、ちらついてましたっけね。
［食餌について、淡々と語る声に男は首を捻る。］
ねェ…でも。
【赤】 墓守 ユージーン
美味いもの。
喰ってきたなら、
もっと。
… 嬉しい顔、できるもんじゃァ、ないですか。
［淡々とした声に、男はやはり淡々と返す。］
【赤】 墓守 ユージーン
［けれど、最後には、視線は陽へ戻され］
…自分の死に様だけは…、
はっきり、思い出せねえみたいです。
［困っている、とも、なんの感慨も伺いづらい声で、
わからない。と、男は答えた。］
…案外。どっかで…、
雨ざらしになってますかね？
【赤】 墓守 ユージーン
結構…、殺しが…… 始まってからも…、
… 生きて… でも…たしか、…は…
［空中を見て、ぶつぶつと口の中で思考を呟き］
…、ああ。
［はた。と、聞こえた呟きに声を止めた。］
墓守 ユージーン
…あ。
［分厚い唇をもごもごと動かし、
何事か言いかけるも、］
──、…
…、いいえ。なんでもねえです。
［途中でハーヴェイからかかる声に、
男は、かける言葉を譲るように、
遠慮がちに顎を引いて、口を鎖した。］
【独】 墓守 ユージーン
/*
ヒューさんのとこ、キャロルが娘さんなんか
メイが娘さんなんか、どっちでしょう。
メイさんでいいんですかね。
読み取り むずかｓ
怖くて触れられない、チキンです。
墓守 ユージーン
─集会場、テーブルのある広間─
………
［悲鳴が上がって。そうして、椅子が倒れ
テーブルの上に染みのように珈琲がひろがる。］
……、…
［びく、と肩を揺らした男は、
固まった青年を伺うように──目を向けて］
墓守 ユージーン
［台所から、布巾をそっと摘んできた男は、
悲鳴を上げたキャロルと、黒い珈琲と
固まっているハーヴェイの手を順繰りに見て］
書生さん…。
それ。
［布巾を珈琲の上にかぶせると］
あんたさん
…手ェ、お熱く…、ないですか。
［──湯気をくゆらせている珈琲を見下ろして、
ぽつりと尋ねた。］
【赤】 墓守 ユージーン
──狩が。
［名前が示すように陰気な男は、影の様に青年の側に立ち、囁くようにぼそり、と声を発する。］
…楽しいって奴もいるでしょう。
邪魔者が消えれば…、嬉しい奴もいます。
美味いものを食えば。
… 自然と、顔がほころぶこともある…
【赤】 墓守 ユージーン
［男の前髪の影になりがちな目は、
青年の視線を追うように、
順繰りに銀色の髪の男と、
踊り子の女と、── 年下の少女を見て］
【赤】 墓守 ユージーン
［背後に立つ男は影の様でも、
青年の影と同じようには震えない。］
… その震えてるんも…、
誰を喰うか、
"あんときも"
──"悩んで"いるようにお見受けしたのも…
【独】 墓守 ユージーン
/*
９＞７＞５＞３＞EP
明日まではまあ両生存でも大丈夫。
そのあとは…連吊りがいいんでしょうか。
表みつつ、悩んでおきましょう。
明日狼ＣＯするかも悩みどころですか。
してもいいかな、くらいで。
【独】 墓守 ユージーン
/*
娘、キャロルさんで確定、と。
ハヴェさんが拾うようなので、
旦那さんがハーヴェイさん。と。
ステラさんとコーネさん周りに、
おれは軽く入りこみましょうか。
ギルさんとメイさんの取り込みに、
わりに悩むトコですけど、
ちょっと長く残ってもらった方がいいかな。
メイさんあたりは、返事とか、うごき待ちで。
墓守 ユージーン
…おれも…、"ぼっちゃん"と、
…同じように、思いますね。
［たましい。と、男は、単語をゆっくり口にして］
さあ。まぼろしといえば。
…まぼろしなのかもしれません。
ある。と思えば、そこにある。
けど、
ない。と、思えば──…、…
［と。そこまで云うと、自分の手元に視線を向けて］
墓守 ユージーン
… … …
［男は、最後までその先を続けず］
……まあ。布巾、洗ってきますよ。
［くるりと踵を返すと、あるいは洗わなくてもいいかもしれないものを洗いに、厨房の方へ足を向けた。］
墓守 ユージーン
［ちらとヒューバートを振り返り］
"奇跡"って奴は、
… …あまり、長続きしませんで。
心残りを叶えたいンでしたら…
早めに──…、
… 動かれたが、いいかもしれません。
［独語のようにそういうと、男は厨房の奥へ消えた**。］
【独】 墓守 ユージーン
/*
デボラ婆さん食べて、
おれが狼ＣＯするのが面白いと予想。
ヒューさんに殺してもらえるとおいしいかもしれません。…とかいうのは、なにかと泥沼へつっこみがちなおれの思考だからでしょうか。
消滅ねがわれて、
陽さんに見捨ててもらえるとたのしい（←
【赤】 墓守 ユージーン
［水で珈琲を洗い流す。黒を流して白を戻す。］
…さあ。
［その、あるいは、必要のない仕事を続けながら、男は首を傾げた。］
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