155 六月燈の思い出屋
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餅肌 ネギヤ が[彼の秘密を知ってしまった]後にどこかへ消えたようです。
鬼さんは早くも一人捕まえちゃいました。
さあ誰を追い出しますか?
残っているのは、迷い子 バク、作家 フユキ、髪結い ホズミ の 3 人。
(-0) 2014/07/08(火) 16:40:33
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/08 19:23)
──すみません、一皿下さい。
おいくらですか?
[福引き屋に背を向けると、目に入ったのは、筋向かいのたこ焼きの夜店。]
あははっ、五百万円ですね。
[しれっと「五百万円だよ」という小母さんの言い種に、思わず笑ってしまう。]
(0) 2014/07/08(火) 20:21:05[神社境内]
はい、どうも。
──あれ。
[高価な(?)たこ焼きを受け取って、向きを変える。
いか焼き屋とお面売りの間に、いかにも福々しい顔をした福引き屋の姿はなかった。**]
(1) 2014/07/08(火) 20:25:06[神社境内]
迷い子 バクが接続メモを更新しました。(07/08 20:26)
[婦人会の仕事といえば、地味な雑用で。手の空いた時間はそれぞれ思い思いに、といっても大抵他愛のない世間話や噂話]
へえ。
[適当な相槌を打ちながら、持ち寄った屋台の品をつまむ。昨今は見たこともないような異国の品も増えていた]
さっき、イカがすごく美味しそうに見えて。
ほら、福引屋さんが…福引屋さん、ありましたよね?
[首を傾げる姿を笑われて、苦笑を返した]
(2) 2014/07/09(水) 17:25:42
髪結い ホズミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/09(水) 17:26:47
髪結い ホズミが接続メモを更新しました。(07/09 17:27)
(-1) 2014/07/09(水) 17:29:22
髪結い ホズミは、メモをはがした。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/09(水) 17:29:39
(-2) 2014/07/09(水) 17:31:28
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/09 19:41)
―― 半分こ、だ。
[福引屋の前、別れ際の若者へ、
作家がかけたのはそんな台詞。
自身が持つ細長い箱から、
鉛筆を6本取り出して渡すと]
(3) 2014/07/09(水) 19:41:24
[戯れにつき合ってくれた若者が
引き当てた大きな筆入れを見遣り。]
…
まだ"何か"、入りそうだね。
(4) 2014/07/09(水) 19:42:33
入れたいものが、見つかるといい。
[そう添えてくるりと後ろを向いた。
おとなげなく、もういっかい、と
粘るらしき作家の声は、たこ焼きに
気をとられた若者も背で聞いたろう*。]
(5) 2014/07/09(水) 19:43:53
[『──ふむ、そろそろかな?』
作家も、若者の気に止まったのと
同じ福引屋のつぶやきを耳にした。
シツジノ学習帳17冊セットが
当たったのはそのすぐあとで、]
(6) 2014/07/09(水) 20:01:57
[作家が同じ界隈を通りがかったとき、
いか焼き屋とお面売りの間の屋台が
別人が営む"ヨーヨー釣り"に
なっているのへ気がつくのは…更にあと。]
(7) 2014/07/09(水) 20:03:01
[『──ふむ、そろそろかな?』
そう、若者の気に止まったのと
同じつぶやきを耳にしたのだ。
頃合いはかる、企みのいろを耳にしたのだ。]
(*0) 2014/07/09(水) 20:12:19
(*1) 2014/07/09(水) 20:13:07
(*2) 2014/07/09(水) 20:13:36
[声に出すと、テキ屋はもちりと笑った。
静かに、店主と客の立場が入れ替わる。]
…お聞きしましょう、ネギヤさん。
ご要望を何なりと。
(*3) 2014/07/09(水) 20:33:43
ことしの "六月燈の思い出屋"は、
なんでも
【本当だったことにします】ので。
(*4) 2014/07/09(水) 20:34:49
[是非に会ってみたかった同業者。
うわさに釣られた自分が"そう"なのだと
のみこめてさえ――願いゆえに惜しむ。]
(*5) 2014/07/09(水) 20:40:49
[テキ屋のネギヤが差し出したのは、
くしゃくしゃの紙幣と仕分けもしない
硬貨で山盛りの、年季が入った売上箱。
文字で過去をえがきだす思い出屋は、
値踏みするでもなく其れを*見つめた*。]
(*6) 2014/07/09(水) 20:56:41
作家 フユキは、噂を見失った雑踏のなかで*立ち止まる*。
2014/07/09(水) 21:10:19
「入れたいものが、見つかるといい」、か。
[手にしたものが冷めぬうちに、と出店の並びの途切れた一角、石灯籠の下に腰をかける。
膝の上には、履いたGパンより少しだけ濃い色をしたデニム地の筆入れ
─作家に“半分こ”してもらった鉛筆が入っている─を乗せて。]
……熱っ
あげるつもりが逆にもらっちゃったなぁ。
(8) 2014/07/09(水) 22:24:31[神社境内]
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/09 22:43)
作家 フユキは、迷い子 バク を能力(捕獲)の対象に選びました。
作家 フユキは、ダイイングメッセージを記入しました。
『置き去りにされた学習帳は罫線のない自由帳』
そうだな、あれも入れとこ……
あ。
[何か思いついたかのように、小さく声を上げた。]
(9) 2014/07/09(水) 22:53:20[神社境内]
[残りのたこ焼きを急いで食べ終わると、ウエストバッグから、折り畳まれた紙を取り出した。]
暗いな。
[立ち上がると、灯籠の並ぶ方へ歩く─途中にゴミ箱があったのは幸いだった─。
明かりの下、紙を開くと、]
──いか焼き屋さん、福引き屋さん、お面屋さん。
[その紙は写真のコピーらしく、図の遠景には出店が三軒並んでいる。
テントの屋根には、なにを取り扱っているかが太い文字で記されていた。]
(10) 2014/07/09(水) 23:25:07[神社境内]
──あれ、福引き屋さんは……?
[先ほど、くじを引いた一角に戻った時、いか焼き屋とお面屋の間にあったのは、ヨーヨー釣りの店だった。**]
(11) 2014/07/09(水) 23:32:36[神社境内]
迷い子 バクが接続メモを更新しました。(07/09 23:33)
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/10 00:36)
迷い子 バクが接続メモを更新しました。(07/10 08:55)
[女性たちの集まるテントを抜け出して、向かった屋台]
そう、よね?
[子供達がヨーヨー釣りに夢中になるその後ろ。呟いたのは、さきほど男とともにいた少年。話しかけるつもりはなかったのだが、ぽろりと言葉がもれた]
(12) 2014/07/10(木) 09:30:48
… 憶えてる、のか。…
[暫し雑踏に立ち止まっていた作家は、
ヨーヨー釣りの屋台に戸惑うらしき
見知るふたりの様子を見遣り、呟く。]
だったら。
"いなかった"ことには――
ならないんだろうな。
(13) 2014/07/10(木) 19:29:46
?
あの、……えっと、福引きしに来られたんですか?
[背後で聞こえた言葉に振り向いた。
かける言葉が戸惑い気味だったのは、その女性に“小母さん”と言ってしまいそうになったので。]
(14) 2014/07/10(木) 19:40:20[神社境内]
[先刻、若者は抽籤器をまわす作家の後ろに
居たから、『思い出を買った』と福引屋が
匂わせる言も聞こえたようすではなかった。
>>1:22 >>1:25
推測、感慨…何を伝えるにも
脈絡のないことになりそうで、
口下手な作家はひそり眉を下げた。]
(15) 2014/07/10(木) 19:42:09
──福引き屋さん、ずっとずっと前から、ここにいたのかな。
[女性に尋ねる、というよりは、独り言に近い。]
……ああ、わからないや。
[過去の在りようの一コマを写したコピー。
福引きの夜店には何人も並んでいて、主の姿は隠れてしまっていた。]
(16) 2014/07/10(木) 19:50:31[神社境内]
──今夜僕があった福引き屋の小父さん
あなたもあっていた?
[呼びかける相手は、過去の夜店の手前に立つ男性。
赤子を抱いたその顔は、どことなく少年に似ていた。**]
(17) 2014/07/10(木) 19:54:14[神社境内]
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