情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
半分こ、ええなぁ。ありがとうなぁ。プレーチェちゃん。
[そばに座り込んだプレーチェに笑顔を向ける]
あ、ライデン兄さん、リンゴ飴もっとあらへんの?
マシロちゃんやらギンやらも食べるんじゃ…
あれ?
[何か違和感に首をかしげた]
[嫌な汗が背中を伝い、窓から風が吹き付ける]
マシロ君。
[目の前にいたはずの村長の娘の姿が消えた]
まさか……。
[窓から乗り出し外を見つめる。
波打ち際で見たネギヤと同じような、マシロとそしてギンスイの幻影が見えた]
[ゼンジの言葉に、無理矢理思考を停止させて動き出す。]
私、ギンちゃんのことみてきますね。
どこかで道に迷ったのかもしれないし、怪我とかしてるかもしれないし。
あれ…?
[箒を渡してくれた少女の姿が見えなくなって、辺りをきょろきょろと見回している。]
ふなー…
[フナムシに食べられちゃったのかもと、悲しい想像。泣きそうな顔で椅子の下やゴミ箱の中を探している。]
…マシロちゃん?居ない…の?
[あたりをぐるぐる見渡す。さっきまでいた姿がみつからない]
[プレーチェに手渡されたリンゴ飴を受け取りはしたけれど、口をつける気にはなれず]
…ごめん。今はいいや…
[そっと返した]
辻村さん。
[消えたギンスイを探しに行こうとするエビコを止めようとしたが、呼びかけただけで言葉が続かなかった]
いえ、何でもありません。
[皆の会話から逃げるように急いて、宿舎の外へ]
ギンちゃーん!!
[声を張り上げ、悪戯好きの少年の名を呼ぶ。]
怒ってないから……出ておいでよ……?
[辺りを見回し、顔を曇らせた。
月は見ない。何かを思い出しそうで怖いから。]
[さっき慌てて神社に駆けていった少年の名前が出る]
[それを最後に見たのはたぶん自分]
[その時の姿を思い出そうとする]
[神社にかけて闇の中に消えていく]
[今思い出せば、闇に飲み込まていく
というようにも考えられて]
[ざわざわする]
[笑えない]
[ゼンジの表情を見て、やはりと顔を曇らせた]
落ち着こう。
こんなことがあるわけがない。
[テーブルに近づくと、広報誌のお悔やみ欄が目に入ったが、見ないようにと目をそらした]
>>12
そう?
[返されたりんご飴を、再びかぷっと齧ると、イマリの顔を覗き込む]
イマリちゃんは、消えないと良いなあ。
[無邪気に呟いて、彼女の腕をぎゅっと握った]
あれ?
マシロちゃん?
[さっきまで片づけをしていてくれたはずなのだがとキョロキョロ]
[ネギヤの死亡診断書をちらと見ると、首をかしげた]
そうよね、確か、事故で…
あれ、じゃさっきのは?
[まさかお化け、と想像して身震い]
[両手をちょこんと机の上に乗せ、紙を覗き込む。]
ぎん…しろ…
[書かれた文字を読んだ。だがその文字と人の姿とが結びつかない。首を傾げていると、猫が背中から肩の上へとよじ登った。]
[さっきまでいたはずの、子供達。
本当にいたのか、それとも…そう思っているだけなのか。
自分は生きている?それとも、やはりそう思っているだけ?
混乱する思考。
広報誌のお悔やみに載っていたのはさっきのネギヤで
さっきまでいたはずの人のお悔やみ記事なんてありえなくて]
わっかんない、なぁ
[部屋の入り口の近くの壁にもたれて、
ずる、と滑り落ちるように*座った*]
[紙を覗き込む少年とその肩の猫とを一撫でした]
温かい。
[当たり前のことなのに、ホッとした。
人差し指でメガネの位置を直す。
顔を上げると横切るマシロの姿が見えた]
[ネギヤが消えたのは神社]
[ギンスイがいなくなったのは神社の方]
[ならば…]
くそっ、なに考えてやがる
[悪態をつきながら後を追う。
やがてギンスイを呼ぶ姿が見えると]
おい、あんたまで飲み込まれるぞ。
[内心安堵しながら声をかけた]
[プレーチェが腕をぎゅっと握る感触に]
うん…プレーチェちゃんも消えないでね…
[ただそれだけを返すのがやっとで。
そのまま部屋の隅に*座り込んだ*]
[目を閉じていたから最初、耳の奥で聞こえる声かと思った。
けれど、その呼吸に生身の人間がそこにいるのだと思った。
ネギヤも、確かにそこにいると思えたのに。
ぼんやりと、男の顔を確認する。]
飲み込まれ、る……?
そんなことがあるわけがない。
[それだけ言うのがやっとで、部屋を出て行こうとする。
扉の方へ向かい、しゃがみ込んでいるホズミに気がつく]
座るなら椅子にした方がいい。
おまえらも、夜は寝ろ。
[室内に残る人々にそれだけ言って、手ぶらで*眠れる部屋へと*]
[返ってきた言葉に]
また意味の判らんことを言っちまったか。
[と自分に対して顔をしかめ]
わからん。
神社に行く銀坊がそういう風に見えたんだ。
とにかく、探しにいくのは結構だが、
あんたまで…
迷っちまったらしょうがねえだろうが。
[最後は少し言葉を選んだように]
大体がこんな島、迷うような所じゃあねえんだ。
明るければ。
[既に大方火が消えてわからない、
松明があっただろう場所を一瞬睨み]
明るくなるまでだ。
せめて、それまで。あっちは行くんじゃねえ。
戻って、とりあえず、みんなと一緒に寝ろ。
寝られなくても寝ろ。
それでもどうしても心配だってなら俺が行く。
[不安に任せてそこまで言うと、
語調が強くなったのに気がつき、一息おいて]
…帰るよ。
[顔をしかめる男に少しだけ頬が緩んだ。
緩んだ拍子に、涙が出そうになって目を見開く。]
だって……ギンちゃんが何かに飲み込まれそうなら……助けに行かないと。
[そう言って、困った顔で首を傾けると、より強い薬屋の言葉が返った。
俺が行くと言う言葉に首を振り俯く。]
……ごめんなさい。
[宿舎へと促す言葉に頷いて、ゆっくり足を*返した*。]
船はまだか。
[目覚めの一服をふかしながら、波打ち際を歩いていた]
……何をしている。
[人影に声をかけるが、それは薄ぼんやりと光ってすぐに消えた]
死亡届。
[宿舎のテーブル上にある用紙の一枚に、赤い文字が見えた]
死亡……。
[目眩を起こしかけテーブルに手を置いて、席に着いた。
急転した天候、崩れる足場、回る風景――]
[いつか見た景色は、消えた三人のいずれかの物のようにも思えた]
違う。
あの日俺は。
(あれは飲み込まれ"そう"なんじゃなくって、もう――)
[口には出せぬまま宿舎に戻り、まだ残っている人らに]
つかれただろう、もうおやすみ。
[そう言ってから寝所に向かい、床につく。
マシロが干したといっていた布団。
眠れる気がしなかったが、気がつくと目が覚めた。
目が覚めるということは、眠っていたということだ]
[窓辺からさす光に、ほっとするような、
なにか名残惜しいような顔をして]
とりあえず、ずうっと夜、なんてえ
詰まらんことにはならなかったらしいね…。
[そのまま、布団の上に座ってぼうっとしている]
―朝―
[気がついたら、窓から日の光が差し込んでいる。
穏やかな光に包まれていると、まるで昨日のことが夢のように感じられる。
身体を起こし、辺りをきょろきょろと見回しながら、名前を口に出す]
マシロちゃん…?
[少しずつ思い出す。お葬式でわんわん泣いた日のことを]
[ふらふらと立ち上がった。部屋の入り口に向かおうとして、足元の袋を蹴飛ばした。
中身が転がり出ていた]
…あ。藁人形…
[火にくべ損ねた藁人形が転がっている。背中に「スズキ」と書かれた人形。リボンつけたらかわいいかも?といわれて、ためしにつけてみた人形もある。
全部で8体。*袋にしまいこんだ*]
[いつの間にか眠ってしまったのだろうか。目を覚ますと夜が明けていて、空には幻月は見えず、]
かなしぃ?
[宿舎を取り巻く空気が悲しみに覆われている中、故人の記憶がない自分に仲間外れの感情。すぐ近くで眠る猫を抱き寄せて、ぎゅっと。]
[寝たのか寝ていないのか、自分でもよくわからないうちに宿舎に日が射した。
体を布団から起こし、ゆっくりと身支度を整える。
呆けたような顔のまま、大部屋へ。]
[封筒から取り出した書きかけていた手紙の隅、手近のボールペンを手にして文字を書き足す]
ナツへ
ママをよろしく。
ママへ
ナツをよろしく。
[その紙面を見て、苦笑を零した]
まるで遺書だな。おい。
おはよう、ございます。
[室内で腰掛け、疲れた顔で天を仰ぐ男に声をかけた。
その手元の紙を覗き込む。
新しく並ぶ二つの名前。]
ねえ、先生、船は本当は誰も置いていってないんじゃないでしょうか。
この島に取り残された人なんて、いないんじゃないでしょうか?
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了