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熊鍋でしたかな?
食べ過ぎるとあまりよくないという俗説なら聞いたことが。
[確か蛆が沸くとかそんなものだったはずなので、食事中の面々の前で口にするのはやめておいた。]
皆さん、今晩は。
[全員に向け挨拶した後、見覚えのある姿(>>195)に]
はい。もうこんな時間なので……
さすがに、これを持っていても彼らの攻撃を受ける危険性が高いですからね。
[説明しつつ、適当な場所に正座する。湯気をたてる鍋を見て、それが熊鍋だと教えられれば、へえ、と。鐘の音に壁時計を見]
[時を告げる壁時計へと視線を上げた後、いつの間にか姿を消した鼠が残したセロハンに視線を落とした]
ふむ。
お腹一杯になって、帰ったかの。
[やがて鳴る電話の音。ネギヤの話す声に耳を欹てる]
あらら。電話の音かしら?
[けたたましいベルの音に首をかしげていれば、ネギヤがそちらに行く姿が目に入る]
まあ、風の音もすごくなってきましたわねぇ。
[熊鍋をつついていれば、見知らぬ小さな声が聞こえ、軽く首をかしげた]
[鍋が煮えるまで、座って大人しくしている。
ついでに、周りに居る面々の顔を見ていく。
と、その時。唸るような風の音。]
なんだ、今のは。
[窓の外を見て、眉を顰める。]
いや、しかしこれはチャンスか。
………風雪センセも逃げられまい。ふふふ。
ふぅ 風がでてきたなぁ。
[そういって 背を丸めて 管理棟のドアを叩いた。]
こんばんは 失礼します。
[そういって 中へ入り 中の者達に挨拶をする。]
熊鍋?珍しいですね・・・私ははじめて食べるかも。
[嬉しそうに食卓についた。]
[電話の音にびくりと体を揺らす]
今日はびっくりしてばかりね。
[出来上がった熊鍋を器に盛りながら、風の強くなったようすに顔をしかめる]
雪まで降ってこないといいけど。
[ベルの音に其方へ目を向けた。電話をとる管理人。もきゅもきゅとしたその声が、ふいに荒げられたかと思うと、激しい風の音がして]
……例の伝承のようですね。
[呟いた声はごく小さく、他には聞こえない程度に。管理人の様子を窺いつつも、いただきます、と食事を始め]
[鐘の音と共に、管理人にかかってくる電話と、
漏れ聞こえる不穏な台詞。勢いを増す風]
……おっさん、平気かよ……
[ちらりと窓の外に目をやれば、暗い闇の中、
良くは見えないけれどもどこか違和感が。
さっきより、ほんのり闇が薄くなったような、そんな気がして。
目を凝らす前に、テンマが入ってきてそっちに注意が向いた]
[その後は、はじめての人には自己紹介なんかしながら、
適当に大人たちの話に耳を傾けながら夕食をとっていった**]
ネギさん横取り四千万なのネ?
もうー!
[ネギヤの足元でぶーたれる10cmほどの中華娘。]
ん?
[ペチリと管理人を叩こうとしたが、*暖簾に腕押し。*]
[グリタと目を合わせないように、帽子のつばを引っぱり目深に。耳に届く強い風の音。中に入ってきたスーツの男に軽くお辞儀をしてから]
管理人さん、何があったのじゃ。
……崖崩れじゃと?
[電話を終えた管理人から、事情を聞く]
ん、どうしましたペケレセンセ…?
[一心不乱にシャッターを切り続ける清水。
彼女の“目”の先を追う。そこには、咲き乱れる花水木。]
不吉だネェ。こりゃ。
[小声でぼそりと呟いた後、素知らぬ顔で熊鍋を食べ始めた。**]
[入ってきた男性(>>7)には一礼を。まだ名乗っていない人物らには、改めて名乗った。電話を終えて管理人が話す、崖崩れについての事を聞き]
崖崩れ、ですか。一本切りの道が塞がってしまい……
しばらくは外へ出られそうにない。成る程。
これも彼らの仕業ですかね。
[落ち着いた調子で零す。ペケレが場を離れた事に気付き、出入り口の方を見やる。開かれた扉。シャッターを切る姿と、咲き誇るハナミズキとが視界に入り]
これは……
[椀と箸を脇に置き、代わりに傘を手にして其方へと駆け出した。ペケレよりも後ろから外の光景を見据え、傘の持ち手を握り締める。
表情は真剣に、何かを*考え込むように*]
[管理人の言葉に思案顔]
はて、どうしたものじゃろか
……ほう?
[扉から吹き荒れる風に帽子を飛ばされつつ、シャッターを切る写真家の向こうに見えるピンクに視線は釘付けになり、思わず感嘆の*息を漏らした*]
そんな・・・ハナミズキがこの時期に咲いてるって?
[箸をおいて窓辺に近づいて外をみる]
…というか 満開じゃないか?
此処に来た時は…まだ蕾も膨らんでなかったのに?!
[驚いたように窓の外を見つめる]
- 回想・割り当てられた家屋 -
〔自然は人の思惑の範疇など軽々と超える。
其れは杏奈にとって大きな誤算となり襲った。
頭の中に浮かぶ二つの壁の前に〕
―― … ふざけてる。
〔口癖の様な言葉と舌打ちという、悪態をついた。
一つの壁は、彼女の前に立つ家屋。
手持ちランプの灯りを受け
ぼんやりと佇む家屋は、異形。
常であれば然程恐ろしさも無いものの、
暗がりであれば余計であった。〕
……。
〔ごくり、と息を呑む杏奈。
そして、襲い掛かる二つ目の、壁。
其れは何よりも高く、険しい。簡単な事だ。
この家屋に、一人で入らねばならない、事。〕
だいたい、何。
電気まで止めちゃうなんて時代遅れもいい所。
いいじゃない、電気ぐらい。
良い場所なんだもの、タダで寄越しなさいよ。
〔そして、恐れが伝わるのは言の葉。
無茶な要求を、受け取る事の無い夜空へ。〕
〔杏奈自身が選んだ道なれど、
立ち塞がる現実は一匹狼を好む彼女すら、
戸惑いと恐怖でその足を竦ませた。〕
……ッ
〔ゆっくりとランプの電源スイッチに
伸びる手は、寒さからか微かな震え。
そして震えはその灯りを闇に帰した。〕
…すぅ、…はぁ、…すぅ
〔杏奈を包む、闇。
しかし、杏奈は既に瞳を閉じた後だ。
助走の様な深呼吸を繰り返す。〕
〔暫しの間を経て、意を決した瞳が強く開く。
つかつか、と歩み寄ると手の中の鍵を、
必要とする家屋の其れへ差し込んだ。
そして、乱暴に回す、回す。〕
…っ、このッ
さっさと開きなさいよ、オンボロっ!
〔別に其れがボロであったかどうかより。
ただ単に杏奈自身の焦りがそうさせたのか。
中々に鍵は上手く開いては呉れなかったが〕
あっ…!
〔かちりと音を立てて開いた其れに、雪へ溶けて、消えてしまいそうな程の、笑顔を見せる。〕
〔きっと杏奈が此処へ訪れて初めてみせた喜色。
心から湧き出る、純粋な笑顔だった。
当の本人はというと、数秒も経たぬ内に、
目の前の扉をこれまた乱暴に開け放ち、
笑顔など、とうの昔に忘れましたという顔で〕
……手入れは、されてるみたい
〔ぽつりと零す。
だというのに、靴を脱ごうとしない。
はいたまま、奥へ入ろうと〕
あ
〔5歩。通り過ぎた箇所で靴を脱ぐのだと気付き。戻っては、のんびりと靴を脱いだ。〕
〔靴を脱げば、灯りを点ける。
不機嫌そうに家屋内を照らし、
恐る恐る、という体で中へ踏み入る。〕
……誰か、居る?
〔居る筈も、無い。〕
居たら、返事して。
〔返事をしたらどうするつもりなのか。〕
――、居ないみたい。
〔そして得る、当たり前の結論。〕
[炊事場から食器をお盆に載せせっせと居間へと運ぶ]
ふー これで用意できたのかなー?
じゃあ鍋を囲炉裏にセットしますね!
ぐつぐつぐつぐつ早く沸かないかなー?
〔出掛かった言葉が詰まる。
代わりに奥から飛び出そうになる心臓。
まんまるに開いた瞳で扉を見つめ〕
―――。
〔息を、殺す。
何か、よくわからない言葉を紡いで
かつこつと扉をノックし続けるのは、
男性……の様だ。〕
〔軽い、パニックに陥る杏奈。
後退り、呼吸を忘れて居た事を思い出す。〕
〔再開する呼吸は震えていた。
何故此処に来訪者が?
フーユキせんせー?
……隠れても、無駄?
………年貢の納めどき?
……一つも理解できない単語が続く。〕
……ぅ
〔じくり、と胸が痛む。
緩い動作で抑えてはその場に屈み込んだ。
極度の緊張のせい、なのだろうか?〕
〔そもそも、人、なのだろうか。
人なら何故こんな場所に?
わざわざ此処へ訪れる理由がわからない。
……そんな思考が、杏奈を埋め尽くす。
編集者の思惑など、知ろう筈も無く。〕
……神様っ…
〔知るのは、恐怖。
人ではない、という仮の結論か。
普段の彼女から想像も出来ないほどの
震えと胸を押さえたまま紡ぐ祈り。〕
[外の異常さに心が止まる 抱いているチェロを強く抱きしめるやがて兎がチロチロと顔を舐めだし我に返る]
っとすごい景色だね!こんなことあるんだー
ここの地方独特の現象なのかな???
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