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[新しい影が浮かぶ]
[手には変わらずスケッチブックと色鉛筆が握られているが――
“本物”は赤い花に埋もれている]
……あれ?ここは……。
……え?
[不意に、こちら側の空気が歪んだような感覚。
一瞬の眩暈。
その視界が直ると、見えるのは、眩暈がする前と変わらないメンバー。自分が傍に立ってその会話を聞いていた、あるいは後ろから聞こえた声の、あの。
なのに―――明らかな、違和感。]
…今の感覚は…一体…?
>>2:180
哲学的?
[ミナツの言葉を繰り返す。
それがどういう意図なのかわからず、曖昧な笑みを浮かべた]
[そして、どこからか響く鐘の音――]
/*
すみません。
地上の3名に質問です。
■本日24h or 48h?(もしくはどちらでも)
24h予定でしたが、忙しい人多そうなので48h希望多ければそちらにします。(どちらにせよ、コミットボタン押すのはご自由に)
メモでの返答見て、単純多数決にします。
[響く鐘の音。]
…あぁ、
[指先の小さな痛みは熱を持ち、そこから黒い斑点として蝕まれる。]
そうか、僕は…
[その瞬間に思い出したのは、助けようと手を差し伸べて、自らも蝕まれ滅びていく記憶。
さらさらと灰のように散り、白い花へと。]
One little, two little, three little,
four little, five little Injun boys,
Six little, seven little, eight little,
nine little, ten little Injun boys.
――、
[そこまで歌ったところで、口を閉じる。ざわり、と。胸が騒いだような気がして]
カナメ……
[頼りない呟きに返されるのは、言葉でなく、笑い声。くすくすという、初めて聞いたカナメの笑い]
何か、あったのかね。
何か……また、誰かが消えたのかね?
「事実は、見ればわかります。
……そう不安がる事はありませんよ」
[その声に導かれるよう、足は墓碑群の方へと向かう]
[響く声。
ミナツ。獏。プレーチェ。ユウキの響く声は。]
……テンマの響きと、同じ。
……ミナツも。みんなも。
…こちら側へ…来てしまったんだね…。
[新たにこちら側へ来た者達へ向ける、悲しい眼差し。]
僕らはきっと…きちんと終われなかったんだ。
[ゆれる白い花に手を伸ばすが、手折ることは出来ず。
墓碑に刻まれた日にちは、きっと誰よりも新しい。]
[黒い背広の下に、体の一部が見え隠れしている状態で丸まって眠っていた]
"Good night honey.
Sweet dreams."
[声が聞こえた気がして、目を見開いた]
We'll meet again.
[掠れた声がこぼれる]
まだ終わってないさ。これから始まるんだ。
[取り戻した記憶。記憶を喰らい、蘇った過去。]
ようこそ、楽園へ…………
[墓碑群に辿り着くと、まず微笑んで立つペケレが見えた。息を吐きかけて、ぎくりと肩を揺らす。供えられている花が、増えていた。
白に、赤に、薄紅。何本も]
……嗚呼、
[溜息にも似た呟き。
ルリを一瞥してから、再びペケレを見]
どうしたのだね、これは。
また皆唐突に消えてしまったのかね……?
ごきげんよう。
[ライデンに続いて、あらわれたルリにも笑みを向ける]
[獏の墓碑の前に立つ]
返し損ねちゃったわね。ありがとう。獏。
[神妙な面もちで白い上着を手向ける]
[白い上着には、いくつかの赤い染み]
/*では48hのままで、村建て側では何もしないことにします。
コミットボタンは押したくなったら押して下さい*/
[ビオトープの中、風が*ざわめいた*]
[叫び声>>+10に驚いて起き上がる]
ミナツ……?
[辺りを見渡して、昨日消えたはずのレンに目を止めた]
おはよう。
[両腕をさすり、視線があちらこちらへ泳ぐ]
テンマは夢の中にいた。
レンはミナツの絵に捕まった。
ミナツの夢にバクが捕まった。
ユウキは手向けられた。
[静かに一本調子に続ける]
プレーチェは、ここに。
[右手をそっと心臓の上に置く]
アンはここに。
[左手をお腹の上に置く]
楽園。
そこには痛みも苦しみも無い。
なぜならば、何も無いのだから。
[ぽつりとつぶやき、目を閉じて。]
助けたかったのは…、助けられなかったのは…
[思い出すのを拒否するように、額を押さえて唇を噛む。]
[聞こえる声>>6]
ペケレ。
[名を呼んで、真似するように自身の右手で左胸を押さえた]
いつ? 何故?
[言葉は、カナメがまだ居たときのようにたどたどしくなってしまう]
[白い上着に付いていたのは、赤い染み。――まるで、血のような]
夢……絵、……手向けられて……
ペケレの中に?
……待って、くれたまえ。
わからない。何も……
[語るペケレに、右手で顔の半分を覆うように押さえ。何かを説明しようとするカナメの声を聞くまいとするよう、一度、強く目を瞑り]
……ペケレ。
君は……何、なのだね?
[一言だけ発した問いかけは掠れた]
>>+18
せんせい?
[苦しげなユウキに近づいて、彼の頭へ手を伸ばす。
そこにはぬくもりも、冷たささえもなく、ただ視覚のみが存在していた]
ペケレ…と、ライデン…
[低く呟いて感覚を研ぎ澄ませれる。
やや遠くかほど近くか、彷徨う影たちの気配も感知して]
[みつめる先は、獏の上着の、赤を]
カナメに聞きました。
手向けられるのは…ひとり、のはずです。
[ユウキの墓標を一瞥してから、
ペケレの動作を見、ことばを黙して聞く]
ペケレ…わかりま、せん…わかりません…
[俯いて抑揚のない声がくりかえす]
[蹲り、手を伸ばす少女を見上げて。]
僕には出来ると思っていた。
治せると、救えると。
…本当は、何の力も持ってやしなかったんだ。
食い止めることも、遅らせることも出来ず、ただ看取ることしか、
僕には、出来ない。
ライデンは覚えてないのね。写真を撮ったときに、会ったのに。寂しいわ。
[笑みはだんだん引いていく]
カナメは教えてくれなかったのかしら?
ここには、ひとをくらうものが眠っているって。
私は──博士たちの言葉を借りるなら『恐ろしい失敗作』 。ひとをくらって生きるもの。
楽園。
[次々に口にされるその言葉が、酷く空虚な物に思えて手が震えた]
>>+22
きっと、救えていたよ。
[指先は、掠めるようにユウキの髪の毛を撫でる]
救いは、生きることだけではないもの。
[少女が優しくかける言葉に、それでも首を振り。]
彼女を、あんなふうにしてしまったのも。
[透ける手は、褐色の肌を切り裂いて装置を埋める感触を覚えている。]
まだ不完全だったんだ、あの技術は。
けれど、そうしなければ彼女は…
私は……
[ペケレの言葉に下ろした手を握り締め]
ひとを、くらうもの。
[抑揚の薄い復唱は、暗に聞いていなかったという事を伝えるようで。
カナメはただ、生き延びるために手向けろというルールを。そして役目とを伝えた]
「人を喰らう失敗作」……
そんな……君がそれだと、言うのかね?
バクもそうだったのかね……?
赤ずきんちゃん。
そんなにわからないと言わないで。
人の脳は──忘れない。
思い出すきっかけを失っているだけ。
カナメの部分は決して消えない。
>>+24
それは自分の為?
それとも、誰かの為という大義名分?
[低い囁きは、感情を抑えたように平坦に]
同じことなのに。
子どもみたい。
[ユウキのつむじの辺りを、ぐいっと指で押した。
くすくすと笑い声が響く]
カナメ。
私の役目は、何だった?
本当の私の役目は……何だ?
君は誰で、私は誰なんだ?
[口からは問いばかりが零れる。空気はひんやりとしているというのに、肌が汗ばみ]
忘れたんじゃない、思い出したくなかったんだ。
眠らせて、鍵をかけて。
眠らせて、鍵をかけた。
プレーチェ。キミは、救われた?
[涙を流せぬ目は、雨の日の犬のよう。]
あぁ、ここは楽園さ。
正確には、楽園への入り口だ。
なぁお前達、人間の作った建造物の中で。
人間が作った技術で、眠っていたはずの俺達が。
何故誰の助けも借りず、今日まで生きていたか。
わかるか?
何故キッチンには沢山の食材がある?
何故水もやらぬのに草木が生きている?
わかるか?
それがわかれば、楽園への入り口は開く。
考えるといい。
俺達は消えたんだ。
死んだんじゃない、消えたんだ。
[クスリ、クスリ。]
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