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一瞬チラ見。ログは読んでいるけど長文書く時間がない…;;
[参観者]な[近藤 テンマ]が[手術室]で[春が来て綺麗になった。 気がした]
─クランクアップ続き─
>>21>>22>>23
[承諾を得て浮かれたのも束の間、新たな壁が目の前に立ちはだかり内心密かに動揺する。
美味しいフレンチ…?
お洒落なバー…だって?!
美味しい炭火焼鳥の居酒屋なら知ってるから、何も考えずにそこへ行こうと考えていた。
しかし、そこで初めて気づく。
あんな煙たい店に連れて行ったら、ニオイが移る事を気にするかもしれない。相手は大人の女性だ。学生時代のデートとは違うのだと思い知らされる]
小鳥遊先生の、行きたいお店でいいですよ。
[と返してみたが、フレンチコース二人分となると一体いくらになるのだろう]
文化祭の後にしましょうか。
[もっともらしい理由を付けて予定を誘導する。その頃なら給料日後だから]
[適度に会話を合わせながら、頭の中で素早く計算をして綿密なシミュレートをする。
耳元に柔らかい囁きを吹き込まれた時は、完全に油断していた]
…────!
[危うく茶を吹くところだった。
いや、いずれそうなる事を期待しなかったわけではないけど、き…期待されているのかなぁ…?]
…分かりました。任せてください。
[口元を拭って一息吐いた後、彼女に頷いてみせる。平静を装ってみたけど、動揺した事は見ぬかれたかもしれない。
なんだか急に気恥ずかしくて、居たたまれなくなる]
えー…っと、あ、ちょっと生徒たちの様子を見てきますね。また相談しましょう
[軽く手を挙げ会釈すると、そそくさとその場を足早に立ち去る事にする]
>>24
[校内に組み立てたセットは、撮影が終了したら速やかに撤去しなければならない。
談笑し合い中々動かない生徒たちを急かして撤収しないと、と考えた所で近藤の姿を見かける]
やあ、近藤さん。また来てたんだ?
[お約束通り声をかけた。
以前、学園内で見かけた時に無視したら、何故あの時声をかけてくれなかったんだ、と後でしつこく責められたから。
学園の教師でもない彼が、ここへ何度も足を運ぶ理由は知っている]
塾講なんかやめて、うちの学園に来ちゃえばいいのに。
近藤さんがうちの先生になってくれたら、俺の担任代わってくれてもいいんですけど。
[彼の目当てが、自分の担任クラスの生徒だという事は既に知っている筈だ。
こちらに背を向け歩き出そうとしていた近藤が、足を止め振り返る。そこにすかさず、こう付け足す]
なんて、出来るわけないじゃないですかー。
[軽く悪態を吐きながら近藤が再び背を向ける。その背に、もう一度声をかけた]
近藤さん、後でちょっと時間くださいよ。
相談したい事があるんですけど。
[彼ならきっと知っているだろう。大人の女性が好む食事や店の事を。
からかいはしたものの、何だかんだで年上の友人を頼りにしている]
さーて、お前ら、いつまで休んでるんだ!そろそろ撤収始めろー!
[生徒たちに向けて、手を打ち鳴らし声をかける。待ち望んだ文化祭まで、あと数日…───。]
─END─
>>39>>40
[うちに来ちゃえばいいのに、という須藤の軽口に思わず足を止める。コハルのクラス担任は、確か須藤だったはず。
振り返ってみれば案の定茶化されてしまい、ふんと眉間に皺を寄せて。]
生活指導だの部活の顧問だの、授業外の仕事は好みじゃない。
[前回呑みに行った時に愚痴られた内容を返してやる。そのまま歩み去ろうとすると、相談がある、と声をかけられた。――そうやってたまに素直に頼ってくるから、つい構いたくなってしまうわけで。
構わんよ、と短く返事をして踵を返す。得意分野ではない相談内容だということはまだ知らないが、問われれば、なんとか自分の知っている中から答えを捻り出すことだろう。]
[列車内に連れて来られた時と同じ、強い光が辺りに満ちる。
目を開けていられずに瞼を伏せる直前、──呼ばれた気がした。
胸が絞られるように痛む。
一方的な想いが昂じて幻覚が聞こえたのだとしても、一番恋しい人の声だ]
──お願い、
[取り上げないで。
この腕に抱いた彼の人の痕跡を、汽車諸共消してしまわないでください。
……後を追うことが許されるほど、彼の中に自分は居なかった。
それは知っていたから、思い出すための寄す処だけ、盗んできたのだ。
随分勝手な願いだと分かってはいるけれど、……どうか]
[刺すような冷気を感じて、視力が回復する前に、「戻ってきたのだ」と分かった。
朝日に照らされて駅に立っていたのは、村瀬と、成瀬と、長澤と、自分。
腕にはスケッチブックもテープも残っており、殺していた息をゆっくりと吐き出した。
……帰還した実感が湧いてからも、足に根でも生えたかのようにその場を動けない。
家に戻らぬ生徒たちを心配し、捜索していた大人たちが駅へと訪れるのはもうしばらく後のこと。
狂気により抑え込んでいた己の感情を開放してしまうことが恐ろしく、どんな表情を浮かべることもないまま、上る朝日を見ていた]
[──後日。
偽汽車に連れ去られた後も、傍目から三枝小春に特別な変化は見受けられなかったという。
心を閉ざした六花を見舞い、弟妹の食事を作り、塾にて勉学に励み、──時折、古いテープレコーダーで、何かを聞いていた。
スケッチブックは小山内の母に届けられ、そのままどうなったかは知れない]
─END─
―続々・クランクアップ〜Level6〜―
はい。
文化祭の後、楽しみにしてます。
[約束を取り付けることが出来て、満足げな笑顔。
耳打ちした後の反応も、なんだか初々しくてかわいい
なんて思っちゃったりして。]
はぁい、いってらっしゃい。
[ひらひらと手を振って、須藤先生を見送るわたしなのでした。]
─END─
―クランクアップif その後―
[撮影終了の熱気が収まらぬ内に、僕は村瀬さんに謝らなければいけない事がたくさんあった。
例えば、彼女が涙を流す場面で、言うべき台詞が出て来なかった事。
目薬を使わない演技だったため、何度かやり直すという事が心苦しく、申し訳ないと感じてしまっていた。
そして、もう一つ。
最後に言う台詞は、「村瀬さん、ごめん」というはずだったのに、役柄に感情移入しすぎてしまったのか何なのか、あろうことか、僕は彼女の名前を言ってしまっていたのだ。]
監督には突っ込まれなかったけど…、なんで、そう言っちゃったんだ…
[うああああ と頭を抱えたくなるくらい恥ずかしい。
村瀬さんはその言い間違いに気付いているはずで、彼女にそれをどう謝ればいいやら、見当もつかず。
それ以来、視線が合う度に照れくさい。以前は普通に話せていたのに、なんだかぎこちなくてもどかしい。
そんな様子を、シンヤにからかわれる日が来るとは、想像もしていなかったのである。]
―END―
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