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ヴィルコラクを落とすまでは良かったが、そして執着王の逆襲が思いの外速かった。
戦力を結集して王都を目指すはずが、逆に黒獅子王の軍に瞬く間にガリウス、リムドラを制圧され、レヴィングダットへ迫られる。
ポーザインからの援軍ほ間に合わず、孤立状態でヴィルコラクを守らねばならなかったシュテルは攻撃を持って守りとせんと打って出た訳だが…
ここでの死闘は一騎打ちもあったし双方の見せ場満載だったな。戦局はどう転んだか…調べるとするか。
ああ…ビーコック会戦か。そうだな…うんエートゥはいいとこ突いている。
ゲリラ戦をさせないよう平原を陣取って、三方を包むように陣形を組む。
一見押されたように演じながらシュテル三将を誘い込み、そこから一気に側面挟撃に転じた。
兵力・統率に勝る黒獅子軍にはうってつけ…なにより勇猛でならした黒獅子がいままで見せたことがなかった戦法
だったから尚更効果覿面だったのだろう。
若狼が三将の特性を調べ上げてもいたのだろうな。慢心もなく徹底的に殲滅を計ったんだろう。
押せ押せで疲弊していた上に側面を抉られれば、いくら勢いに乗るシュテルの軍でも普通なら一気に壊滅する。
シュテルがいくら上手く動こうとしても、三将がやられてしまっていたら元も子もない。
兵力的に相当な被害を出しながらも、戦局を維持できたのは挟撃に戦力を分散させず前方一点に集中させたからって話だったかな? 扇を突き破ってそのまま直進するよう…こんね感じで
[平原を一直線につーっと指でなぞって見せながら]
この時、先陣となって突撃した三将はそれはそれは壮絶だったみたいだ。
三将が『シュテルの三本槍』と謳われるようになったのはこの時だったか。
まあ…豹さんは「槍じゃなくて槌がいい!」とか言ったとか言わなかったとか…な。
[放り投げられた文献を>>20ひょいっと受け止めながら]
テシオは執着王の王子の中でもとりわけ影が薄いからな。継承権第2位だというのに目立った要職には名が残っていない。
一説には諜報機関に関わっていたとも言われてるが…若狼とも親交は厚かったとも書いてある書はある。
真相はどうだろうな?
…ヨ? ああ鉄壁ヨリアストラ。端正な顔立ちから守護天使とも揶揄されたっけか?
南方王の密命があったとか、肉親がシュテル軍にいたとか諸説あるか…
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