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―川縁・立葵の前―
穂澄加奈、下村吉秋、そして女性弁護士も忽然と姿を消した。
あれから一年。彼らの消息は依然として不明のまま…
また、盆踊りの季節が巡りきて――
[封書を団扇がわりにして、顔を煽ぐ*]
―立葵の前―
やあ、別嬪さん。笑顔が綺麗だね。
はは。ワタシはこの村の夏の風物詩といった所か。
[礼を述べ、水筒を受け取る。
蓋をとり、一口だけ中身を飲み、相手へ返した。]
くるくる、くらくら。
それ…なんだったか。迷い道の歌だっけ?*
[ちょうしっぱずれの旋律が耳をうつ。]
音楽は儀式。言霊は力。
くるくる唄うと、さて如何なることやら。
[向日葵の迷路へ出掛け、女学生は帰らなかった。]
ふふふ。
では。貴女の未来の素敵な殿方に、立候補しても?
[顔の下半分を覆うマフラーの上から更に封書でもって、口元を隠す。]
[わらいごえ]
まあ、ね。
神様の力に比べれば、劣るのだろうな。
[首を傾ぐ姿に、]
ただ。道をくるくるにするか、まっすぐにするか。
屹度、それくらいは……ね、……
ん、しかし……、
考えてみれば、”音痴”という宜しくない要素も関係するのだろうか。
[ぽつっ。相手に対して失礼までも口にした。]
…顔を?
[弧を描く紅を前に、数拍の沈黙の後]
望みは繋げておきたいからなぁ。
では、これっくらいだが。どうぞ勘弁願いたい。
[指先で押し上げ、少しだけずらした眼鏡の端より、
ちらりと現れた瞳は、蒼。]
ワタシは、レン。いつもいつまでも変わらないよ。
[眼鏡を、元の位置へ戻した。]
ふふふふ。そうかい。良い心構えだ。
神様の捕獲に挑戦してみりゃ、いいさ。
[笑声の尾をひきつつ、盆踊り会場の方へと*]
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