情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[医療班との諸々のやり取りの後、ようやく解放されたのは{4}時間後。廃屋に身を潜めてのんびりと紅茶を飲みつつも、ボスへと送信する暗号通信は普段よりやや語調が荒い{2}]
to ボス
いきなり強制入院なんて、あんまりです。
もーう、酷い目にあったんですからね!!
我慢して大人しく検査を受けたんだから、
今度、ご褒美に[豆腐]をくださーい!
[通信を終えると、カップを片手に思案する]
カウコは「僕が裏切者なら>>53」って言っていたよねぇ。
先代の0011の件もあるし、少しナーバスになっていただけって可能性も勿論あるんだけど。
あのタイミングで、あの場所(本部)で。
彼がそういう言葉を口にしたっていうのは、少し気がかりなんだよねぇ。
[とんとんとん、と指でテーブルを叩く。やがて結論に達すると、にいと口元を歪めた]
……あは。
ひょっとして、ボスから見れば、僕も「容疑者」だったりするのかな?
でも本部からあっさり出してくれた所をみると、今すぐにでも殺されるって状況ではないみたい。
まあ良いや。
相手が敵でも味方でも、簡単に殺されてあげる心算はないし。
そういう意味では、最初から誰のことも信用していないしねぇ。
[くすくすと笑いながら、しばしティータイムを楽しんだ**]
[指令を受けてNYへ赴いた。まず向かったのは、ディスコ”村長さんち”だ。
黒いタイトドレスに身を包み、ブロンドは緩くアップに纏めている。手元にはいつもの黒い傘]
強いのを一杯、くださいな。
[カウンターへ微笑みかけて、グラスを一つ受け取って。周囲へ視線を滑らしつつ、一人の男が目の前を通った折にその酒をわざと相手の服へ零した]
きゃっ。 …あら、ごめんなさい?
[相手の服の襟元にそっと触れて、上目遣いに見上げる。敵であろうと目星をつけて接触したその男の正体は{1}
123:ただの下っ端、45:幹部Bと繋がりのある男、6:まさかの幹部B本人]
[言葉巧みに店の物陰へ連れ出した男は、ただの下っ端。幹部Bの所在は知らない様子だった。ただ、少しだけ気になる発言が]
そう。随分と物騒なお仕事をしているのね、お兄さん。
[なんでも、上司連中が『取り逃がした男』がいるらしい。その相手の捜索で、忙しくて大変なのだとか。
その状況や詳細が、別ルートで探らせていた0066の消息と一致している。それに気づけば、にいと口元は弧を描いた]
でも、そんな厄介な相手を倒すことができたら、…素敵でしょうね。
お兄さんの格好良い所、見たいなぁ。
[男の腕に自分の腕をからめて、甘えた声で囁いた]
強い人は、好きよ?
[0066捜索に息巻く男を見送って、店のホールへ戻ってくる。
まさかあんな下っ端に、0066が倒されるとは思っていない。ただ、居場所を突き止めてくればそれで良い。男の襟元に取り付けた盗聴器が、恙無く情報を0044に伝えてくれるだろう**]
Hi ,Darling !
[相手からやや離れた場所で、壁に背をつけて佇む女。暫くは普通の客を装っていたが、ふいに視線は0066へと向けられて。いっそ楽しそうな様子で、最奥の席で構える男へ声をかける。まだ動く気配はない]
待ってたよ、0066。
つれないなぁ。
[くすくすと肩を揺らしながらも、相手とほぼ同じ速さで此方は彼の胸へ向かって傘を向ける。0066とは、以前一緒に仕事をしたことがある。そのことを彼が覚えているなら、この仕込み傘にも見おぼえがあるはずだ]
0044。
ボスの命令で、君をお迎えに来たよ。
残念だなぁ。本当はもっとゆっくりと、……お話したかったんだけどね?
[にいと口元を歪ませると同時、仕込み傘から銃弾が飛ぶ]
…あは。こんな真面目な場面で、冗談なんて言わないよう。
[机に当たる弾丸。相手の動きを追いかけようとするも、女の体では以前より体力が落ちていて間に合わない]
―――…っ!
[傘を広げて、足元に投げ付けられた発煙弾を弾くと同時に、周囲は煙に包まれる]
[傘で防いだ分の視界は残る。最初に動いた影が0066で無いことには気づけた。だが、背後の存在に気づくのはワンテンポ遅れて]
チッ!
[狭い間合いから銃撃は間に合わないと踏んで、振り返りながら傘から刃物を突きだして相手へ斬りかかる]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了