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[少しずつ、少年と二人の人物に歩み寄る]
……あれ?
[そのうちの一人、会社員らしき人物は]
ズイハラ、さん?
[昨日のその人、であり]
……げっ。
[妙に慣れた動作でリフティングを始めた]
ウマっ…
[意外、だったらしく、ぼそっと零した]
[自分よりずっと背の高い大人の男性がなれたように
ボールを扱うのを見て、口を尖らせる]
…あーっ、オレの、返せよーっ
[拾い物のボールをさも自分の物のように言って
パスされて戻ってきたボールを足で受け止める。
それをひょい、と上に蹴り上げて自分の手に]
なんだ、おめーら…
[不意に現れた大きい人々に警戒するように。
胸の前でボールをぐっと抱きしめた]
[自分と同じ制服を着た彼女が会釈を返してくれるのを見れば、人懐っこい笑顔でにこりと笑う。]
(同じ学年じゃないよね?先輩かな?)
[彼女の顔を学校の中で見たことあるかしら?と悩んでいれば、社会人らしき男性が蹴ったボールが弧を描くのを視線で追った。]
いやー、つい懐かしくなってな。
コレでも昔はインターハイまで行ったんだ。
[や、と片手を軽く挙げて挨拶。]
…試合前の練習中にコケて捻挫して、結局出れなかったけどな…。
[残念属性は若い頃からだったらしいですよ。]
[ズイハラさんと男の子のやりとりを見ながらも]
――。
[会釈後に、人懐っこく笑う女の子を見て]
(…同学年じゃないよね?…後輩?)
[何処かで接点があっただろうかと悩んで。
彼女の目線と同じ様に宙に浮くボールを視線で追う。]
ぷっ
[ズイハラさんの言葉に小さく吹き出した]
げ、…元気出してください
[堪えるのに必死で変な慰めをしてしまう]
[しかし、気を取り直すようにこほんと咳払い]
…あー、こらこら。
[声を少し、しゃがらせて男の子に近づき]
そこの少年。
こんな時間に夜遊びかな?
お父さんお母さん、心配しちゃうよ?
[警察っぽく、とんとんと眉間を叩きながら]
…笑い事じゃないっての。
[ちょっぴり憮然としつつ。]
それにしても…最近良く出くわすなぁイマリちゃん。
偶然にしても出来すぎだ。
[今まで気づいてなかっただけの事かもしれないけれど、それにしたって会いすぎだ。]
[知り合いらしい二人が話をするのを怪訝そうに見て。
しゃがれ声にまた口を尖らせた]
かーちゃんはまだかえってねーからいいんだよっ
[言いながら特徴のある髪型をじーーっと]
…だんご。
[ぼそっと口にすれば大人しかった腹の虫が鳴いた。
ボールを腹に押し当てて、むすっとして]
…べつに、心配なんてしねーもん。
[眉間を叩くだんごヘアを見上げた]
[会社員の口から出した言葉が聞こえてきてくすりと笑いながらも、上級生らしい彼女と会社員らしき男性が知り合いなのかと思いながら]
さむい…。
[ぽつり呟いて、ごそごそとカバンから手袋を出し手にはめてぶるっと身震いをして、イマリが少年へ話しかけるのを見た。]
[妙なモノマネを辞めればズイハラさんへ向き]
…確かに、良く会いますね
[うん、と真顔で頷き]
――。
[暫しの間]
もしかして…
[じぃと見つめ]
愛しさ余って、イマリのストーカーになったとか!
[あんぐり、と口を開けてトンデモ主張]
[少年がイマリの髪型を見て呟いた感想に笑いを漏らし、お腹が空いたと聞けばごそごそと鞄の中を探り、棒のついた飴を少年へと差し出す。]
こんなものしかないけど食べる?
[こてりと首を傾げて、少年が受け取ればそれを渡し、自分の分も出して口に入れる。もう2つ出して、イマリとズイハラを交互に見て]
食べますか?
[こてり首を傾げながらにこりと微笑みながら尋ねた。]
[ズイハラさんへの行き過ぎた冗談に]
…冗談ですよ?
[まがおで首を傾げておいた]
[そして、小さな男の子に向き直れば]
ふぅん、カァちゃん未だなんだ。
…それじゃ、アタシと同じ様なモンかなぁ
…って、こら!!
[会話の途中にダンゴ、と言われ憤慨]
此れの何処がダンゴか!
よーく見なさい、すげぇ可愛いから!
[自分で言っちゃう人]
[心配なんてしない、と呟く少年に]
……そんな事ないから。
[ぼそ、と小さく願いの様に呟き]
あら
[後輩と思しき女の子が出す飴に]
一つ、貰おうかな?
[うんうん、と頷いた]
[其処で自分の手に握られた袋に意識が行く]
―――。
[葛藤、葛藤、また、葛藤]
――、あの、これ
[おずおずと袋からスナック菓子を取り出し]
これもよかったら、食べて
[男の子や、後輩の子に向かい差し出した]
……あんがと。
[さっきから寒そうにしていた女の人から飴を貰う。
早速口に放り込んでもごもごと舐めれば
とりあえず腹の虫は黙ったらしい]
かわいい?
[だんごヘアをまたじーと見て]
…やっぱ変じゃん。
[はっきりと口にして、頬に飴の形を浮かせた]
かーちゃんは、そのうち帰ってくっからいんだよ!
[心配してないことなんてない、と聞こえて
それに反発するように言い切った]
…やった!
[だんごの女性がスナック菓子を取り出すのに
目をキラキラとさせて。
よかったら、と聞くが先かさっと手を出した]
くれくれっ!
[心配なんてしないと言う少年にイマリがぽつりと呟くのを聞きこくこくと首を縦に振りながら]
どうぞ。
同じ学校ですよね?
[そう尋ねながらイマリへと飴を手渡す。そこへ彼女の手に握られた袋から出されたスナック菓子をきょとんとしながら見つめ]
ありがとう。
[にこりと笑いながら、敬語にするのを忘れたのに気づき、口に手を当て]
ありがとうございます。
[ぽつりと言いなおした。]
[じぃと見た上に"変"と言われ]
なっ
[空いた手で頭を押さえ、固まった]
――。
[俯いて、髪をゆるゆる撫でながら]
変じゃないもん…
[しくしくと泣いた振り]
このクソガキ!
…もうお菓子やらないんだから、ってああああ!
[云うより早く、差し出していたものを取られたか]
[お菓子を取られても]
そっか、そのうち帰ってくるか
[へらりと安心した様な微笑み]
[後輩かと思われる子の声が聞こえれば]
あ。…うん、うん。
藍住高校、だよね? …初対面、かな。
私、3年の上原イマリっていうの。
あなたは…2年生?…1年生?
[問い掛け]
あ、敬語とか良いよ?
私、そういうの使われるのもあんま好きじゃないし。
[けたけた笑い、手を振った]
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