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先生。堂禅先生。
昨日のお料理美味しくなかったですか?
[テクテクと近寄って、足元をうろうろ。]
……ッ!
圧死は、いーやーー〜!
アタシまだ、ガモンのおやっさん遺してしねないです!
[踏まれそうになり腰を抜かす。
素っ頓狂な奇声を上げた。]
[床にへたりこんだまま、ハッと何か重大なことに気付いたような顔をした。]
あ、"圧死"と"アタシ"で少しだけ韻を踏みましたかアタシ!?
半端すぎて恥ずかしいネ!
[頭を抱えて、ああぁぁぁ!と唸っている。]
お腹すきました。
[ひょっこり立ち上がって、囲炉裏に近付く。]
熊鍋なくなっちゃったのネ?
[じーっと熱視線を向ける。
薪が爆ぜる音に、飛び上がった。]
うっひゃあ!!
驚かせちゃいけないよ!
[薪に抗議しているようだ。]
アタシもお茶下さいな。
[ビセを見上げ、両手を上空へ伸ばした。]
ぱっぱっぱやっぱ。
[両手を上げた恰好でハミング。]
いいですよ〜だ。
おにーさん、おにーさん、アタシにもお茶下さいな。
お礼に今度ワカメスープサービスしちゃうよ?
[グリタに向かって交渉。]
ネギさん、アナタ新人じゃないんだから、こんなにお客様お待たせしたらダメでしょう。
段取り大事ですよ。
[ちっちゃなお姑あらわる。]
それから、時間がずれ込みそうなときは前以てお知らせするのネ。
次からは気をつけて!
[ぐるるる、と腹を鳴らす器用な霊魂。]
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