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……ああ。
[かけられた声に、表情を変えぬまま首を小さく縦に動かします]
何をしている?
[足を止めて覗き込むと、段ボールの中の白い塊が見えました]
[神社の階段を上れば人影が見える。
同じ日陰にいれば、自分にも影が落ちる。
いつもと同じように見る。]
――――――…。
[流行のフォークだったか。
興味がないからかよくは知らないが。
冷めた目でその姿を見上げた。]
甘い桃、素敵。
[しばしうっとりした表情]
……うん、捨て猫みたいなんだけど、
拾ってあげられないから困っちゃって……。
[ふと、鋭い視線を感じて振り返る。
少女は彼を『よしのさん』と呼んだ]
こんにちは。
ねぇ、あなた、猫は好き?
[少女にしたのと同じ問い掛けを青年に。
彼の問いには、それで答えになっただろうか]
[どこからか響いてくるフォークギターの音色。]
[写真屋の言葉には]
ああ、いえ…そこまでお手を
わずらわせるわけにはいきませんからっ
うちの可愛いコたちの写真を、いつもありがとうございます。
あとでお店まで取りにいかせてもらいますねぇ。
…写真屋さんも、これから集会場へ?
[しばらくストーンズの新しい曲を弾いていたがつかれてきて・・・
何の気なしにCMソングで流行ったどこまでもいこうをギターで弾いてみる。
と 階段下から見知った少女がこちらを見上げていた]
よぉ
[手をとめて 挨拶をした]
[空彦の注意が猫に移るとほっとしたように段ボールに寄ってしゃがみ込む。
手を伸ばしても、子猫に怯えるそぶりは無い。]
捨て猫だったら、連れて帰った方が良いんだけど……野良だったら、この子のお母さんが困るよね。
[母猫の姿を探すように辺りを見回した。]
別に好きでも嫌いでもない。
鶏や豚の方が好みだ。
段ポールに入っているなら、野良ということもあるまい。
[哀れな、と無表情のままつぶやきました]
………ナニ、してんの、それ。
[見上げたまま言った。
興味はないが。]
―――――…。
[それから視線を落として。
溜息をついた。]
[お母さんが、という少女に頷くも]
やっぱりそうだよね。困った。
[青年の現実的な意見に眉を下げる。
少女の隣にしゃがみ込み、子猫の額を指先で撫でて]
あなたに蛍川の御縁がありますように。
[小さく呟いた]
なんか、食べ物の好みみたいに聞こえる……。
[しゃがんだまま、ジト目で空彦を見上げた。]
じゃあ、ばあちゃんに聞いてみてうちの子にしようかな。
もし駄目っていわれても、集会場になら誰か貰ってくれる人が居るよね。
[そう言って、注意深く段ボールを持ち上げた。]
何もできぬなら、無闇に近づかぬ方が良い。それが互いの為だ。
[余所者に告げた後、萩原に向けられた一言には触れぬまま]
必要なら言え。
知り合いに声をかける程度のことはしてやる。
[少女が段ボールを持ち上げると、ホッとしたような表情で立ち上がる]
ありがとう。
あなたにも蛍川の御縁がありますように。
[少女に微笑みながら言って。
そして青年を振り返り]
あなたもありがとう。
聞いてわかんだろう?
ストーンズだぜ
[得意げに ジャーンとギターを鳴らしてポーズを決めてみせる]
[相手が興味がないそぶりなら]
チィーッ 伝説のキース・リチャードなんだぜ
[頭を掻いた]
まあ、知らないならいいや・・・
[と頭上で響く蝉時雨]
ああ・・・五月蠅いな
[そう呟くと ギターをしまい 階段を下りていく。ニキとすれ違い様]
そういえば・・祭り・・・雨降るか?
誰かが言ってたけど・・・お前天気みるの上手いんだろう?
[他愛の無い会話を交わす。]
すとーん…、りちゃ…?
[そういえば雑音の混じったラジオからそんな言葉が聞こえた気がする。
鮮明に覚えていないのはきっと興味がないからだろう。]
―――――…煩い、ね…いろいろと。
[視線を落としたまま、少しだけ笑って。
もっとも目は笑っていなかったのだけれど。]
雨は遠いよ。
でも…夏の空は気まぐれだから。
どこかの誰かと一緒で、さ。
[空を見上げて言った。]
[一言三言当たり障りの無い会話をすると階段を降りた。]
-神社の近くの雑貨屋-
おばちゃん ソーダーアイス くださーい
[雑貨屋の前の赤いポストにリクエストハガキを*投函した*]
―――――…。
[階段を降りていく姿を静かに眺めて。
それから階段に座り込む。
ぼろぼろの鞄。
破られた理科の教科書を大事そうに開く。]
―――――…。
あの雲は…晴れの証。
今日の雲模様は快晴。
傘の心配はいらないでしょう。
[ラジオで聞いたそれを真似て紡ぐ。]
でも足を止めて、話しを聞いてくれた。
関わろうとしてくれた。
[不機嫌そうな表情に返すのは微笑み]
蛍川はね、御縁を祈る川。
昔、ある男女が、蛍の光に愛を誓った川なんだ。
[二人と一匹の問いに、笑いながら川を眺めて答えた]
――――――……。
[家に帰ったところで、壊れたラジオがノイズ交じりに天気を教えてくれるだけだけど。
それが楽しみであり、それしか楽しみないのであり。
学校へ通うのもいい大学に入って予報士になるためだから。]
――――――…。
[蝉時雨降る中、しばらく空を*見上げた。*]
たまたま通りかかっただけだ。
[向けられた微笑に、調子が狂うとばかりに舌を打ちます]
……それで、その男女はどうなった?
だいたい、どうしてそんなことを知っている?
[ギターの演奏に変わり、
いつしか流れていたのは、蝉時雨。
止まってしまった音色が気になり、
しばらくしてから、ぶらぶらと歩み始め、]
あ、立木さん……
[見知った顔の方へ、おずおず頭を下げた。*]
通り掛かっても、見ないふりをする人だっている。
[微笑んだまま、視線を揺らめかす]
二人は、永遠の愛を、手に入れたよ。……ずっと、一緒。
[そう言って、空を見上げる]
……少し前まで、村の人ならみんな知ってた話。
今は多くの人が、忘れてしまった話。
そうか。
[一言漏らすと、倣うように空を見上げます]
……だが。永遠なんて、幻想だ。
村の人の記憶と同じ。この村だって、変わっていく。
[意地悪な言葉を、真っ直ぐな彼女に抵抗するかのように紡ぎました]
変わっていくことに、抗うことはできない。
でもそれなら何故、人は願うの?
それが大切なものだからではなかったの?
[視線を空から移し、青年をじっと見つめる。
そして静かに視線を外し]
私は、
[苦しげに何か言いかけて、声をつまらせて]
わかった風な口をきくな……願って、それが適うならばっ
[謹慎中の青年は悔しそうに言い放った後、言葉を止めます。大きく息を吸って]
すまん。ただの八つ当たりだ。
……どうした?
[自嘲するように笑い、少女の様子を見ます]
[青年の大声にびくりと肩を揺らし。
謝罪には小さく首を振って]
……叶わないとしても、願わずにいられない想いはあるよ。
[俯いたまま呟いて]
今日はありがとう。またね。
[無理矢理に笑顔を作って手を振って、静かにその場を立ち去った**]
[少女が立ち去る様子を見送ります。イマリがいれば、気まずそうな表情を見せたでしょう。別れの言葉もなく、足早に山の上へと歩いていきます]
……御縁だの願いだの、弱き者の妄想にすぎん。何の役にも立たん。
大切なものを護るのに頼れるのは、己の力だ。
[縋るように、腰に下げた木刀を握り締めました**]
─職員室─
[生徒達を見送って、職員室の自分の席に戻る]
え──はい。伺うつもりです。
私みたいなのが、何かを言って良いのか迷うのですが…。
[集会について尋ねる同僚に、困ったような顔をする]
お先に失礼します。
[メタルフレームのメガネを直し、黒い大きな鞄を手に、麦わら帽子を被ると、職員室から出た]
─校庭─
[校庭の片隅に置かれた百葉箱をそっと開いた]
さすが。
[備え付けられた藁半紙に、温度と湿度がきちんと記されているのに、笑みを浮かべる。
静かに百葉箱を閉じて駐輪場へ]
─村の中の道─
[いかつい自転車に長いスカートをひらめかせ、時折出会う人に『こんにちは』と挨拶をしながら集会場に向かう。
帽子の下の表情はやや固い。
坂の上にある集会場。
最後は、自転車を押しながら到着]
いいお天気ね。
[片隅に自転車を止めると、麦わら帽子を外し胸元に抱え、まぶしそうに太陽を見上げた]
─集会場─
失礼致します。
[老人達と中年たちにおどおどと挨拶をして、その中に自分と同年代の若い姿を見つけて、ほっとしたような顔をする]
『ネギヤさん、今日も熱弁をふるってる』
[壁に掛かる時計を見上げれば、まだ開始前だというのに、ネギヤは周囲の者へ積極的に話していた──お饅頭を食べながら]
[居心地が悪そうに隅に腰掛けていたが、何かの拍子に意見を聞かれた]
あの…。
私は、家から学校までの間に、森や茂みなど暗いところも多く、クラブ活動で帰りが遅くなる子が安全とは言えないと思います。
だから、ネギヤさんのおっしゃるとおり、整備いただいて、街灯のある、綺麗な村になるのは、良いことだと思うのです。
それに…最近、神隠しなどと騒がれていて、それで子供達が不安がりはしないかと、とても心配です。
[途切れがちに説明を終える]
いえ、あの…すいません。
[ゆっくりと頭を下げた。
そうして、麦わら帽子の縁をぎゅっと握り*俯いている*]
[一人、山の上から、曇り空と眼下に広がる景色を眺めています]
時代に取り残されれば、待ち行くは滅びの運命のみよ。
……伝統だの崇りだのと、下らん話。
[木刀を振ると、空を切る音が*響きます*]
[集会所では今日もまた。
大人たちがいろいろと相談しているのだろう。]
テレビ…欲しいよね…。
この村だとネギヤさんのとこ1台ぐらいなもんだし…。
きっと…天気をテレビで予報する時代が来ると思う…。
[教科書を開いたまま。]
ぎょえー。閉まってる!往診中……!?
[ユウキとすれ違えず、診療所にたどりついてしまっていた]
し、死ぬ。絶対死ぬ。
[ぜぇぜえと荒い息をつきつつ]
集会所……行ってみるかな……。先生も、もしかしたらいるかも。
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