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やめ、ろよ。
……その演奏。やめろよ。
やめてくれ、聞きたく…ない…ッ!!
[それでも、踊る二人の様子から目を外せない。
キャロルの衣が、宙に翻って──]
………。
[耳に手を当てる。
そして元凶とでもいうように、コーネリアスを*睨みつけた*]
書生さん、この曲嫌いだったのかなー…。
(「やめてくれ…!」
でもあの顔は…。
あの顔は―いや、あの表情を前にどこかで見たことがある。)
―今となってはいつか解らない時―
「君の…、弟みたいに思っていた君のために。
せめて僕の竪琴で送らせてくれ。」
(そう言った、あの男は誰だ?
真夜中の、窓ガラスに映った石像のような、あの顔は誰の物だ?
そしてその時、彼は何と答えた?)
―少し前―
>>50 んー、墓守さん?
物騒?なんのことー?
[一瞬前の出来事など知らぬげに、にこにこと墓守を見詰めている。]**
[...は割と長い間物思いに耽っていたようだ、その間に演奏と踊りが終わっている]
んぅ・・・なんかまた頭がクラクラする。
あれ、なんか皆暗い顔しちゃってどうしたの?
そだ、お腹が空いてちゃ陰気にもなるよね!
私ヒューのおっちゃんの「漢☆流料理」を手伝ってくるよー! 食べられる程度にね。
[言い残し厨房へ向かう]
…いえ。
[ハーヴェイにも視線を横目で流してから、
顎を引いた上目遣いで、コーネリアスを見る。]
おれのしごとを、
…増やすおつもりなんでしたら、
…… お待ちしてますよ。って、だけで。
[ぼそぼそと吟遊詩人へ、
墓を掘る男は、そう言った**。]
― ??? いつかの回想 ―
『──ねえ。もう一回、聞かせてよ…』
[いつか。どこかで。
先ほどと同じように──まるで、違うように。
曲を聴いたことが、なかったか。]
『……ビ メイ……、』『──じゃないもん!』
[他愛もない風景。
そう。好きだった。好きだった。
好きだったはずの、あの曲が──…嫌いになったのは、何故?
今はもう、戻ることは*ないけれど*]
―厨房―
ヒューのおっちゃん、料理手伝いにきたよー!
ちゃんと人が食べられるモノできてるー?
げげっ!?
[1.野菜煮の郷土風鍋料理
2.コトコト煮込んだ即席シチュー
3.見た目こそ悪いものの普通の鍋料理
4.闇系の鍋料理
5.鍋料理という名のナニカ
6.新しい宇宙を創造してしまったモノ
{1}が厨房には出来ていたかもしれない**]
―回想 集会所カーミラが逃げる頃プロ>100>101―
[見られている視線に気づき、気配を辿るとまた一人の女性。
何故か逃げるように消えていったのを見た]
・・・んむ? 一体何だろうね?
私の顔に何かついていたのだろうか。
それとも・・・? ・・・いや、あんな女性はやはり覚えがないな。
[微かに何かが頭をよぎったが、やはり何も思い出せない]
―回想 集会所メイに話掛けられた頃 プロ>139―
ん、あぁ、うむ。
[突然話しかけられてびくりとしたが、呼吸を整え気合いをいれると、
なんとか軽くなったようだ]
私は冒険者ではなく、どちらかというと旅人だね。
未知なる場所や、秘境に行くのではなく、世界中の国や町を渡り歩いていたのだよ。
端っこ? えぇ、うむ、あーっとな・・・。
きょ、今日は疲れたからね!端っこで人の話を聞いてるだけにしたのだよ。
・・・・・・恐怖症で、今日のところは二人以上女性が居る場所に入るのが恐ろしいだなんて
言えるわけがないね・・・!
>>12ユージーン
目を放した隙にドアがベコベコになっている……。
お前がやったのか?
[ユージーンをじーっと見る]
まぁよいか。風が吹き込まぬなら。
>>18>>19ユージーン
墓守?墓守……。
[はて、そんな者がいたか…と口の中でもごもごと呟きながら、
思い出せないなら大して重要ではないのだろうと結論付ける。
他の者が『ユージーン』と呼ぶのを聞いた]
ユージーン、か。ふむ。
>>22キャロル
キャロルは相変わらず見事だな。
[思い出すのは雪の中を舞う、紅]
…はて、外で舞う姿を見たことがあっただろうか…。
>>47ハーヴェイ
[叫ぶハーヴェイに、思考を打ち切る]
どうした?お前が声を荒げるなど、珍しい。
……む?いや、前にもあったか?
[凍りついた空気に耐えられなかったのか、思い出したように厨房へ。
そこには無残な姿の鍋が―――]
>>55>>62メイ
……すまない、メイ。
私がふがいないばかりに鍋が、鍋が……。
[両手で顔を覆って、うわ言のように『鍋が』と繰り返す]
[おそるおそるといった風に指の隙間から鍋を見やる]
!!!!!!!
奇跡、か、これは。
[そこには元気に料理となった野菜たちの姿が!]
[食器をメイに頼み、自分は大鍋を広間へと運ぶ]
今日は良い日だ。皆食べてくれ。
[誰かが毒m……口をつけるのを見届けてから、自分も食べ始める]
うむ、旨い。
そういえばいつだったか……。
娘が「お父さんのごはんおいしくない!」と家を飛び出したことがあったな。
今となっては良い思い出だ。ははは。
[娘の逃亡先はお隣さんの食卓だった。
お隣さんの名前は―――]
(はて、『コーネリアス』という名だったか?)
[わずかに残る違和感]
―厨房―
[厨房から顔だけ出して様子を伺っていたヒューバートと共に惨状・・・もとい料理場へ]
おっちゃん鍋放っておいたの!?
ちょ、焦げちゃう焦げちゃう!っていうか凄い煙なんだけど・・・なに入れたらこんな魔女の鎌鍋みたいになるのよー!
[当のヒューバートは顔を両手で覆いながら「ナベガーナベガー」と呻いている]
・・・今度きっちりと料理教えてあげるからね。
でーぃ、蓋を開けてみれば分かるよっ!
「パカッ」
[鍋の中には―――新しい生命の息吹、野菜鍋(ヒューバートワールド)―――が奇跡的に存在していた]
うん、すっごい意外だけど普通の鍋料理だね・・・
[「スモーク」がいつしか馥郁たる料理の香りを乗せている。]
うわぁ、ご飯の時間ですか?
僕も配膳手伝いますよーー!
[実のところ、真っ先に食事にありつきたいだけなのであるが、>>62メイの背中を追いかける。]
[ぐらりと]あ。
また。眩暈…だ?
あれ以来食事は『コーネリアス』の世話になっていたな……。
……いや……?……ここ数年は自分で料理を……。
[料理の腕が上達したわけではない。何度か鍋をダメにした覚えもある]
(娘が料理をしていたわけでもない……何故だ?
娘も「おじさんのごはんがいい!」と言っていたのに……)
[記憶の中の食卓。
テーブルの向こうに娘が、いない]
―広間―
[食事の準備を終えて皆で鍋料理を囲む]
さーて、ご飯できたよー!ほらほら、きちんと食べないと全然元気出ないよ!
結構量があるからジャンジャン食べてね。
ほら、ギルにーちゃんそんな端っこにいない!
ユージンさん食べるのちょい待ち!ステラさんと一緒に食事のお祈りを済ませてからだからね!
ってこら、ハー君摘み食いしない!・・・まぁ、毒見役って事で許してあげるけど。
[ワイワイと準備を整えながら暫し食事タイムへ]
(こんな風にかつて、もっと小さな背中を追いかけたことがあったか―?)
―もはやいつかは解らない時―
「ねえねえ!おおるばんがーさんちに赤ちゃん生まれたって!」
うぉーるばんかーさんちだろー、―テラ?
「それもちがう気がする…。」
で?男の子?女の子?
「男の子…だったかなあ…。」[その声は少し不満げに響く]
やったっ!弟だあっ!
「違うよぉ、――ネリアスのママの赤ちゃんじゃないじゃなあい!」
えー?ちがくないよーー!
[と、走り出す少女の背中を追いかける。]
[>>73のメイの声に石像が息吹を取り戻す。]
あれぇ?配膳手伝うつもりが…。
まいっか…。
僕にもよそってくださぁい!!
あー、なんか懐かしい味だなぁ。
僕この村初めてなんですけど、何もかも懐かしいですー。
ああ、こう見えて僕も料理得意なんですよ。当番制にします?ご飯?
[ヒューバートの様子には丸で気づいていないようだ。]
──腹、へってない。
僕は部屋にいるよ。……静かなところに。
[一瞬視線がコーネリアスの上を過ぎる。
そうして返事も待たずに、歩き始めた。]
[『娘がいない』――そんなはずはない。
ずっと一緒にいたのだから。
なんとなく分かっている。実感はないが納得している。
私は『こちら側』にいるのだと]
もしや、『向こう側』に何かを置いてきてしまったか。
>>78コーネリアス
まだ「他人ごっこ」を続けているのか?飽きないヤツだな。
いや、また私が作ろう。どうやら料理が上手くなったようだ。
突然上手くなることもあるのだな。うむ。
[自慢げだが、次も成功する見込みはない]
―現在 集会所―
[昨夜の会話を端っこで聞いて、現状は把握できたらしい]
お、鍋かね。実は暫く何も食べてなかった物でね。
ヒューバート殿の鍋、潔く頂くとしよう。
[奇跡という言葉に怪訝な顔をしながら食べる]
・・・あぁ、温かい味だな。
>>81ハーヴェイ
む。口に合わなかったか?
やはりまだまだか……。
修行が必要だな……。
>>83メイ
『一つの冒険』?
それは『新しい発見とスペクタクル』ということか?
楽しんでもらえるならまた作ろう。修行にもなる。
……一人の食卓は寂しいものだ。
皆と一緒のほうが箸も進む。
[メイの皿にこんもりと料理を*取り分けた*]
[温かい食事、温かい家庭、昔に望んでいたが、
気づけば遥か遠い出来事にしていた頃を思い出し]
・・・あぁ。昨夜のカーミラ君はそういう、事か。
ふふ、飯を食べている最中に物事に思いふけるものではないな。
嫌な思い出を思い出してしまった。
[食べ終わった頃に、ハーヴェイがほとんど食べずに部屋に戻るのを見た]
ふむ・・・?ハーヴェイ君は腹が減ってないのかね。
しかしせっかく用意された物をまともに食べないのは感心しないね。
しょうがない。少し借りるよ。
[魔法瓶に鍋料理を少し頂き、ハーヴェイの部屋の前にでも置きにいったかもしれない*]
>>81 に…睨まれた…?ぼ…僕、あの書生さんに嫌われてるんでしょうか―。
それか難しい年頃…?って訳でもないでしょうし、そろそろ。
あっ、ああ、シスターが「具合悪い」んだって言ってましたっけね、そうそう、はは…。
(手がつけられていない皿。)
あ、あれ、また眩暈…が。
―(いつか見た、手がつけられていない皿。)―
なんだ、食べないのか?親父譲りのレシピなのに。
親父の書斎、すごいんだぞ。神学書と料理の本が山積に―
「…んで」
え?
「何で今帰って来たんだよ!選りによって今!」
ああ…。
仕事を―、旅を続けていたら、壊滅状態の村にいくつも出くわしてな。
それで、心配になったんだ。村の事、君の事、
(彼女の―、と言いかけそれは飲み込む。)
「評議会は、きみを『鑑定』にかけるつもりらしいよ。」
え?
「流れて来た余所者も気になるけど、元々は村の人間だった、きみの方を警戒したいってさ。」
…そうか。しかしどうやって?
[彼は肩をすくめる]
「きみと身元をしっかり保証しあえる人の名前を挙げるか…、何か他に特別なやり方があるって言ってた。」
「まあ、仕方ないかもね。きみ、前よりだいぶ感じが変わったから…」
?
そうか?
長旅のせいだと思うが―。
そうした変化は自分では判らないものだから。
(その時、その声の主がどんな表情をしていたのかは判らない。)
―現在―
あれっ。
スープがすっかり冷えてる…。
これ温めなおして…、ああ、すいません。
>>82 ヒューバートさん、「他人ごっこ」…いやだから、世の中には3人…!
[言いかける口調にはだいぶ翳りが差している。]**
─小さな部屋─
………。
[暖かな部屋から逃げ出してきた後のこと。
室内には、いくつも調度はない。
質素な部屋を見渡して、僅かに顔が歪んだ。]
──…必要、ないだろ?
もう、僕は…僕たち、は。
[ひとり呟いた声が震える。
片手で目を覆うと、古い記憶が蘇る──]
─ ?? 回想 ─
『──…テラ。……リアス、まってよー!』
[いつか、追いかけた。
あの背中は誰のものだったのだろう。]
『おんがく。きょうはねー…』
イや……嫌、だ。
聞きたくなんか、………。
料理を、わざわざ?
…どうして?
[親切そうな顔に、視線が下がる。
表情を隠すようにして、料理を手に受取った。
暖かさに僅かに語尾が揺れたのは、──聞こえただろうか。]
ありがとう……。
[かたん。
テーブルの料理は、暫しその温もりを*伝え続けていた*]
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