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[とりあえず、とトモコのメールを開く]
……あぃス。
[メールを見て、妙な相槌を打ってしまった]
[詰まる所、文面を要約すれば"昨日はお疲れ!"だ。]
……。
[かちこちと返信メール作成]
…愛も込めちゃうか。
[昨日のカラオケのお礼と]
[文面の最後に絵文字のハートをたっぷりつける]
はっはっは
[棒読みな笑い声と共に愛情送信]
[そして再度、アカネのメールを開く]
なんじゃ、パパンが急病って。
胡散臭せー。
[言い訳の内容に矢張り苦い顔は隠せず]
カレシのライブに行ったんだろー
[一人、文面に対しツッコミを入れる]
絶対嘘だ、こんなの
[嘘だ、と思うものの]
………。
[もしも事実だったら、と思う部分も有り。]
[文面と睨めっこしていると]
[唐突に携帯がピピピと音を立てる]
…お
[どうやらメールを受信した様で]
[一度メニューまで戻り、最新メールを開く]
…はっ
[送信者は"トモコ"と記され]
…テレ屋だなぁ
["キモい"の文と絵文字のみ]
[その返信内容に、にたにたと笑う]
───────────
to:トモコ
sub:へいゆー!
───────────
H/K、聞いて欲しい!
アカネから連絡きた。
パパンが急病だったとか
トモコ様のお話と違う!
純粋なイマリには
どれが本当でどれが嘘か
全然わかりません
どうなの、トモコ!
───────────
[矢張り文面はゴテゴテに、絵文字交じりで]
[返信を待つまでの間に、布団から起き上がり]
[ばたばたと布団を畳めばタンスから着替えを出し]
っ、と
[いそいそ着替えを済ませてしまう]
…どこだっけ
[きょろきょろと髪留めを探し]
あった
[見つければ髪を大雑把に結って]
[携帯片手に自室を出て、居間まで歩いて行く]
-居間-
おっ
[居間へ入るのと同じ位のタイミング]
はいはいはーい
[ぶるぶると震える携帯]
なんじゃろな
[ぱかりと開き、受信メールの確認]
───────────
from:トモコ
sub:Re:へいゆー!
───────────
有り得ない
アカネのお父さん見た!
昨夜だよ?
滅茶苦茶元気だったよ
家の前で素振りしてた
私、挨拶までしたもん
ていうか、嘘つくな。
純粋とかどの口が言うか
───────────
[かちこちとスクロールさせ、真顔で覗き込み]
───────────
to:トモコ
sub:ゆーゆーゆー!
───────────
このクチ!
アヒルちゃんの様であり
ぷりちーでカワユイ!
…ごめん、言い過ぎた。
パパン見たのね。
情報ありがと。
アカネめ!
このイマリ様を騙せると
思うてか!許せないね。
ていうか、何度目?(笑
───────────
[打ち込みながらも苦笑い]
[本当に何度目のしようもない嘘か、と]
―夜の川辺―
……ダメね、来ないわ…。
いい加減寒くなってきたし…最悪。
[いつもの川辺。
そこに夜の闇がいつものよう影を落としている。
川に映り込む街灯の明かりは風が吹くと、水面と同じく揺れた。]
無料の掲示板とか…。
そんなのに期待する方がダメよね。
いらない好奇心だったわ。
[友人に進められた出会い系の掲示板。
無料です、と掲げられた陳腐なそれに騙されたという思いが強い。]
せっかく…同じ趣味を持ってる人と友達になれると思ったのにな…。
うちの学校、つまんないもん。
レベル低すぎ。
[1人で呟くも夜の水に吸い込まれていく。
答えなど返るはずもない沈黙に空を見上げた。]
塾サボちゃった。
………塾もレベル低いし、別に…いっか…。
帰って勉強しよう。
[立ち上がり、夜道を家へと向かって歩いていく。]
-藍住中央公園-
そうそう。
[ベンチに座り、こくこくと頷いた。
レストランの帰りに此処に寄り、座ってから。
もう1時間以上も経過している。]
だからさー、アキトくんのせいでもあるわけ。
はっきりしないんだから。
其処はアタシからびしばし突っ込もうか?
[にたにたとからかう様に笑い、話を続ける]
…無理?
なぁに、純情ぶっちゃってさー!
[びしぃ、とベンチを叩き手には変わらず形態電話]
アタシ、こう見えてもキューピッドだよ。
恋愛成就率90%!!
凄くない?
…凄いっしょ?
[携帯を握り見えぬ相手に身振り手振り]
だーから、任せときなって。
アタシからびしーっ!と煽ってあげる。
まず、あの手のタイプの男はプライドを
ちょこちょこーっと擽ってだね。
少しでも態度が崩れたら。
一旦、引いた位置から弱い言葉を投げて、
相手の揺れを監視。少しでも揺れたら…
今度は逆のことでもしてやろうかしら。
男でも呼び出して、待ち合わせ場所が見えるカフェででも時間潰して。
その男で遊んでやろうかしら。
[携帯をいじりながら笑う。]
くすくす…、馬鹿で遊ぶのも楽しいかもしれないわね。
[公園の中を通り抜けようとした時、大きな声が聞こえて眉をひそめた。]
………バッカじゃないの?
そんな大きな声出して。
[その声の主を探すと同じ制服を着た姿があったか。]
[しかし唐突に突っ込まれ狼狽する]
…へ?
あ、あぁー…
うん、あの、ね…失敗もあったんだ
[90%ということは即ちそういう事なのだ]
んまぁ、詳しくは言えないんだけど
でも、ああいうケースは稀だと思うよ
[知った様な台詞をしたり顔で言い]
[90%等と言うのも、もちろん嘘であるが]
だから、大丈夫。
イケるって自信持って、信じて行こ。
[あくまでも強気に言葉を紡ぎ続け]
??
[通話中、"馬鹿"という声が聞こえた気がした]
[反射的に反応してしまうも]
―― … は?
[巡らせた視線の先、声の主は此方を見ているらしく]
[睨むような形で相手を見据えた]
…何か、言った?
[制服から同じ学校の生徒、だろうか]
[暗がりで顔はきちんと確認できず]
………。
[相手に明らかに不機嫌そうな顔を見せる。]
(誰…だったかしら…。
同じ制服だし、もちろんうちの生徒なんだろうけど。
見覚えがあるっていうことは同じ学年なんでしょうね…。
あそこ通らないと帰れないし弱ったわ。)
[少しの間、その場所を見た後。
何もないかのよう通り過ぎようと歩き出す。]
[通り過ぎた時、声をかけらて戸惑う。]
別に。
電話で大声で話すなんて、みっともない、って思っただけよ。
[立ち止まって相手を見る。]
あー…思い出した。
勉強しなくていいの?上原さん?
[笑って問いかける。]
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