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ナイスだ小野寺。
これでハンマーが作れる。
[普段の仏頂面に僅かばかり笑みが浮かんだ。
携帯の画面と睨めっこするリウには気付かぬままに山小屋の外へ。
適当な石を二つ拾い、荒縄を歯で無理矢理千切って。
少し時間をかけてしっかりと棒に結びつけた。
ハンマーと言うにはやや不格好な、石鎚の出来上がりである。
少し余った荒縄を二本に切り分け、その両端に拳よりもやや小さめの石を括りつけたものも作っておいた]
…合流地点は任せる。
[めんどくさそうに言う]
不意打ちだからどんな武器を持ってようがかわらん。
[黙って目で早く行けといわんばかりに睨む]
……。
(確かになぜだろう…疑問は残る。いつでもやれたのは間違い無いな…なに考えてるんだ…?)
[数十メートル先には別の民家があった。
死体がある隣よりはマシだろう]
…これじゃ撃てなくて当然だ。
[扉の脇に背をつけて下げていた拳銃を弄る。
ガチンという音が響いた]
は。こんな経験ないからな。
[つい小声で呟きながら握り直し、中へと入っていった]
[ルールブックを取り出し、メールと見比べて何分程経っただろうか。
飛び切りの笑顔を作って小屋の外へ。]
はは…あはは…ねぇミカちゃん。あたし達、もう手繋がない方がいいみたい。
あは…は…
[バクから数m距離を保って話しかける。]
小野寺、一応持っとけ。
楽譜よりはマシだ。
[作った石鎚を一本、リウに突き付ける。
残りの作ったものは自分のデイバッグのベルトに差しておいた]
廃屋ってなると少し歩かなきゃだな…。
急ごう。
[言って、リウに手を差し伸べた。
ここに来た時同様、懐中電灯は点けずリウの手を引いて廃屋を*目指す*]
…何で?
まぁ、嫌だってなら、構わないけど。
逸れても知らないからな。
[拒否されたなら、手は繋がず廃屋を目指すことに*なるだろう*]
アーさんの?
……そっか。
[荷物を受け取り]
頭に?
……あぁ、なんかビデオで言ってたような。
『お楽しみボックス』とかいう奴じゃね?
[熊の頭を思い出したか眉を顰めた]
……確か携帯使って開くんだっけな、それ。
[言いながら、アンのバッグを開ける]
[差し出された石鎚には首を振る。
握られた手は振り払い、数歩下がった。]
あたし…他の子と道連れになったみたい。
普通は6時間ごとにドカン、みたいだけど。あたしの首輪、いつドカンするかわかんないや。
近くにいると…ミカちゃんまで。
おまけに…
[目が潤んだ。]
なんでもない。離れたままで力になれるなら、ついていく。
[どの様な形であれ、バクに続いて廃屋を*目指す*]
奪えればいいけれど、無理して怪我したら大変だ。
……ああ、そうだな。そうしてくれると助かる。
足手纏いになるのもなられるのも御免だからな。
[ユウキに寂しそうな笑顔を向けた。
しばらく民家でおたのしみ箱を探索。
発見すると携帯を使ってオープンする**]
うわ、銃……?
アーさん、こんなの持ってたのかよ……
……なんか後ろめたいけど、もらっとくか。
[取り出した銃をまじまじと眺めてから、自分の荷物に加えた]
そっちはどーだ?
[ミナツから要望があれば、アンの携帯を投げて寄越す。
それからふと自分の携帯を取り出して]
……小林。
[涙を見てそっと銃をおろし、違う場所を見て、見てなかったフリをする]
……どうだろうな。。。
…知らない方がいい。
[慰める言葉が見つからず、平凡な答えしか出なかった
頭をポリポリかいて歩き出すのを待つ]
[程なく探しただろうか。いくつかディバッグが見つかった。
そのうちのひとつをあけてみる。[双眼鏡]が入っているのを確認した。
あけたディバッグと、もうひとつ。合計2つをつかみ、廃屋の周りを軽く確認してみた]
なんでしょう、あれ。
[そっと近づいてみれば、そこにあったのは、首の無い女生徒の死体]
う…そ…
[凄惨な姿に、軽く吐き気を催して、口を押さえた。
ナオが近くに居れば、見ないように、と前置きして、それを*伝えるだろう*]
[扉脇に背をつけて携帯を取り出した。
画面を見て眉を寄せ、あれこれと弄る]
ここも廃屋か。
[慣れない操作に悩みつつメールも一つ送信する]
『赤屋根の廃屋に居る。近づくなら連絡しろ』
[家捜しは反応を少し待ってからにもしようと、そのまま壁に*寄りかかった*]
(混乱の中ならどんなささいな情報でもいいからほしい…くそ。)
………。
好きにしろ…。
[小林の思わぬ発言に驚く]
…まだお前は使えるからそんなこと気にするな。
[俺なりの励ましたつもりだった]
そいや、さっきなんか来てたよな。
[来ていたメールを確認する。
殆どは既に知っていたことだったから、眉を顰めながら画面をスクロールさせ]
……へ?
[最後に書いてあった“知らせ”に、動きを止めた]
[強張った表情で、ミナツを見た]
お前……
……“赤”なのかよ。
[低く掠れた声で言い。
荷物をしっかり持ち直して、じり、と*後退る*]
……ぐっ!
[自然と銃は向ける気にならなかった]
(…情が移ったか…?)
[一気に言われ動揺するが、小林に聞こえるぐらいの声で叫ぶ]
…ったく、なんだ。
解りたくも無いな、そんな乙女心には!
…俺には無縁だ。
[銃を構え直して、小林の後を歩いたり、走ったりしながら*追いかけた*]
[携帯の着メロで眼を覚ました。少し寝すぎたことを後悔しつつメールを見た]
くそ、何が【生存おめでとう!】だ!殺し合いをさせといてふざけたこと言ってやがるぜ。追加でデイバッグが支給されたみたいだが取りに行くのはやべぇな・・・今からじゃほぼ確実に待ち伏せにあうだろうしな。
さっきつくった弓も2〜3回ぐらいしか射てないだろうし、まいったな・・・
仕方ない、明るくなるまで待って仲間を探しに行くか。一人で生き延び続けるには無理がありすぎるぜ。
[体力を温存するために再び横になった。]
[横になりながら色々と考えている。降ってわいたような不条理に憤りを通り越して泣きたくなってきた]
(アンが死んだのか・・・良い奴だったのに・・・本当は何かのドッキリで板かなんか持ったADでも出てくるんじゃねえの?って淡い期待もあったんだが、どうやら本気で殺し合いをしなきゃいけないらしい。
くそったれ、何がプログラムだよ!俺たちを殺し合いさせて一体何の意味があるってんだよ!しかもバッグの中身がコンニャクって何の冗談なんだよ!こんなもん何に使えってんだ・・・
昨日までは部活やって帰りに蓬莱軒でラーメン食って、帰って風呂入って寝るって平和な毎日だったのに何でこんなことになっちまったんだ・・・)
[色々と考えているうちにいつしか深い眠りに落ちていった]
ぶぶぶぶ…
[歩いていると、再び携帯が震えた。
ヤスナリからのメール。]
『TO ヤス
そちらに向かってるよ〜。
近くについたらまた連絡するね。
できれば合流したいな。』
[とりあえず、『自殺』の危険は回避した。
リウとヤスナリが生き残る道は、勝利ではなく脱出・もしくは首輪の破壊。
その話は、監視が予想される携帯ではできなかった。]
[移動は離れていたためにリウが携帯を弄ってるのに気付かなかった。
先導するように歩き、視線の先に闇の中にいくつかの廃屋の影が浮かび上がって来る]
ここらのどこかにあるはずだ、手分けして探そう。
物が見つかったら携帯でワン切り、物を持って合流にしないか。
合流場所はそうだな……あそこの蔵の傍にしよう。
[廃屋が立ち並ぶ中に一つだけ作りの違う建物。
それを目印とした]
[タカハルがアンのバックから銃を取り出して自分のバックに入れるのを横目でみた]
杏ちゃん…そんな物持ってたんだ。そういえばヤスハルも・・・銃でこちらを撃とうとしていた。
[ゾクリとする]
とりあえずこれあけてもみよう。そろそろ 何か食べ物も欲しいよね。
[そういって杏の携帯を受け取るとお楽しみボックスを開けてみた]
[詰め替え用インク]
これって?
締め切り前の漫画家よ!ここで同人書けとでもいってるのか!
これは 食べれないし…取りあえず原稿用紙が届くまで大事にしておこうっと
[自分のバックに詰め込んだ]
さて、これからどうする 自分達のボックス 取りに戻る?
[タカハルの方をふるかえるとこわばった顔をしてこちらをみてる]
ふぇ? 赤? そうだけど…タカハルはどうしてわかるん?
[タカハルの手にはしっかりと銃の入ったディバックが握り締められていて]
な・・・なんなん?
タカハル 怖い顔して・・・
チームが違ってたって
あたしのこと
まさか…
[タカハルの銃が入ったディバックを目を丸くして見つめた。]
―現在―
[バクの後ろを少し離れて歩く。
見失わないよう、メールは手元を見ずに打った。
涙はもうなく、下唇をかみ締めて。
どのくらい歩いただろうか。立ち並ぶ家の影を見つけた。]
合流地点あれだね。おっけ。
[バクに合意の返事を返しつつ、目は赤い屋根を探す。
月明かりでなんとか目指す家を見つけることができた。]
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