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[夜が明けるにはまだ早い時刻。
暗い屋敷の中は明かりをともさねば歩く事も難しい。
それでも、目が覚めてしまえばそれ以上寝ても居られずに。
居間へと降りて]
……どうなった、か。
[投票箱へと視線を向け。
中身を取り出す。
一枚。4枚。4枚。
かかれた名前は三人分]
ふぅむ……
[自らの名前がかかれた紙に視線を落し。
それから、同じ数だけそろった二人の名前を見る]
――おや、アイノ……
[そんなとき、投票が気になったのか。
名前をかかれた娘が降りてきた。
寝たのか、寝ていないのか。
それは分からぬままに――投票の結果を見た娘の反応に、わずかにため息を零し]
そうさな、お前さんの、名前だ。
どちらを、えらぶのかって……?
[さぁて、と首を傾げる。
娘が死にたくないと逃げるのなら、それはしかたのないことだ。
けれど――逃がす事のできる場所など、この屋敷の中にはなくて]
……クレストとおまえさんと。
どちらか、なんて、なぁ……
[ちいさな吐息を零し。
どちらかに、かたよっていれば、まだ。
決断はたやすかったのに。
そうでないからこそ。
怯え、恐れ、そして反抗へといたる娘の行動をみやり]
……恨まれてやるから。
向こうへ、先にいっておいで。
[今におかれた果物ナイフを手にした娘の手を捻り。
奪い取ったナイフを、そのまま、娘の咽喉に刺した]
かわいそうに、なぁ……
[止したナイフはそのままに、傷口から溢れる血の匂いをかぐ。
息耐えるまで、腕の中で抱きとめ。
二階へと、つれて上がることはできなかったから。
居間の隣にある、遊戯室のソファーへと、ねかせにいく]
[投票箱]
[名前を書いた紙が入れられていく。
その様をじっと見て―――
自分の分も含めた全てが集まれば、
ゆっくりと歩み寄った]
この、投票は。
処刑者を決める―――と、
そういうもの、なのですわね。
人が生きるための暴力。
きっと、それは…
[紡ぐ言葉は語尾を消し。
暫し目を伏せてから、部屋へと戻るのだった*]
[居間の隣にある遊戯室は、大きめのテーブルと、ビリヤード台。
そして幾つかソファが置かれている。
その一つにアイノを寝かせて、ナイフを抜いた。
命を落としても、まだ溢れる血が流れ出す。
手を汚す赤い色を眺め]
はやく、終らせねばな……
[手についた血を舐める。
血潮の味に、ゆるりと瞳を伏せ。
血に濡れた果物ナイフをさげたまま、遊戯室から廊下へとでた**]
[投票を終えて部屋に戻る。
部屋まで、二階まではアイノと一緒にいただろうか。
彼女が望むならついていく、手を離されるまでは。
朝になれば、誰かが、死ぬ。
一人で部屋に入っても、怖いとは感じない。
釘の打ち付けられた窓の外、遠く収穫祭の迫った空気は、ここまで届いてこなかった]
[死んだ体にすがりつく人の姿。
そのまま足を進めて、クレストの肩に手を伸ばす。
ぽん、と触れるように]
クレストさん、
……悲しいですか。
[問いは静かに、呟くように]
人狼が、憎い?
[二つ目の問いは、尋ねると、少し口元が、笑った]
[ぽん、と肩を叩かれ、彼は振り返った]
[そこにいたのは、レイヨ。血まみれの自分の姿に驚くでもなく――尋ねた言葉(>>36)に]
………。
[少し考え、小さく、首を振った]
[そして、音もなく呟く]
――わからない。
――いまはただ、かなしいだけ。
[……と]**
[昨日も今日も、彼は冷静だった。
騒ぐ事もなく、人に注意するだけだ。
クレストの口が動いた。なと動いているのかは、人とさほど対話しない彼には、難しい。
簡単な首肯ではなかった返事に、興味をなくしたような視線が、クレストを抜けてマティアスへと移った]
ドロテアさんみたいに、何かかけてあげなくちゃね。
クレストさんにも、においがついちゃいますよ。
――人狼を殺す気がないんなら、そのまま抱きしめて、「自分がやった」って嘘をついても良いとは思うけど。
[マティアスからクレストへ、再び視線が戻った後、笑う口が言うのはそんな事。
ウルスラに言葉を聴かれていても、気にする事はなかった]
[大声で叫んだ後は、鼻息荒くニルスからの返事を待つ。返事が返って来ない様子にもう一声と息を吸い込んだ瞬間、扉が開いて彼は出てきた。
心配だったのか?と問われて]
べ…別に心配なんざしてねぇよ。
だっていつまでたっても降りてこねぇし…。
んあー!もう!降りるぞ!
[図星だったものだから言い返す事も出来ずに、目を逸らし口を尖らせれば駄々っ子のような表情を見せ、我先にと階段方面に向かう。
ヴァルテリにも、ここは寒いから一緒に降りようと声をかけ。連れ立って居間に帰れば、先程の投票の話は続いていて心を痛めた。]
ドロテア、も、どこかに…
[そうきょろきょろはすれども。
親友が自分から離れぬようにまた、死人の魂もそこから離れられなかった]
[触れる手。あれは、あの画家の家の子だったか。
―― その浮かぶ表情に、ぞっと、した]
[人が死んでなお、笑みを浮かべることのできる。
昨日ドロテアが死んだ時のレイヨの対応を見ていなかったが故。
今、笑みすら浮かべる余裕があるレイヨは、怖かった]
[何度も投票したくないと言ってはみたもの、
それがここに集められた者の定めと諭されれば、
納得は出来ない口ぶりでわかったと言い。
少し離れて投票先を考える。
心を鬼にして。
記入するは顔は知れど知り合いでは無かった人物。
表が集まって欲しく無いと思いながら投票箱に入れた。]
[書き終えて肩を落としていれば、ニルスに肩を叩かれ慰められるだろうか。
部屋へ誘われると無言で小さく頷き、その場に居る者へ挨拶をすれば彼の部屋に向かった。
ベッドを譲ると言われて最初は断ったのだが、先程の駄々っ子見たいな行動を指摘されて大人しくベッドに潜る事にしたが、その前に着替えだけ済ませて来ると一旦部屋を出る。]
[その時廊下で見かける幼い二人。
その片割れに向けては心が痛み、ふと目を背けてしまう。
二人と擦れ違えば、くるりと振り返り。
声もかける事もせず、無意識に首飾りを外して。
自分が心痛める片割れを覗こうとしたのだが、手元が振るえ覗いたのはもう片方の子で。]
………やっぱみえね。
[もう一度覗こうにもその気になれず、足早に自室に戻れば簡単に着替えを済ませ、ニルスの部屋に戻った。]
[血のついたナイフを調理場へと持っていき、血を流す。
そうこうするうちに、扉の音や足音が聞こえ。
ゆるりと瞬き]
――
[小さなため息をおとして、女の嘆きが聞こえるほうへと足を向けた]
……ふむ。
[レイヨに、クレスト。
泣き声はウルスラか。
血の匂いの主へと視線を向け、緩く瞳を伏せる]
[帰ってからはベッドの上で横になり、だらだらとニルスと眠くなるまで他愛も無い会話を続けていた。
普段より砕けた口調で語りかけてくる彼に、こんな一部分もあったんだなと驚く反面嬉しく思い。垂れ流される言葉に相槌をうちながら、自分も言葉を返す。
最後に添えられた言葉には申し訳無さそうに」
なんとかしたいって気持はある。
でもなあ、俺の直感はさっぱりだわ。
さっきも…擦れ違い際レイヨを見たんだけどな。
…これが壊れてるって訳じゃなさそうだし、俺に本当に大それた能力があんのかね…。
[半ば愚痴に近い呟きを彼に投げかければ]
…死ぬつもりなんざ微塵もねえよ。
つーか、お前さんにも死んで貰ったら困る。
[自分の意思を告げ、そのまま毛布に包ればいつしか朝まで眠りについていた。]
[それから茶でも淹れようかと台所へ向かいかけ
ヴァルテリの姿を見つけて歩み寄る]
あの、また、誰か…?
[はっきりとした声で問いながら]
[朝ふと目が覚めると、ベッドから飛び起き辺りを見る。
床ではまだニルスは寝ており、彼が生きている事に胸を撫で下ろす。
起さないようにと気遣うつもりだったが、おそらく動く気配で彼は目が覚めるだろう。
とりあえずは着替えを済ませて来ると、彼の部屋を出れば自室に戻り着替えをし。ニルスの準備が終わると思われる頃に戻れば二人で居間へ向かった。
居間に行けば何やら騒がしい方向があり。
お互いに顔を見合わせればその方向へ向かう。
その場所はマティアスの部屋としていた場所で、集まる者達の間から部屋を覗けば、変わり果てたマティアスを見る事になって。]
[イェンニを見下ろし、小さく苦笑を浮かべる]
――わしが。
[短い返事は、声を潜めることもない]
投票の結果が、クレストと、アイノと、二人、同数だったからの……
[クレストが、白紙でいれたことは知らず。
だから全ての紙に名前がかかれていたことは疑問にも思わず。
詳しく問われれば、アイノを殺した時の事を話すつもりで。
ユノラフとニルスがやってくれば、そちらへと視線を向けた]
[一歩進むにつれ部屋の血の匂いは濃く漂い。
そこには血だまりの中で、マティアスにすがりつき泣いているクレストが居た。
声を掛ける事も出来ず、ただ呆然をその場で立ち尽くす。]
俺が覗いちまったせいでだったら…。
[そんな想いが胸をこみ上げてきてぽつりと呟いた。]
そう、ですか。
…お辛い事を、ありがとうございます。
マティアス様は、
――――あ、
[部屋へと視線をゆるりと向けてから、
不意に、小さく短く、声を、漏らして。
そぅっと壊れた扉へと近寄ると
その壊れ口に指を這わせた]
ヴァル、じぃ……。
[血塗れのナイフをじっと見る]
[知っている人が、まるで知らない行動を取ることが、怖い]
くれ、すとが…?
何で、クレストが、人狼だと…?
[誰も疑いたくないといっていた心優しい友人が、まさか誰かを殺めるなどと想像できない。ましてやその相手が、自分だなんて]
[激しく首を横に振る]
[それでも次の日の早朝、居間で会った老人――ヴァルテリに開票の結果を知らされた>>19時、アイノは言いようのない恐怖に襲われた。
とうに村人の一員である青年と、半年経っても一向に馴染めない娘。どちらが選ばれるかなんて、その時点でもう決まったようなものだ。
アイノは逃げて、追いつかれ、怯え、逆上して、果物ナイフを手に取った。
酷く人間らしい、当然と言える反応だった]
…… あ、ッ
[例え相手が老人であろうとも、それ以上に非力な娘の手から、ナイフが奪われるのは当然の事だった。
迫る死を確信したアイノは、恐怖から大きく目を見開き――
表情が消えた]
[悪夢の世界での死は、すなわち目覚めを意味する。
そのはずだった。
少なくともアイノの中では、そうなる予定だった]
…… あれ。
[次に目を開いた時、けれどもそこはアイノの望んだ現実では無かった。
辺りを見渡す。少し靄が掛かっているようにも思えたが、そこは紛れもなくあの屋敷の居間だった]
そうか。
……まだ、夢の中なんだ。
[夢の中で夢を見るなんて、よくある話だ。
ふわふわとして何処か覚束ない足許だって、夢の中ならよくある事だ。
そういう風に理解して、未だ目覚められない娘は、そっと肩を落とした]
しかたのないことだが……
かわいそうだったの。
[小さな吐息を零し。
ユノラフの呟きにちらりと視線を向ける。
そうではないなどとは言えぬからただ黙って]
ン? どうした……?
[イェンニが何かを見つけた様子に、廊下に立ったまま尋ねる]
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