28 かみさまのまどろむ村 ―ソラハネル―
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学生 ケン
ほかに知ってる人きてたのかなー。
やばいよすごいシカトしちゃってるよ。
知らない間に焼きそば売りまくってるとか、
おそろしいな…焼きそばの陰謀だな。
[人通りを見まわして、
焼きそばを食べてるらしい知り合いがいないか探すが]
うん、わからん。
学生 ケン
[と、金魚すくいの店の前の傘に目を留め]
あ、たかさままでいるんじゃん。
[タカハルの「タカ」と「カサ」をかけて、
たかさま、と勝手につけて勝手にそう呼んでいる]
客の顔も、あのめだつ傘もなんも見えてないとか
俺の視力、もうおわてるな…。
いや、煙のせいだ煙の。
学生 ナオ
やっぱカルパスだけじゃ腹の足しにならんわー！
［美味しいのは美味しいけどさ、と呟きながらふと立ち並ぶ屋台を見ると、目の前には焼きそば屋が］
オー、エスオーエス！
私、とても、お腹ペコペコよー。
［焼きそばを焼いている人物に見覚えがあると、すかさずたかりに行った］
学生 ケン
チックショー、見えると尚更祭りだよ。
俺も遊びたいよ。
後はこのごつい店主に任せて…
…って、いないし！！！いつのまに！！
どおりで急に忙しくなった気がしたわけだ！
なんという無断トイレ…。
[もう、今さっき焼いた分の残り２,３パックだけ売ったら
勝手に出よう、と決意した]
学生 ナオ
オウ、プリーズギブミーYakisoba!
プリーズ、プリーズ！
［何故か片言で焼きそばを要求する。ちなみに財布を出そうという気配はまだない］
学生 ケン
なんかエセ外国人がきたよ！蒙古襲来！
…蒙古違うな。まあいいや。
あなた良いところに来まーした。
[屋台で取ったのだろう景品やらを、
少しうらめし（うらやまし）そうに見てから]
俺…この焼きそば売り切ったら遊びに行くんだ。
というわけで利害が一致した！
もりもり１パック400円！今だけ！
残りわずか！夏限定！他店よりお買い得です！
学生 ナオ
蒙古はモンゴルだから外国でいいっしょ。多分。
［いきなり口調を普通に戻しながら、景品に注がれる視線に気づいて］
おや、こいつが欲しいのかい？何という欲しがり屋さんだ！
よし、それじゃあこのビカシューのメンコと交換でどうだ？
［差し出されたメンコには、著作権ギリギリと言った風合いの動物っぽいキャラクターが描かれている］
学生 ケン
蒙古はプリーズギブミーとかいわなくね！？
景品欲しいって言うよりか、すっかり祭り満喫し放題だなこやつめハハハっていうニュアンスがだな、
ってビカシューとか小学生か俺は！
ある意味いいパチものネタになる気もするが…
いやいやいや、そんな祭りの勢いには負けないさ！
さあ、そこのよっちゃんたこもつけるんだ！
学生 ナオ
［突然の溜息に、ふと音のした方を向いて］
あれ、どした？
見かけない顔だけど。
腹でも減ったか？
［んんー？と小首を傾げてみる。しかし微妙に可愛くない］
学生 ナオ
うむ、よく考えたらモンゴルはモンゴル語だったな。
だがしかしモンゴルは外国なのだ！これ鉄板。
いやいや、私の祭りはこれからだ！の方が正しい。
何せ私が寄った屋台はこれが２軒目だからな！
まだ型抜きであぶく銭をゲットして爵位も得てないくらいだ。
……ビカシューは貴重だぞ。
恐らく、そのうち駆逐されて姿も見られなくなる。
会社の圧力的な意味で。
しかし、このよっちゃんたこに目をつけるとは……できるな、篠村健！
それに免じてメンコとよっちゃんたこで焼きそばの交換に応じよう。
学生 ワカバ
焼きそばを食べていたら、どんどん減っていくのが悲しいの。
[神妙な顔をしてとつとつと説明するが
２人のやり取りを見て、ぷっと噴き出した]
学生 ナオ
……それは今生の世で定められた悲しい掟だからな。
食べたら減るのは仕方がない。
だがっ！
またここに来れば美味しい焼きそばは、更に美味しい焼きそばへと輪廻転生を繰り返すのだ！
心配することはない、またここで焼きそばを食べればいいんだ。
［ケンの離席宣言を聞いてたのかどうか怪しい発言だった］
学生 ワカバ
焼きそばは減るのが掟……でも輪廻転生！
わかった！ 私強く生きていくよおねーさん！
[ぐっと手を握り強く頷いた]
あれ？ 形抜き行くの？
いまねーいろいろ面白い図案あるんだよ。
[先ほど荒稼ぎした形抜き屋について解説してみる]
学生 ケン
輪廻転生ってなんという火の鳥…！
あれだ、それ以前に食べた焼きそばは
きみたちの心の中にいつまでも…
むしろ心じゃなくて、もっと物質的なところに。
主に油分とかが。
[嫌な事言った]
学生 ナオ
そう！
また美味しく食べられるために焼きそばは焼きそばは焼きそばに生まれ変わる……。
美しい話だ。
［目に光る物……は特にないが。しかし形抜きの話には］
……というか、そんな図案でよく稼げたな。普通割れるぞ。
最近の業者の技術も凄まじいことだ。
でも、面白そうだからいっちょやってみるか。腹ごしらえしてから。
学生 ナオ
ふっ、１軒目は完全実力だ！
１発目こそ外しはしたが、あとは完全にフィーバーしたぞ。
よし、商談成立！
［ちゃっかりと焼きそばをゲットしてご満悦］
だが400円しないとは聞き捨てならないな。
１発300円の射的の景品だから実質600円で買ったんだぞ、私は。
学生 ワカバ
油分……！
でもそんなことを恐れてたら、たこ焼き、焼きそば、お好み焼きの三大粉モノをせいは出来ないのですケン先輩！
[食べ物への情熱を熱く語る]
形抜きはロマン！
夢を形にする職業なんです！
[だんだんとナオのノリに釣られている]
学生 ケン
お、たかさま動いた。
いよーっす。相変わらず目立つ傘だなーっ
さすが たカサま、わかりやすすぎるっ。
[ぶんぶん手を振った]
どうよー、金魚すくい。
学生 ナオ
形抜きはロマン、むしろロマンスだ。
ラインギリギリでの攻防、そして仕上がった時の達成感……。
私は形抜きでやり遂げることの快感を学んだくらいだ。
よし、これ食べたらやってくるか！
あのときの快楽を求めて！
［ケンから物々交換で貰った焼きそばをずるずるとすすりながら、形抜きへの思いを*馳せた*］
学生 ヤスナリ
[下駄をカラコロ鳴らしながら浴衣の少年が歩いている。]
今年も祭りの季節がやってきたか。
今年こそは免許皆伝、狙うぞーっと。にしても暑いな。浴衣とか、着てらんない。
[たすきがけで腕まくりしながらうちわをぱたぱたさせている。]
学生 ヤスナリ
[屋台で買ったイカ焼きを食べながら]
しかし、あれだな。
1人で祭りというのも…何だな。
まいっか。知ってる奴居るかなー。
[そういいながら盆踊りのやぐらの方へ歩いていく]
学生 ヤスナリ
[やぐらの周りには既に大勢の人が輪になって踊っている]
うわ、相変わらずすげー人…！！
[サンバの勢いで踊っているアンを見つけ]
なんだあいつ、すげー面白いな…！
負けてたまるかー！
[手ぬぐいを頭に巻くと、輪の中に入っていった。]
学生 ワカバ
油っこいものは魅力的なのですよ先輩！
おねーさんも形抜き頑張ってください！
私はお好み焼きをGetしてきます！
[ポケットの中のお札をゆらしながら*お好み焼きを買いに出かけた*]
翻訳家 モミジ
[道端に腰かけ、焼きそばを食べながら、周りを眺めている。
周囲では、少年少女たちがにぎやかに話している]
あの傘は鳴神君ねえ。矢作さんに…三田君は頭にハチマキ巻いちゃって。
[くすくすと笑いながら、焼きそばを*食べている*]
鍵っ子 ルリ
ま、まだ寝るには早い時間なのに。
四年生になったので、９時までは起きてて良いのに。
［目をこすりこすり、残りの焼きそばを頬張ると、周りを見渡す］
学生 ワカバ
[ゆらりとその姿がぶれ、白い白衣に背後の赤い鳥居が透ける]
あ。メール。
[器用に片手でお好み焼きを持ち、ポケットから携帯を取り出す。
バックライトに下から照らされた顔は表情に乏しい。
もし誰かが携帯を覗き込めば、液晶は焦点のぼやけたテレビのようによく見えない]
困ったなぁ……。
[眉根を寄せて*ぽつり*]
学生 サヨ
―本部テント周辺―
はい、アイスコーヒーも大丈夫ですよ。
今のオススメですか？
納豆お好きなら是非一度「ネバネバパスタ」召し上がって下さい。
ご家庭でも、めんつゆで真似出来ますけどね！
[マダムにコーヒーサービスのビラを配っている]
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フィルタ
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