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木に登るのなら気を付けたまえ。
落ちたら怪我をしてしまうからね。
何なら私が肩車をしてあげよう。
[ルリと獏のやり取りを見てそんな事を。プレーチェ、と呟く少女に]
君の名前かね?
[と、短く問う。身を乗り出す様に心配げな表情をしつつ、その視線の先を*一瞥し*]
[獏の方へ向いて]
ばーくー[復唱]
なまえ、わからないですか。まえはわかったですか。おへやとおなじで、探せばまた見つかるかもしれせん。
るりるり、ルリ はひとつのはずです。けど、ルリルリですね。
[大きな目がじいと見上げる]
たかい。知らないです。もしくは忘れてしまいました。・・のぼるです。
[おもむろに枝にぶらさがろうとして。ライデンの申し出に]
かたぐるま。
[考え込んだあと、彼の肩をかりて枝へのぼった]
[閉ざされたドームの中は、緑溢れる小さな楽園。
プレーチェの視線>>64を背へ受けながら、Knockerは
ビオトープの合間を縫い、配された小道を歩みゆく。
淡いむらさきの睡蓮が咲く池の畔を回り込むと、
やがて墓碑たる白壁が列を為す一角に出る――]
……。
…何のために、増やすのでしょうか…
[白壁を大きめの色紙ほどの広さずつに区切った、
其処が「ひとりぶん」。刻まれた名の一つ一つへ
指先で触れながら――記憶を手繰るひととき。*]
―枝の上―
[身を引き上げた弾みで、
肩からブランケットが落ちていった。
[腰かけて足はぶらぶら、
ゆるりと頭はプレーチェの方へと]
なにしてるですか?
[女性の背中と直面し、
ぷ、れー、ちぇ、タグをよみあげる]
あー。
プレーチェが書いてあります。
あり。
[何しているのか問われると、蟻のことを思い出して幹を伝う小さな虫を指した]
プレーチェ。
[ルリが読み上げる声を追いかけ、こくこくと頷く]
プレーチェが書きましたか。ちがいますか。
ワンピースについてます、ワンピースがプレーチェなのでしょうか。ちがいますか。
このファスナー半分開いてます。
または半分閉じてます。
閉じるのにファスナーは使われます。
おさめておくように。零れないように。暖かいように。
…とじますか。とじませんか。
[女性の背のファスナーへと、手が伸びて行く*]
あたたかい?
[大人しく枝に腰掛けて、ファスナーが上げられるのを待つ。
背中に顔を向けるとそのまま半回転しそうになって、幹へとしがみついた]
[指された方を視線が辿り。小文字のoを象る口]
ありは、動いてるです。
ありは、いつ眠るんでしょう。
彼らの寝顔は、どんなでしょう。
[ひとりごち。
ファスナーの摘みをあげる。すると、
ちち、ぢ、ぢじーっ、
緩やかに速度を増し、音をたて閉じていった]
できました。プレーチェ。
[そう静かな声*]
[落ちたルリのブランケットを拾い上げ、傍の大きな丸岩の上に畳んで置いておく。
ルリやプレーチェ、獏の様子をしばらく眺めていたが、思いついたように]
私は少し散歩をしてこよう。
此処の詳しい様子も知りたいし……
他にも人がいるかわからない。
[遠い円周を見据える。部屋を出る時に確認した、点々と並ぶ扉は、此処からではよく見えなかったが]
では少年少女達よ、また会おう!
[正義の味方を気取ったような挨拶をし、三人に向けひらりと手を振った。コートを揺らして踵を返す。ビオトープを離れ、歩いていき]
[仰いで見えるのは、天井のガラス越しの空。それより少しく下には二階部分が見え、上るためらしい螺旋階段もあったが、ひとまずはドームの壁際を歩いていく事にした]
君。
私かこの状況について、何か一つでも教えてはくれないのかね?
[時折は「声」に話しかけつつ。教えてくれないかというその問いには、「声」はいかにも棒読みで「貴方はヒーローですよ、多分」と返し]
……まあ、教える気がないらしいというのはわかった。
しかし何だね、こうしていると何かゲームに参加してでもいるような心持ちになる。
記憶を取り戻せば私の勝ち、取り戻せなければ君の勝ちという……
実際そのような話であったりはしないかね?
[これには返事がなかった。肩を竦め]
では、代わりといっても何だが。
部屋に戻ろうという気になった時には……
……私がいた部屋がどこだったか、教えてくれるね?
[緩やかな歩みは止めないまま、そう*問いかけた*]
[ルリの視線に気付いて目線を合わせる。
ぱちぱちとゆっくり二回瞬いてから、ライデンを見た]
また会おう?
[スチャッと敬礼で見送り]
[立ち並ぶ墓碑の向こうから、水が流れる音が聴こえる。
こつ こつ こつ ざらりとした石畳を歩みゆく靴音も。
彷徨うKnockerは時折立ち止まり…死者の名の刻みに触れ]
…私が、あなた方を悼むというのは…
やはり道理に適わぬことでしょうか?
[その「鍵穴」を辿る。こつり―― 1度だけ、Knock。]
[Knockerは見知る名を探しては、墓碑銘に触れる。
高い位置にある其れには、踵を僅か持ち上げて。
低い位置にある其れには、片膝を石畳へついて。]
幾人かが、既にお目覚めです。
今のところ、年若い方ばかりで…。
…ああ。お一方、少し年長さんがお出ででしたか。
[他愛無く、死者へ見聞きした出来事を報告する。
1本の樹へ集っていた面々の姿…中でも幾分か
年嵩に見えた長身の男――ライデンを思い出す。]
若い方々の保護者になって下さるでしょうかね?
そういうことには、興味のない方でしょうかね?
――かつての私のように。
[同意を求める態で、こつり。手の中の鍵が軽い。]
…記憶がなければ、重ねた筈の経験も焦燥の種。
せめて楽園が、楽園のままでありますよう。
[触れた名へ供えられた花はどれも枯れて久しい。]
[高い位置から見下ろす、さっきまで自分が立っていた場所。高さが変われば、世界はその色を変えるから。低い位置にいた時に、例えば悲しみに崩れそうになって。世界が、悲しみの色に染まってしまった時。そんな時には、登ればいいと思う。高い位置から、世界を見ればいいと思う。悲しみの藍に染まった世界が、見下ろせば透き通る青になる。見上げれば澄みわたる蒼になる。世界は、こんなにも美しい。そう、誰かに言われた気がするから。]
やっぱり、高いと気持ちいい。
[ぽつり、小さく呟いて。]
気持ちいい?
[聞こえた言葉を反芻してから、やおら立ち上がる。
右足を振り出し、樹からすとんと降りた。
屈伸の姿勢から両手を上に伸ばす格好へ]
ん。
[小道を歩き出すと、遠く、黒髪の少女と目が合った。
先に目をそらしたのは年上の少女の方]
おはよう?
[声をかけてから、道を更に進む。
やがてKnockerの背中を見つけて忍び寄ったが、裸足が枝を踏み折った]
グッドモーニング スイートダーリン。
[真っ暗な室内]
眠り姫は、『おはよう』なんて味気ない挨拶ではなくて、王子様のキスで目を覚ますのよ。
それから、レイディの着替えの時は、背を向けてね。
うふ。気持ちの問題よ。
[衣擦れの音と共に笑い声が響く]
[ぺたり
ぺたり]
[壁のディスプレイに灯りがともる。
女性は笑みを浮かべ、ディスプレイに軽やかに指を躍らせる。
表示されたのは、通り一遍のインフォメーション。]
ダーリン。あたくしの名前を教えて頂戴。
[7つの名前が映し出される]
……アン・プレーチェ・ライデン・ルリ・バク・テンマ・ペケレ……。
……ペケレって変わったお名前ね。
[少し間を置いて、ぷ、と噴き出す]
まぁ。ペケレってあたくしの名前なのね。
ペケレ……ペケレ。哲学的といえなくもないわね。
[歌うように名前を唱える]
7人の眠り姫はみんな起きてる。王子様頑張ったのね。
7人だと小人になっちゃうわ。
他の眠り姫はどこにいるのかしら?
[ディスプレイを指でぴんと弾く。反応は無い]
今は内緒なの?
つれないダーリン。
[くすくすと笑いながらディスプレイに背を向ける]
じゃあ。眠り姫たちに目覚めのキスでもしてこようかしら。
[扉が開き、明かりが室内に差し込む。
まぶしそうに目を細めた後、裸足のまま歩き出した]
[またひとつ――白い墓碑のひとつへ触れようとした折、
ぱきり
乾いた音が空気を響かせるのが聴こえ…指先を止める。]
……、
[石畳へ片膝をついたまま振り返ると、先刻樹上へ見た姿。
Knockerは立ち上がる。膝へは塵ひとつついては来ない。]
おはようございます? …お怪我はありませんか
[丁寧な辞儀を向けて、彼女の足元を見遣りながら言う。]
なぁ、ルリルリ。
喰われた夢は、どうやったら帰ってくると思う?
帰って来ないのかな?
[隣に残る少女に声をかけるが、答えは期待していない。]
いいお天気ね!
ダーリンあなたもそう思わない?
[ぺたり ぺたり]
[適当な扉を開き、たどり着いたのは、白い石の群]
お墓かしら?
[顎に手を当てて辺りを見回す]
あら、眠り姫さんたち、グッモーニン。
[墓碑群に居る人を見つければ笑顔で声をかける]
……しかし、私は間違いなく大人だろうね?
やたら老け顔の少年だったりはしないだろうね。
しないかね。それはよかった。
[ふう、と息を吐き]
>>96
おけが?
[視線の先にある自分の足をふらふら振る]
だぁれ?
[Knockerに尋ね、そして聞こえてきた女性の声>>99に顔を向けた]
グッモーニン?
[天を覆う白いドームには、太陽を模した暖かな光源。
石畳は仄かに温かく…佇むなら冷え来るもあるか。
華やかな響きの声が、新たなひとりの訪れを告げる。
白壁の如き墓碑の向こうを振り返り…丁寧な一揖を]
おはようございます。
…あなたにもよき朝だとよいのですが。
[此方も眠り姫とやらに含めるらしき女の言>>99へは、
僅か困惑げな笑みで空気を震わせずそう答えた。]
[娘の白い素足>>101が揺れる。小枝のささくれなど
刺さらなかったかとすこし見遣るが…赤は見えず]
大丈夫だったようですね。
テンマと申します… 天満貴文。
私の名には、あまり意味はありませんけれど。
[そして、ルリへもそうしたようにまず己の名を告げ、
出会ったふたりへ、名と――もうひとつを*尋ねた*。]
それから――お2人のお部屋は、どの扉でしょうか?
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