人狼物語 執事国


99 白鳥の歌

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おさげ髪 チカノ

『…おねえちゃん、今日はげんき?どこもいたくない?』

[父の陰から、小さな弟が顔を覗かせる。彼が前に来た時はあまり調子が良くなくて、ずっと伏せっていたのだ。どうやらそれを覚えていて、気にしているらしい。]

 ありがとう。今日は、元気だよ。
 ハルちゃんも元気?

[答えて、今度は千夏乃が、少し屈んで弟の頭を撫でた。]

(79) 2012/12/ 9(日) 04時30分位[3階・談話室]

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 04時40分位

人形師 ボタン


3階 談話室

[重くはないが嵩張りうるさく鳴る袋を談話室の一角、椅子の上に置くと、老婆は足を引きずりリズムのずれた歩行で自販機の緑茶を買い求めた。流石にすぐに動くことはせずに、袋の隣に仲良く腰を下ろす。
 TVではどこかのアナウンサーが口早に若すぎた死を嘆いていた。その口上を眺める老婆の眼差しは焦点が微かにずれていた。

 談話室内に知った顔があれば、もしくは話しかけられれば。いつもの老婆の顔を、皺にまみれた笑みを浮かべ、それこそいつも通りに会話するのだが。
 午後のいまだ早い時間、そこにいる人物の把握までは老婆の思考は追いつかなかった**]

(80) 2012/12/ 9(日) 04時40分位[3階 談話室]

おさげ髪 チカノ

前日の3階・談話室

 排水口…。

[ゴトウの提案に、ふと思案顔になった。]

 出て行くお湯と、注ぐお湯の量が違ったら…傾きがかわる、のかな?うん、たぶん。

[しばらくぶつぶつとつぶやきながら考えて、それからぱっと顔を上げ]

 出て行くお湯の方が多かったらいつかお湯はなくなるし、注ぐ方が多かったら、またあふれますね?

[千夏乃は楽しそうに、ころころと笑う。彼女の頭の中では、あふれるお湯がフルカラーのアニメーションで再生されているのだ。]

(81) 2012/12/ 9(日) 05時00分位[前日・3階・談話室]

おさげ髪 チカノ

『本当に正しいってことが自分で示せる』

[ゴトウの言葉に、千夏乃は深くうなずいた。]

 そう。グラフが描けないくらい、ずっと遠くの話でも、式があれば想像できる。ここにないものを、目にみえる形にしてくれる。そこが、すごいんです。

 歌もね、同じなんです。
 奥底に隠れてる人のこころを、形にしてくれる。だからわたし、数式と歌が大好き。

 友達はみんな数学が好きじゃないから、チカノは変わってる、って、言うけど。

[唇をわずかにとがらせて]

(82) 2012/12/ 9(日) 05時00分位[前日・3階・談話室]

おさげ髪 チカノ

 ……もっともっと、色んな知らなかったことを、知りたい。わかりたい。

 もっともっと、隠れてるわたしを、知ってほしい。

 そうしていつか大人になったとき、自分の力で何かあたらしいものを作り出せたら、見つけ出せたら……素敵だと思いませんか?

[千夏乃はまっすぐに、ゴトウの目を見つめた。]

(83) 2012/12/ 9(日) 05時00分位[前日・3階・談話室]

おさげ髪 チカノ、照れ笑いを浮かべた。「ごめんなさい、ヘンな話しちゃった」

2012/12/ 9(日) 05時10分位

おさげ髪 チカノ

昼過ぎ、3階・談話室

[いつもの通り自習セットとマグカップ、ひざ掛けを持って、千夏乃は談話室へと向かった。もちろん、羊の縫いぐるみは手放さない。

しかし今日は、勉強なんてできる気がしなかった。
夕方には父と弟がやって来る。それを思うと、気もそぞろになるというものだ。

そわそわしながらもノートと白湯を準備して、ひざ掛けを広げたとき。なにやらがさがさと響く音。]

(84) 2012/12/ 9(日) 05時10分位[お昼過ぎ、3階・談話室]

おさげ髪 チカノ

[売店の袋をがさごそ鳴らしながら現れたのは、人形を抱いたお婆さん。
見舞い客、にしては、外を歩く服装ではない。

千夏乃は興味を覚え、羊を連れて自動販売機のそばに掛けた彼女に、近づいてみた。]

 …こんにちは。お見舞いですか?

(85) 2012/12/ 9(日) 05時20分位[お昼過ぎ、3階・談話室]

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 05時20分位

おさげ髪 チカノが接続メモを更新しました。(12/09 05時20分位)

人形師 ボタン


おや…………

[老婆は一度、ゆっくりとした瞬きをした。学生ほどの女の子が近づき、声をかけてきたのだ。そちらへ眼差しを、顔を向けると、口端を持ち上げた。]

   んふふふ、お見舞いさんぐらい元気に見えるんなら嬉しいねェ
    でも残念ながら、婆ちゃんは長ァく、ここにいる患者なのさ。

(86) 2012/12/ 9(日) 05時50分位[3階 談話室]

人形師 ボタン

嬢ちゃんはァ――

[抱えた羊を、彼女が来た方向をたどり、広げられたノートを見]


    お仲間さんかねェ……
      可愛いお人形さん連れてる患者仲間ってやつかいね

(87) 2012/12/ 9(日) 05時50分位[3階 談話室]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 06時00分位

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/09 06時00分位)

学生 コハル

―朝―

[起きて外を眺めると、青い空に虹が架かっているのが見えた。]

わあ、綺麗

[こんなにはっきりとした虹を見るのは初めてかもしれない。
私が見た虹は架かってるのか架かっていないのかよく分からないレベルで、申し訳程度に七色だった気がする。]

よーし、頑張るぞー

[昨日会ったおばあちゃんに沢山元気と勇気をもらった。
早く治して、またバレーボールを始めたい。]

(88) 2012/12/ 9(日) 11時10分位[5階の病室]

学生 コハルが接続メモを更新しました。(12/09 11時10分位)

画家 レン

[割れた文字盤、其処に生じた皹に、表面が剥げた部分に、細筆でそっと色を乗せていく。そうして乾かせば、瑕疵はほとんど目立たなくなった。
 それからピンセットと接着剤とで、一つ一つ、砕けた硝子の欠片を嵌め合わせていく。パズルを解くかのように、少しずつ。
 硝子は色で補うというわけにはいかず、そもそも失われてしまっていた欠片もあり、小さな穴や皹がはっきりと残る事になったが、ともあれ形にはなった]

……

[作業を終えた頃には、昼下がりになっていた。おやつどき程の時間だったが、特別菓子などを食べたい気分ではなく。男はキャンバスに向かった]

(89) 2012/12/ 9(日) 14時20分位[531号室]

画家 レン

[男はキャンバスに色を乗せていった。
 幾つも幾つも、いつものように極彩色に。
 これもいつものように、目のない笑った人間を、白の絵の具で中央に描き――]

[――黒色で、塗り潰した]

[人型の内を埋めるわけでもなく。筆記具でそのの書き損じを葬るように、ぐしゃぐしゃと]

(90) 2012/12/ 9(日) 14時30分位[531号室]

画家 レン


…… もう、 好きにはさせない。

消して、……
        消えて、やる。

[その残骸たる黒を睨み付けるように見据え、呟いた。筆を水入れに付け、そのまま手を離す。筆は一度僅かに沈んでから其処に浮いた。筆先から滲み出す黒が、水の色彩を呑み込んでいき]

(91) 2012/12/ 9(日) 14時40分位[531号室]

画家 レン

[そのキャンバスとイーゼルを中央に配置してから、男は窓際に寄った。珍しくカーテンを開き放していた、その窓をがらりといっぱいに開く。
 吹き込んできたそよ風が、壁に貼られた絵の端をひらひらと揺らした。
 それから、男は修理した時計を手に取った。ベッドのサイドテーブルに丁寧に畳んだハンカチと並べてそれを置き、一枚のメモを書いて脇に添えた]

[そのメモには、
 ――「誰か」に渡して下さい――
 そう一文だけが書かれていて]

(92) 2012/12/ 9(日) 14時40分位[531号室]

画家 レン

[その後、男は部屋を後にした]

[かつり。ぺたり。
 松葉杖を伴う足音を響かせながら、男は廊下を歩いていった。そして、廊下の端、周囲に部屋もない行き止まりで、人通りの少ない場所で足を止め]

……、

[窓際に立ち、硝子の向こうに広がる空を、橙が混じりつつある、鮮やかな、綺麗な空を、*眺めた*]

(93) 2012/12/ 9(日) 14時50分位[五階廊下隅]

画家 レン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 14時50分位

画家 レン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 14時50分位

内科医 ユウキ

午後:五階廊下

[ぼんやりとした僅かな時間を屋上で過ごした後、午後は入院患者の治療処置を行った。
前回よりも目に見えて回復している患者もいれば、治療自体が無意味なレベルまで進行している患者も存在する。常であればその結果に一喜一憂し、励ましの言葉を送るところであったけれど。

言葉はただ、機械的に音と成していくだけだった。

その後、5階のナースセンターへ足を運び、看護師へ担当患者の指示を行った。
散々思案した挙句、やはり柏木に声を掛けていこうと、531号室へ向かう途中、窓辺にて彼の姿を捉えた。]


[青と白と橙のグラデーション。柏木の描く絵よりも明度が暗いかもしれないけれど、何処か似ているその風景。その中心に佇む柏木の姿は翳りを帯びて、浮世離れした荘厳さが滲んでいる。

掛ける言葉を見失い、離れた位置から動けなかった**]

(94) 2012/12/ 9(日) 15時30分位[→廊下]

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 15時30分位

学生 タカハル

ー回想ー

何かを探し出すこと。
それは、楽しいこと。

数学と音楽...音楽の中にだって、数学は隠れているから。
そういうのを考えてみるのもいいと思うよ。

誰だってやれば、まだ世界で誰も見つけていないことも見つけられる。
それも、とってもすごいことでもあるんだと思うんだ。

(95) 2012/12/ 9(日) 16時00分位[談話室]

学生 タカハル

夜・303号室

...思っていたよりも色々話したな。

まぁ、そんなに普段話さないからなのかもしれないけど。

...楽しかった。

明日はお父さんが来るんだろ...いいな...。

[そんなことを言いつつ寝る準備を済ませていき。

夕食を食べて程なく眠ってしまった]

(96) 2012/12/ 9(日) 16時40分位[談話室]

おさげ髪 チカノ

[よその病棟に入って怒られないのだろうか、と思ったが、お婆さんは師長や医師たちよりもずっと年上なのだから、怒られないのかもしれない、と思った。]

 えへへ。お誕生日に、もらったんです。
 おばあちゃんのお人形さんも、かわいい。

[羊を口元に掲げて、笑う。
それから、人形に羊の鼻先を近づけて]

 「こんにちは。おなまえはなんていうの?」

(97) 2012/12/ 9(日) 17時50分位[お昼過ぎ、3階・談話室]

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 17時50分位

人形師 ボタン


  おやまァ、それならさぞかし大事なお人形さんだァ
    その子もお嬢ちゃんのこと大分好きなんだろうねェ
   
[誕生日にもらったと紹介される羊は掲げられ、姿勢が伸び、心なしか胸を張っているかのようだった。老婆の腕に抱かれた人形は、その鼻先に自身の鼻を触れ合わせるように――そう、老婆の腕が動いた。セルロイドの顔面に描かれた瞳に白がいっぱいに映る。]


   ンフフ、この子ァね。

(98) 2012/12/ 9(日) 18時40分位[3階 談話室]

人形師 ボタン

ずぅいぶん長く眠ってたから自分の名前も忘れっちまってェ……
御船での旅はネェ 昔ァそれはそれは長かったから……笑わないでやっておくれよぅ

   もしかしたァら、
  羊さんの名前をきけりゃあ思い出すかも

[くしゃくしゃと顔を縮めるようにしながら笑い、言葉にするのは相手の見た目の年齢よりも聊か下の子を相手にするような人形遊び。]

(99) 2012/12/ 9(日) 18時50分位[3階 談話室]

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/09 19時00分位)

学生 タカハル

朝・303号室

...虹か。

[翌朝、起きてカーテンを開けたところ、窓からは虹が見えていた。

その色は...には7色には見えるが。
それは日本人が色に対する造形が民族的に深いからなのだろうか。
5色だったり、2色と言われているところもあるのだから。

でも、それを7色と思えることを。

ありがたいと感じた。]

(100) 2012/12/ 9(日) 20時20分位[303号室]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 21時20分位

学生 ナオが接続メモを更新しました。(12/09 23時20分位)
画家 レンが接続メモを更新しました。(12/09 23時20分位)

人形師 ボタン



[ふと、老婆は談話室の窓から外を見た。そこにはもう、虹の欠片さえもない青空が広がるばかりだった。]


   奈緒ちゃんやァ、小春ちゃんも、
      見たのかねェ……

     そうそ、お嬢ちゃん、小春ちゃんってェ知ってるかい。
      お嬢ちゃんよりかァちょいと御嬢さんだけどね、
     その子ァ病院で退屈してそうなのさ

[皺の中にある黒目はゆっくり戻り、羊と、それから持ち主の女の子を見る。彼女が小春のことを知っているならばそれ以上言及はせずににこりと笑うくらいなのだが、もし、知らなかったとしたら。お友達誘っていってみるといいよ などと唇をすぼませながら言った。]

(101) 2012/12/ 9(日) 23時20分位[3階 談話室]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 23時30分位

学生 タカハル

3階・談話室

あ、ボタンさん。

[相変わらず今日も暇だったので談話室に来てみると、ボタンさんと、千夏乃がいた。

ボタンさんとは今までも何度も話したこともあってか、少し嬉しそうである。]

(102) 2012/12/ 9(日) 23時40分位[3階談話室]

学生 タカハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 23時40分位

人形師 ボタン



[それは田中老人特有のお節介でしかなかった。
 小春が同年代ほどの女学生が見舞いに訪れて喜ぶか――というのは、まだ数十分しか過ごしていない彼女には計り知れるところではなく。]

  御嬢さんよりかぁ、御嬢さん ……ありゃァ何か違う……?

   お姉さんよりか御嬢さん  これでもなくて、えェとぅ――


   あらァ。孝治くんじゃないの。
    こんにちは。……あら、もしかして。二人はお友達?

[現れた後藤と、羊連れた女の子との間で視線は泳ぐ。
 彼と話したことは幾度もあった。彼の話ぶりにも、また、彼の読む本にも、頭が良いんだねェと孫に向けるような視線と共に褒め言葉を向けることも。]

(103) 2012/12/ 9(日) 23時40分位[3階 談話室]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 9(日) 23時50分位

学生 ナオ

[5階を抜け、ぺたりぺたりと靴音を鳴らしながら検査に向かった。眼鏡を外して台の上に横になり、目を閉じた。

一つ検査を終え、次の部屋へ向かう。
途中技師の都合や、再検査などもあり、全ての検査が終わったのは、予定の時刻を越えた、夕食寸前の時間だった]

(104) 2012/12/ 9(日) 23時50分位[検査中]

画家 レン

[己が見えるところまで来た結城の存在に、すぐに気が付く事はなく。僅かにふら付きながらも、男は松葉杖を持った片手で窓を開け放った。夕方の冷えた風が吹き込み、帽子から漏れた髪を揺らす]

……

[落ちるような青。焼けるような橙。散りばめられた白。重なって浮かぶのは、淡い緑に、銀混じりの紫に。奈落のような、暗い藍に]

……、

[あの時とは違う、と思った。
 此処に入院する要因が作られた、時。
 あの日は、空は暗く曇っていた。
 冷たい雨が降っていた]

(105) 2012/12/ 9(日) 23時50分位[五階廊下隅]

学生 タカハル


僕がそう思われているなら、ね。

5階の...無菌室の人かな?
会ったことはまだないな。でも、僕達とは同年代なんですね。知らなかった。

...僕は時間があるので大丈夫ですけど...千夏乃はお父さんが来るのだったよね、今日。

時間とかが大丈夫ならいいけど。

ところで、最近は体調大丈夫ですか?
あ...この娘、スカート変えました?
前は黒かったっけ...?

(106) 2012/12/10(月) 00時00分位[3階談話室]

画家 レン

[男は高所からの落下事故により此処に入院する事になった。そうして生じた複雑骨折は片足を失わせるまでのものだったが、それ以外に重大な怪我はなかった。落下した箇所が自転車置き場のテントの上だったのが良かったのだという話だった。
 落下事故。割合と知られた画家である男の不幸は、けして大きな扱われ方ではなかったが、メディアにも取り上げられた]

[事故。
 それは、本当は事故などではなかった。
 男は、その日――自殺を試みた、のだった]

(107) 2012/12/10(月) 00時00分位[五階廊下隅]

画家 レン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/10(月) 00時00分位

人形師 ボタン



>>106
[冷めた物言いをする孝治に、脇の椅子を指示しつつ。
 友達とは何やら言い切らない言葉に、羊の子の方へちろりと視線を流しては、皺の刻まれた顔に笑みを形作る。]

  
  今日はお嬢ちゃんにお見舞い来る日だったのねェ。
    それは楽しみの日だァねえ。

    今日じゃなくとも、明日でも
     それこそいつだって行ってみりゃあいいよぅ。
   小春ちゃんってェ子は、その、バレーの選手らしいからねェ
   それこそ高校のお話だって聞けるかもしれないし……。

(108) 2012/12/10(月) 00時10分位[3階 談話室]

人形師 ボタン

[うんうん、と首の皺を深めたり薄めたりしながら頷いた。
 話題の転換のように人形に話が及ぶと、ンフフ、ともったいぶったような、娘のような声色で笑い]

   あらま、流石の孝治くんだ。
 女の子の服装変わってるのに気づくたァ粋な男だねぇ。

  そうなんだよ、今日の朝、びろうどのスカート縫い上げてね
   さっそく新調してきたのさァ……
  ふふ、ほォら、気づいてもらって嬉しそうだこった

(109) 2012/12/10(月) 00時10分位[3階 談話室]

学生 タカハル

[脇の椅子を指示されたのでお言葉に甘えて座らせて貰い。

何やら自分の言葉に微妙な表情をされてしまったのではて、と思い、自分なりの答えに至る]

僕は...昨日初めて話したから。
だからまだそんなに...って感じでっ。

いや僕は楽しかったし友達でありたいと思ったし。

[5階の無菌室の患者さん、については少し落ち着いた感じで]

高校生なんだ...。
中学生とは少し違うけど...行っても大丈夫かな?

(110) 2012/12/10(月) 00時20分位[3階談話室]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/10 00時20分位)

内科医 ユウキ

[暫く動かぬままに、柏木の姿を見つめていた。
様子を窺っていた訳でもなく、風景に溶け込んだ柏木の姿が現実なのか夢なのか、その判断さえも出来ぬほどに見惚れていた、のかもしれない。]

 ――柏木さん……!

[自分の上げた声に驚いて目を瞠る。色の洪水に柏木が吸い込まれてしまうような錯覚を覚えた所為だった。
あの色の洪水こそが、『柏木を追うもの』なのでは、などと妄想が、過ぎった瞬間だった。
彼が気づいてくれたなら、「何でもないです」と片手を左右へ振りながら数歩、彼へと近づき]

 明日も、いい天気になると思いますよ。
 明日、散歩に行きませんか?

(111) 2012/12/10(月) 00時30分位[→廊下]

人形師 ボタン


>>110
[内心を悟ったか、言葉にし直されたものに大げさに胸をなでおろした。
 化学繊維の金色が巻き込まれ、微かに広がる。]

  ――あァ……そうだったのかい。
 ちょいと驚いちまったよぅ……
もしかするとォ、――嬢ちゃんと孝治くんの間にねェ……
 青春の一ページみたいなものが繰り広げられ、破り取られた後だったかしらん
 だなんて。ふふ、婆ちゃん一人でドびっくりしちまった。

[質問にふむぅと唸るような言葉を喉奥から零し、
 ふと思い出したように売店で購入した菓子を広げだす。]

 そうさねェ、大丈夫だと思うよう。
  でも、入る前に看護士さんにでも声かけて、
  お見舞いしていいか聞くと尚、いいかもねえ。
 
 ほォら、無菌室っつうと……あれだろう。なんか大変な病気が多いんだろう。 

(112) 2012/12/10(月) 00時40分位[3階 談話室]

画家 レン

[男は幼い頃から絵を描く事が好きだった。本来色のない物に色を、あるいは物に本来とは違った色を見る――共感覚と呼ばれる能力の一種を、男は生まれながらにして具えていた。男の瞳に移る世界はとても鮮やかで綺麗で素晴らしかった。だが周囲の人間に幾らそれを伝えようとしても、同じ感覚を持たない者達には、正しくは伝わってくれなかった。故に、その世界を、出来る限り伝えたいと、男は絵に熱を注ぎ出したのだった。
 そして二十代の始め、前衛寄りの風景画家として世に出た。その色彩感覚は。鮮やか過ぎる程の色彩と対照的な精密な描写は、それが合わさった独特の画風は、相応の評価を受けた。
 一部には、過去の天才達の再来だとまで、言われた。男は、満足していた。誉めそやされる事ではなく、己の世界が伝わった事に。
 評価する人々はその世界に魅せられてくれたのだと。信じていた]

(113) 2012/12/10(月) 00時40分位[五階廊下隅]

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/10(月) 00時40分位

画家 レン

[――柏木さん。
 そう呼ぶ声が聞こえて、男ははっと其方を見た。其処には、目がない笑った人間が――否。結城、が、立っていた]

…… 結城、先生。

[散歩に、という誘いには答えず、ただその名前を口にした。結城は、笑っていた。笑っているように、男には見えた。それも、嘲笑うそれを、浮かべているように。
 ――全ては、妄想だった]

(114) 2012/12/10(月) 00時40分位[五階廊下隅]

画家 レン

[世に出てから数年経って、男はより人気を得た。それから更に数年経って、男は、――落ちた。
 何も描けなくなったというわけではない。絵自体が変わったわけでもない。人気が全てなくなったわけでもない。だが、少なからず、評されるようになった。画家「レン」は、終わったと。所詮インパクトだけに過ぎないような、流行のような、天才もどき、凡庸な創作者に過ぎなかったのだと]

[男は、思った。
 何故なのか、と。
 自分は名誉など欲しいわけではないのに。自分に才能があるとすら思っていないのに。自分は、ただ、この素晴らしい世界を、他の人にもわかって欲しかった、見て欲しかった、だけなのに。
 その想いは果たされたと、思っていたのに]

(115) 2012/12/10(月) 00時50分位[五階廊下隅]

学生 タカハル

>>112

[青春の1ページが...と言われていることに少し驚きつつ]

って、そんなことを考えてたんですか...

ここの間に、そんなものあるってどうやったら思うんですか...。
今の所は無いし、大丈夫かな。

[僕は、もうダメっぽそうだし、という声は言葉にはならない。
それは雰囲気を悪くするだけだから。]

確かに無菌室なら看護士さんに言っておかなきゃだめですよね。
ちゃんと言っとこうと思います。
バレーか...。

(116) 2012/12/10(月) 00時50分位[3階談話室]

おさげ髪 チカノ

 このこ?このこはね。ぽーちゃん。
 まっしろふわふわの、ひつじだよう。

[お人形のほおを撫でて、千夏乃は答えた。]

 お人形さんは外国からきたの?長旅だったのね?
 ――もしかして、おばあちゃんが子供の頃のお話、だったりするんですか?

[目をまるく見開いて、問う。]

(117) 2012/12/10(月) 00時50分位[お昼過ぎ、3階・談話室]

内科医 ユウキ

[叫ぶように呼んでしまった所為か、柏木は驚いて振り返ったように、見えた。

己は、笑っていた。
勿論、嘲笑の類ではない。
微笑んで、いた。
『何か』に怯える柏木を無意識にも同志のように感じていた。

覇気の感じられぬ柏木の声が鼓膜へ伝う。
まだ、自分が『あいつら』に見えているのかもしれないと、朧げに悟り。

明日、明るい陽光の下、会話をすれば…、彼の心に巣食うもののかたちを教えて貰えるかもしれない、などと思考を巡らせ。]

 じゃあ、また明日。

[一方的に約束を取り付けて手を振り、柏木に背を向け階下へ向かうべくエレベーターへと消える。
それが、最期に見た柏木の姿、だった*]

(118) 2012/12/10(月) 00時50分位[→廊下]

画家 レン

[そうして、男は病んでいった。男の描く絵は、段々と暗い物になっていった。
 男は少しずつ思うようになった。周囲の人間は、自分の世界を本当に見ても、素晴らしいなどとは思わないのではないか。綺麗だ、などとは。もしかしたら、鮮やかだ、とすらも。だから彼らは自分をくだらないとわらう]

[笑う。わらう。わらう、……]

[皆、笑っている。
 皆、自分を笑っている。
 皆、自分の世界を、笑っている]

[男は、そう考えるようになった]

[男は、妄想に、狂気に、取り憑かれた。その頃から、男の描く絵は変わった。男はサングラスと帽子とマフラーを欠かさないようになった。
 笑う目を見ないように。笑うあいつらは色に閉じ込めて。笑わない、恐れる目を、見られないように。口を見られないように。笑わない、それすらも、笑われる、それを、避けるように]

(119) 2012/12/10(月) 01時00分位[五階廊下隅]

画家 レン

[妄想を恐れ続け、
 妄想に追われ続け、
 男は、その日、己の住むマンションのベランダから、飛び降りた。あいつらが、消せないのなら。自分が、消えてしまえば。助かるのではないかと。もう苦しむ必要もないのではないかと]

[だが、それで男が死ぬ事はなかった]

[打った体、砕けた左足、それらの痛みは、感じもしなかった。雨に濡れながら、男は暗い空を仰いだ。刹那、唯一愛し続けていた色彩にすら、見放されたかのような気持ちになった]

(120) 2012/12/10(月) 01時00分位[五階廊下隅]

おさげ髪 チカノ

 ……こはるちゃん?

[突然飛び出した名前に、首を傾げる。
千夏乃は個室だし、あまり他の子供と面識はない。]

 わかりません。わたしが知ってるのは、三つ隣の部屋の、あっこちゃんくらい。でも、あっこちゃんはまだちいさいんです。わたしより大きいひとは、えっと

[そういえば昨日の、と、彼の名を思い出そうとした時、談話室に当の本人が、現れた。]

(121) 2012/12/10(月) 01時00分位[お昼過ぎ、3階・談話室]

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生存者 (1)

警備員 ノギ
4回 残11896pt

犠牲者 (4)

告げ人 アン(2d)
0回 残12000pt
学生 ナオ(4d)
56回 残10361pt
人形師 ボタン(5d)
34回 残10947pt
内科医 ユウキ(6d)
37回 残10721pt

処刑者 (4)

画家 レン(3d)
9回 残11758pt
学生 タカハル(4d)
5回 残11842pt
学生 コハル(5d)
2回 残11954pt
おさげ髪 チカノ(6d)
19回 残11493pt

突然死者 (1)

社長 ヘイケ(3d)
1回 残11972pt

参観者 (1)

歌い手 オトハ(1d)
18回 残11589pt

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




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