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[肩の上で三毛猫がぶるりと震える]
……ここも危険かのう。
[三毛猫を撫でながら、ヘリポートから降りていく、次に2匹の猫が現れるのは──**]
― 後日 ―
[ゼロ・シティでは見ないような気の利いた店。
店員に案内されるまま歩く。預かるという荷物、コートは預けても手荷物の方は持ったまま]
あらオーナー、ご無沙汰。
ええ、ご覧の通りよ。
[ヂグではなく、この店のオーナーが顔を出すと、笑いかける]
私のお客、来てないかしら?
[ユウキとの約束は時も場所も決めていない。
だが居れば、オーナーは隠さず案内してくれるだろう。彼は自分の本当のファンクラブ員だから]
来ていないなら、いいのよ?
預かりものを頼むから。
[手荷物から出したのは、一本のシャンパン。
もう一カ所、と、黒猫と共に忍び込んだ、あの方のワインセラーからくすねてきたそれ。
ウミの分は実家に送りつけておいた。
ヂグは廃屋を装った隠れ家に。
ネギヤの分は行きつけの大福屋。
ユウキの分だけは、どこに送れば良いのか解らなかったので、こうして持ち歩いていたのだ]
はーい、姫。
ご機嫌麗しゅう。
[オーナー直々に案内されて現れたザクロを
ひらひらと手を振って、出迎える。
さっきまで弄んでたアレは大事にしまって。]
約束を果たしにきたよ。…覚えてる?
[シャンパン片手に「君の瞳に乾杯!」と言うのは、まだほんの少し後…?]
[腕時計を見る。
シャンパンに付けたメッセージカードには、時間しか書かれていない。
ブラックキャットを手に入れて、かりそめの仲間がどう動くか、敵か味方かそれ以外か、解らないけれど]
祝杯はあげないとね。
[あの方に一泡吹かせる。
その目的は皆で達成したのだから。
別々の場所でも、同じ時間に祝杯を挙げよう。
メッセージカードの時間は、もうすぐ**]
─ 実家 ─
[三毛猫を膝に乗せつつ、小さく乾杯]
ほんとに、油断ならない世の中だのう。
[その表情は実に楽しそうである**]
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