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利権争いなら荒事は珍しくないけど…この村だと賛成派の方が優勢みたいだけど。
それに、賛成派が神隠しなんて騒ぎ立てて、何か利益があるのかしら。
やめましょ。考えても答えは出ないわ。
駐在さんも集会場に行ってくれたし、ネギヤさんの冗談なら、大事になる前に出てくるでしょう。
[頭を振って思考を終えると、その日は自宅に戻った]
─翌朝・自宅─
[夢も見ずよく眠り、快適な目覚めを迎える。
いつもの習慣で窓際に水を置き、挨拶をした。
身繕いの後、押入の天袋から大きな行李をおろして思案]
大きなつづらと小さなつづら。どちらがいいかしら。
[中から袱紗にくるまれた細長いものをとり出し、黒い鞄に仕舞い。そうして学校へ向かう]
─校庭─
7月22日 8時42分 気温24度 湿度0%
今日も暑くなりそうね。
[百葉箱を開き、気温と湿度を書き込み、昨日の記録に目を止めた]
7月21日 15時28分 気温28.5度。湿度──0%
雨が降ったのは16時頃だったわよね。
でも、集会場はここから10分も掛からないのに。
[思い出してみれば、昨日集会場に行く前に覗いたときも、湿度は0を指していた]
おはようございます。
[気を取り直し、職員室に入ったザクロの耳に入ったのは、まだネギヤは戻らず、神隠しの噂は村中に広まっているという事だった]
祟り、神隠し…─。昔から、いわれがあるんですか。
[職員室の静かなざわめきの中*机の上のノートを開く*]
行ってきまーす。
[家族にそう告げて向かった先は、ニュータウン予定地として切り崩される予定となっている山の麓。
目印は、小さな沼のそばにあるお稲荷様]
……懐かしいな。
[小さい頃は仲のよい友人たちと秘密基地代わりにして遊んでいた場所だった。
しかし、少しづつ過疎化が進み友人たちも少しずついなくなり
そのうち、秘密基地からも足が遠のくようになっていた]
……ここも、なくなっちゃうんだよね。
[友人たちとの思い出はなくならなくても、場所は消えてしまう。
『在る』のと『無い』の差は果てしない]
[と、何か思いついたのかお稲荷様に向けて柏手を打ち、そのまま目を閉じる]
……。
[神社の茂みから、一人、また一人と真っ白な狐面を被った男衆が現れます。周囲からじわじわと輪を狭めるように近づいてくる彼らに]
なあ、お前ら。知ってるか?
神様なんていねえんだってよ。
[喉の奥でくぐもった笑い]
そうだよなあ。気に入らねえ人を、かっ攫っちまうなんて、善良な神さんのすることじゃねえよなあ。
……来いよ。
[ふーっと息を吐いて、木刀を*構えました*]
[雨も上がった翌日]
なあ、おやじ昨日の…ネギヤの失踪の件
えぇっ 子供は関係ないって何だよ!
人が一人行方不明なんだろ?大事じゃないか!首を突っ込むなって?
変だよ おやじ達
[大きな声で親子で言い争う]
まったく…!頭くる
[大声で怒鳴ると家を飛び出した]
[一夜明けても、ネギヤは戻ってこなかったらしい。
丁度通りかかった駐在さんを捕まえて聞いてみても、特になんの進展もなく、聞こえるは神隠しの噂のみ]
しっかし、跡形もなく消えちゃった、かよ。
こんなおもちゃじゃあるまいしな。
[視線の先にあるのは、店内の文房具。
『きえるスパイメモ』『ひみつのてがみをかこう!』『水に入れるととけちゃうよ!』と、文字が書かれている]
ったく。子供子供って…
[ぶつくさと呟きながらいつものようにギターをせおって 神社の階段を登る]
[上まで上がるとなにやら 木刀を振る音がして>>129]
なんだ?なんやってんだよ あんたたち これ 何?
[息を整え構えを作っている青年とそれをとりまくおかしな仮面の男達に声をかける]
とにかく…多勢に無勢よくない!
俺は平和主義!暴力反対!
ラブアンドピース!
[そういって]
おまわりさーん!誰かー!
[手を口に当て大きな声で*叫びだす*。]
[散歩のような足取りで歩いていると、ゾウサクの雑貨屋が目に入った。店の前で水を撒く店主の姿を見つけては挨拶をして]
おはようございます。
ネギヤさん、まだ……見つかってないんですよね。
あんな手品のように消えて、まだ見つからないなんて……
[狐面が一斉にギンスイを振り向きます。統率の取れた白、白、白]
……今はここは通行止めだ。
外からぐるっと回るんだな。
[ギンスイに声をかけ、去らないようなら大声と木刀とで威嚇します。彼の警官を呼ぶ声に、狐面たちは互いに顔を見合わせ]
……平和ボケしたガキはすっこんでろ。
[ギンスイに気を取られた相手の注意を引こうと、木刀を地面に叩きつける音]
余所見してんじゃねえ。
手前らの相手はこの俺だろうが!
[狂犬さながら、狐の群れの中に飛び込んで取っ組み合いを*始めました*]
[ゾウサクから返事を聞くと]
一体、何なんでしょうね。
神隠しにあったなんて話もありますけど……
しかも目の前で、だなんて。
[そう考えれば、賛成派のネギヤがいなくなったのは理屈としては正しい。
しかし、神隠し自体が余りにも現実離れしていて素直には受け入れられない]
―回想―
[医者と写真屋に別れをのべ、]
あ、大丈夫?
[しばらくして男の目覚めを認める。
その様子を伺い、単独で帰宅できそうか判断した。]
ん〜〜……おびょうきなのねぇ。
おだいじに、ね。
[片手を頬に添え思案顔]
これじゃ補習になってない。
[赤点を取った生徒の提出物のノートをぱたりととじて、ため息]
そうだ、林間学校の写真。
[上に載っていた1つの封筒を取り上げる]
ペケレさんのところに行ってきますね。
[麦わら帽子を被り、自転車にのり、写真屋ペケレへ向かう]
―日中・永嶋家―
ごめんくださーい?
[ドアベルを鳴らすが、家人の反応はなく。
グリタの体調については知ることが出来なかった]
あっつ……
[手で影を作るが、暑さは容赦ない。
神社の辺りを迂回して、雑貨屋へ向かうことにした]
[>>136ヨシアキから声をかけられた様子に仲間と勘違いされたのか 狐面たちがじりっとこちらへ寄って来る]
おいおい…なんだよ
その面キモチ悪いな悪の組織とかなんか?
[いささか やばそうな雰囲気にやっと気づいて こちらへくれば 投げつけようと小石を拾いお気に入りの選手の物まねなどしながら]
金田構えました!
[様子をみている]
─写真屋ペケレ─
……居ないようです。
[電気が消えた店内を見て、肩を落とす]
どうしようかしら。
[封筒を団扇代わりにしながら思案。
腕や足にじりじりと太陽の熱を感じる]
―翌日・蛍川の川べり―
[蛍川の川縁まで足を運ぶ。
みれば、昨日の雨によって水かさがましたようだ。
川面すれすれに飛ぶ、鳥影を瞳に映す。
写真屋とともに神社で見た翼を連想する。]
[蛍川の、恋人たちの話。
神社へ通う道のどこか、あるいは夢のなかで聞いたか、霞がかったその内容の、輪郭は定まらない。
ただ、昔むかしの話とだけ知っている。]
結末は…どうだったかしら。
[翌日になっても、ネギヤが戻ったという報が来る気配はなかった。その日最初に診療所を訪れたのは丸林という老婆だった]
丸林さん。
今日はどうされました?
[問い掛けに、老婆は「昨夜から気分が優れない」と答えた。診察を行ったが、特別な異常は見つけられず]
少し、夏バテかもしれませんね。
ここのところ、ちゃんと眠れていますか?
[恐らくネギヤの件があるのだろう、と、内心では考えていたか。再びの問いに、老婆は少し黙り]
[思い出せない。]
神様の御使いの鳥が、二匹の蛍を翼にのせて、
天まで運んでお星様にしてあげた……?
それとも……それとも……
[おもむろに足を運ぶ。]
もぉ…もっと、こういう、
面白いこと、わかればいいのにね。
[何かに向かって不満を向けた。]
「……先生。
ネギヤさんは神隠しに遭ってしまった。誘拐だなんて言ってる奴もいるが、んなわけがねぇ。
ずっと、やめろ、言うとったのに、聞かないで。だから、祟られてしまったんだ」
[話される内容に、...は是とも否とも返さず、黙っていて]
「先生。先生は、いい人だけども。
外から来たもんだからって、隠されるかもしれねぇ。
先生、気を付けてくれな」
……ええ。
心配して下さって、有難う御座います。
[丸林の老婆が出て行った後には、しばらく患者が来る様子がなかったので、少し外に出る事にした。診療所の前に立ち]
……
今日も、よく晴れているな。
[青く広い空を見て、呟いた]
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