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[そして、獣が駆ける様を見た。
猫科のしなやかなうねる身体。
その毛並みに唸ったのは狩人の性か]
嗚呼。
あれは…、うちの世界では。
[良く似たシルエットの獣を想う。
否―――獣では無かったが。
だがそれはまた、彼では無いのだとも想う]
俺は……お前のことが好きだった。
ただそれだけだった。
世界なんて選んじゃいない。ただ、人を……、
手を伸ばす相手を選んだだけだった。
…世界は。俺の世界を俺は無くせない。
だから、こそ。出来るだけをと………
[彼の世界にも変化あれと願った。
争いをなくして、いつか、この世界で出会えて良かったと言える世界を。
それなのに。]
[争いを終えた今、クルミは守る対象から共に立つ対象へ変わっている。
それを言えば良かったか。何かは変わったか。
いや、変わらなかっただろうか。]
世界を…慈しむさ。大切にしてみせる。
クルミと、共に。お前の夢も……追ってみせるよ。
[届くかも分からぬ言葉を紡いで]
…、…?
[ナオがグリタの側にいる。
彼が何事か話しているのかと、目をやった。]
グリタ、お前も。お前の世界の魂もまた。
諦めることはしない。
反論があるならば、聞く。
[名を呼び忘れた自覚なく、彼への言葉を置いた。]
[ナオが10thの柱にお茶を渡すのを見る。
ああ、そこにいるのか、とただそれだけを思った。
言葉が聞こえることはないし、姿も見えないけれど。
まだいたのか、と]
――ばぁか。
[さっさと楽になればいいのに、なんだってまだいるのかと、そう思った]
……私も、還るか。
あんたたちがどんな世界にするのかわからないけど。
私の世界は、私の世界のままでいい。
[そう願って、球体を見る。
壊れ始めた球体が中身を曝け出すのを、ただ見ていた]
[ただ、ヨシアキとともに神になろうとする
クルミには、一言だけ伝えて欲しいと頼む]
もし疲れたら、神の仕事なんて
あいつに押し付けて
さっさと元の世界に戻っていいからね。
[あいつ呼ばわりするのは誰とも言わず。
いや、言う必要もなく。
獣は世界を離れ、神は死す。
そして死者も消えゆく時を迎える。
汚れた世界でもがき続けた少女もまた同じ]
*――それじゃ、ね*
世界の魂…、か。
俺が負けたことで失われたものか。
[思い返せば崩れる世界が脳裏に浮かび
また、吐き気を催しかける。
眉を顰めて、口元だけは笑み刻んで。
10thに悪態をつく2ndをみてから、
コハルが言葉を零すのを見て。
見おろす自分の足元
キラキラと白い粒が形を消していく]
[残ると言う隣の柱には一度視線を向け。
それから少しはなれた4thと9thへとこげ茶の瞳を向ける]
それじゃ、ね。
[そんな、簡単な挨拶をして。
マシロの姿もまた、柱から消えた**]
マシロさんも、お達者で…。
[マシロの声が聞こえれば、そう呟いて。]
デンゴくん
[そして、そこにはデンゴがまだいただろう。
彼は彼の世界に帰るだろうと思った。
そう、なにより、その執着があったのだから。]
もう、会うことはないと思います。
ただ、君の夢の国がどう変わっても、
君の世界は、
君の思う幸せな世界になればいい。
[デンゴはどう答えただろうか。少し、話をしただろうか。
ともかく、彼とは笑みを見せることができるだろう。]
[そして、デンゴがその世界に帰る時、
その姿が消えるのを見送る。
子どもの世界がどうなるのか、それをきっとその後男が知ることはないけれど…。
振り返れば、
ヨシアキとクルミは並んでそこにいただろう。
その姿には、もう、むしろ穏やかさも湛えて、丁寧にお辞儀をする。]
…まぁ、俺は…やっぱり、頭悪いからさ。
何がどうなったら拙いとか判んねぇから…
また、機会があれば。
守ると決めたもんに命かけるだけ、だな。
残る者に、後悔が無いと、良い。
[光の塊に身体を下から消されていきつつ
ポツリと落とす言葉は
誰に対してのものでもなく――――
けれど]
あ、そうだ、はじ
[ふと 思い出すように添えた言葉は
最後まで紡がれる事は 無かった*]
私も、お二人にお任せして、
自分の世界に帰ります。
ただ、もう少し、ここで、
景色を眺めていてもいいですか?
[そう二人に告げて、
人がいなくなっていった柱と、砕け散った球体と、
彼が消えていった、宙の彼方を見上げた。]
[が、すぐにくしゃりと相好を崩した。
眉が少しだけ下がる]
でもオレ様の世界には、もうオトナはいねーから。
すぐオトナと一緒に生きることにはならねー。
…止まっていた時間は動き出して、
オレ様たちはいずれ子供ではなくなる。
だから――…
オトナと生きるっつーか。
オトナとして生きる、なんだろなー。
ま、どーなるかは、戻ってみねーとわかんねーけど!
なにせ未来は、これから作られてくんだものなっ。
[けらっと笑う。
もう、日記は何も言わない。自分の足で歩くのだから]
ゼンジのおっちゃんが言う世界は、
オレ様にはよくわかんねーけどさ。
ちっと、セイジのにーちゃんが言ってんのと似てんのかな?
いろんな世界からいいもん集めて作った世界。
全てのいいもんが重なった世界?
[小首を傾げて]
[この世界の神の姿を目の当たりにし、
それがナオの前で弾けるのを見れば
何も口にする事はしないけれど、
ナオに視線は向けたまま]
胸くらいは貸すけど
あんま、俺も時間はねーぞ。
[光の粒のような、塊が既に下半身を消していて**]
[世界の外へ、獣が消えた後――、
4thの手にそれはいつの間にか握られていただろう。
獣の首にチェーンで下がっていた、
既に割れていた認識票。
己の世界から唯一身につけていたもの、
この世界に存在のあったというその証]
―争いの世界―
――……ん、
[少年兵は小さく呻きながら目を覚ました。
夜は既に終わっていた
けたたましい鳥の鳴き声と、湿った緑の匂い。
生い茂った林の隙間から眩しい陽光が目に刺さる。
――生きていた。]
っ、……、
[生きていた]
[じわりと目に涙が滲む、泥に塗れた手が草ごと地面を柔らかな泥土を抉る。覚えている赤く開いた口蓋、もう死ぬのだと思った絶望と――引いた引き金を]
[泥まみれの少年の指が、何かを硬いものを捉えた。
汚れたそれを軍服の袖で拭う、きらりと光る――割れた認識票。
あの獣人のものだ、それを捨ててしまおうとして気付く]
同じ名前だ……。
[その少年兵の名前もSEIJI――清慈だ。年齢も同じ。
ふいに血痕が気になって目で追う、それは水辺で途切れていた。――そして思い出す、何故だか留まったその牙を。
捨てようとしたそれを、ポケットに押し込んだ。
けれど、味方の元へ帰還すればまた、
終わらぬ争いの中に身を投じることになるだろう*]
オレ様はさ、
ヨシアキのこと、まだ完全には認めてねーし!
[まあ、覚悟を持って手を汚しはしたけど]
相変わらず、誰も彼も大事といってふらんふらんしてっし。
[まあ、クルミを一番と選んだみたいだけど]
二人きりで残すのさ、ちっと心配でもあるんだよなー。
[うんうん。と腕組して訳知り顔で頷いてみる]
だからゼンジのおっちゃんが、
お目付け役?ぽく残るんでもいーと思うけど。
やりたいことあるんなら尚更なっ。
…――でもおっちゃんさ、
かみさまじゃなく、
もっと世界に揉まれてもいーかも。
[次いでちらっとゼンジに視線を上げて、
悪戯っぽく笑った]
上から見下ろすんじゃなくてさ。
混じって遊んで足掻くのも、きっとたのしーぜ。
おっちゃんが慌てふためくの、
間近で見ることが出来ねーのは、残念だけどな!
[けけけっと軽やかに笑って。
とん、と距離を取った。
中央の神が割れる。
…もう、終わりの時間は、迫っている]
君の世界には、大人はもういない。今まで大人になろうとするものもいなかった?
でも、そうですね。大人になっていくんですね。
[デンゴに目を細めて…。]
大人になるのは、そんなに悪くありません。
子どもはすぐに大人になれないですが、
大人は、時に、子どもにはすぐに戻れるものです。
こう、好きなものを忘れないでいられるのなら。
[ふと、映画音楽のオルゴールのメロディを思い出す。
男が、命をかけて、戦う映画は、好きでたまらなかった。
そうとはなれないと知っていても。]
きっと、デンゴくんはかっこいい大人になれます。
[それは保証しますよ、と付け加えて]
お目付け役、にはなれないと思います。
それに、私の視点は、私の勝手な思い込みも多くて、
しかも、私は、
私の世界を実はよく知りません。
[少し気がついたように]
今思えば、そういう世界なんでしょう。
自分の世界のことも知らず、
滅びも知らず、
世界を見ずに、個々が内なる世界に入り込んでしまった、無関心の世界。
[また、きっとむつかしい話だと言われても、一人納得しながら。]
だから、
私は、やはり、私の世界に帰って、
それを直さないといけないと思うのです。
[やらねばならないことをそう伝えて…。]
[ナオが来るようなら、手を伸ばして
頭を包むように撫ぜてあげるつもりで。]
…、死んだ魂の救済なんてもんがあるなら
それはきっと、俺は――…、
俺の死んだ家族の魂と共にいることだ。
だから、ナオも。
他の奴らも、 大事なもんのとこにいんのが
きっと一番なんだろうな。
[ゆっくりと消えていく身体は胸元まで消えて、
もうひとつの腕で少し冷めた茶へ手を伸ばし
口に運べば空のカップをソーサーに置く。]
俺、もういくわ。
あんま、ここにいても、
やる事もないし…いい気もしない。
ほら、ゼンジの顔見てると
思いっきり殴りたくなるだろ?
[腕も消えると、生首状態。
ソーサーの上のクッキーは食べられずのまま
そのまま、ゆっくりと首が消えて]
きっと、それは、
揉まれる……ことになるでしょうか?
[デンゴのアドバイスには、やや、戸惑って。
そう、ここでやったことは、決して褒められることではないから。
そう、今は、あった自信というものが実は砕けている。]
[振り返る獣。
セイジの意思強き眼差しが――確かに其処にあった。
彼は、往くのか。
それとも、還るのか。
…分からないけれど。
選んだ未来は、世界は、彼だけのもので。だから]
じゃーな!
お互い、これからも生き抜こうぜ!
[何処へ向かうにせよ。
彼が彼らしく生きていけばいいと、思う。
あのカッコイイ獣の背中、
ちょっと乗って見たかったな…なんて。
場違いな子供心もちょっぴり、浮かんだけれど。
…それはひみつのおはなし。]
[やがてナオは言葉を伝えてくれようか。
最初にソラの言葉を伝えられれば、
彼女のほうへと視線を動かし、少し、笑って]
…、今頃かよ。
[それだけを返すのだが。]
…旧き神が認めた世界の代表は、あなただ。
だからあなたが世界全ての魂までも道連れにするなら、
それはそれで構わない。
選択権すら要らないというなら、そのようにしよう。
───おっさんの覚悟に付き合わされる命も、気の毒だけどな。
[怒りを叩きつけそうになるのを堪えて、
そのままふいと顔を逸らした。
びしり。と、神の崩壊する音が耳に響く。]
[それは少しだけ、慌てた顔になったかもしれない。
そして、それから、
セイジが去って……。
いつのまにか手にあった認識票に気づくのは、実は目を閉じて開けた時だった。]
――……
[眉が寄る。
違う、
額に手を当てたのは、
本当は、何かがこぼれそうになって、
それは、きっと、らしくなかった。
だから、我慢をしながら、
溢れる感情を出さないように、
出さないように、していた。]
[でも、それが、
きっと、いつも上から見下ろす男の、視点を
確実にかえるものであることは確かで…。
そう、世界に戻っても、その認識票は形保ったまま、あるだろう。
彼がいた、という、確かにいたという…。]
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