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[タブレットをタッチすると、いくつか更新されていてそれを見て、ふ、と思わず口元が緩む。
近くにいたモチヤにはそれが見えただろう。
予定が書かれる10thの未来日記は、隠れた相手の情報は記されない。故に、3rdが近くにいる事にはまだ気付いていない。]
[薄暗くても、手帳の文字はまだ読める
「3rdは3Fに移動した」
「3rdが物陰から伺っている」]
……何を?
[手帳に突っ込みをいれるが流石にそれに対する応えはない。
ちょうど階段を上がって3Fについたところ]
探しにいってみるのも、あり?
[そんな呟きを零した]
…更新は、されない、か。
――待てよ。
10thと12thが組んだとしても、
俺から12thの情報が見えるんだから、
一緒にいるなら10thの行動も見えるって事じゃね?
って事は一概に不利になった、って事も無ェ…のか?
[唸り思考を進めれば杖を低く握った手に力が戻る]
実はそうなんだな。おいらの住んでいたところじゃ、そういう命のやりとりを何千回繰り返していたところなんだな。
[信じるかはわからぬが、首をすくめてみて]
感謝するんだな。
[言葉だけか、本当だかはわからないが、タブレットの明かりがわかるこの距離だけが信用と取った]
実は、おいらの日記には、0thの死を看取るおいらが予知されている
閉店か…。急がないと。
[完全に暗くなる前にと足を速める。
向かう先は1Fへと下りる階段。
日用品売り場を目指すつもりだった。]
ベテランって事か
やるな、あん ―――…
[言葉は続かない。
0thの未来を知れば、眉間に皺が寄る。]
それは、0thが…死ぬって、ことか。
看取るって…それは、その予定時間の前に
行けば誰がやったかも解るって事だろ?
ちッ…、いそ――
[タブレットを開いて、何かを確認する。それから、周囲をくるりと見渡しながら]
――― …俺らを誰かが見てるぜ、12th
…ん。こいつはマップじゃない、が。
ないよりマシか。
[避難経路を記した地図が、階段脇に掲示してある。
それを右手首の端末に読み込ませた。
ひとまずの役には立つだろう。
そして、フィルムモニタへと視線を落とす。]
”1stは3rdと11thと別れた”
”1stは階段で地図を入手する”
”1stは1F日用品コーナーで武器を手に入れた”
まだ1Fには行ってないが…そうか。
”2ndは4Fへ向かい始めた”
向こうも動いているんだな。
[手帳に記されていた未来が「3Fに移動した」に変更になっていた。
しかし3rdをみつけたという文字はない]
ん、これは……
[未来の予定はあくまでみてい。
と言うことだけを理解して、薄暗い通路を歩き出す。
物陰っぽいところには、注意して視線を向けていた]
そう、直接誰かが手を下したなら….
[言葉を止める。日記を見…]
0thと11thではなさそうなんだな。
一体どういうツモリで立ち聞きを。
[歩いている途中、手帳に見えた文字に驚いたように足を止める]
えー……
[「3Fで迷う」という文字]
いや、まって。
一応一定の配置が決まってるんだし。
迷わないって。
[手帳に突っ込みをいれても意味はない]
ったく、
こそこそした奴が多くて困る。
[何か塊と金属が落ちる音がした方へ、ポールを構えながらゆっくりと歩みを進める。]
出てこい。
[階段だからこそある非常灯の明かりの下。
進むグリタの背中をカバーするように、3Fよりも上を警戒しつつ、自らも階段を降りる。タブレットは手で抱え]
この未来の表示……
[いつもメモを取るのとおんなじ調子。
なので言葉足らずなのは仕方無いとため息を一つ]
まあいいか……迷わないよう、さっきの階段のところに戻ろう。
[来た道を引き返す。
もう少し先の角をいっていたら、3人の姿が見えたかもしれないが、それは知らないままだった]
…それは、自分の日記を見れば
解るんじゃないのかい?3rd。
[顔が解れば、彼女の番号を先に告げて
間合いを取れば一歩半程離れた位置で止まる。]
俺は、礼儀がなってない奴は
どうも悪く見てしまうんだ。
[ポールを左手で握り、いつでも対応はできるよう心構えはしておきながら、やや間を置いてから]
…俺が、10thだよ。
宜しく、嬢ちゃん。
[そっと音立てぬようその場を離れると
2Fフロアの奥へとそろそろと歩いた。
電気の落ちた店内ではひどく視界が悪い]
…ん?
[薄闇の中から音が、聞こえる。
耳を澄ましてそっと足をそちらへと向けると
しくしくと 啜り泣くような音で――
女性用下着売り場の端に蹲っているのは
神の座で、太った男の向こうにいた少女だった]
おい、あんた。
そんなとこで泣いても
いいカモになるだけだぞ。
[流石に泣いている少女に殴りかかる事も無く。
そっと歩み寄り、小さな声を0thへとかけた]
って、おい!
[と、途端に彼女は立ちあがり。
ドンと肩からぶつかって
薄闇の中へ駆け去って行ってしまった。]
[2階から1階へと続く階段を下りる。
拍子抜けするほど平和だった。
これでもし上に向かっていれば、未来は変わったのだろう。
けれどそうした遭遇は起こらずに、日用品売り場へと辿りつく。]
刃物よりは……
[目当てのものを探し、園芸用品売り場を歩く。]
おいらが12thのネギヤだよ、クルミちゃん。
どうして盗み聞きをしていたんだな?
[素直に頭を下げる彼女に、問いを重ねる。
嘘をつくかついていないか、見極めるべく、じいっと]
[言われて素直に確認を取る3rdの手元、
それが彼女の日記かと確認をする。
謝る姿勢と、どこか緊迫した空気を感じながらも]
そうか、…
じゃあ、クルミ。
あんたが1stと11thと手を組んだのは知ってる。
[後の12thにも聞こえるようその言葉を言って]
俺は、俺の都合で
[ひゅ、――とポールを回しわざと音を立てて]
クルミの前後の番号どちらかを狙う場合、
あんたらを必ず邪魔しに動く。
それに、あんたら3人の中に
鬼が1人くらい紛れてそうだしな。
[間をあけてから、そう加える。
聞いているクルミの様子からは視線を逸らさない。]
1th, 3th, 11th……
なるほど。
ある一定の利害の一致を元にした、ゆるい共同戦線、ってところなんだな。
[上から来る様子も、3Fの売り場から来る人の気配も今のところはなく]
[10thはともかく、もちもちの体格とか、顔とか、話し方のせいか、>>340ネギヤと名乗ってくれたひとは、悪い人には見えなかった。]
だって……誰が襲ってくるか、わかんないでしょ?
出て行ったところに、いきなりがつんってこられたら、どうしようもないし。
[正直に言う。目は逸らさない。
けど、>>341 棒が風を切る音に、視線をそっちに向ける。
バットを回した時より、少し軽い音。]
………なんで?
[彼が10番、ってことは、ソラさんの行動が筒抜け、ってことだ。
仲間になったのがばれてるのは、きっと日記のせいだろうなぁ、って分かる。けど。]
なんで、私の前後の番号のひとが狙われたら、なの?
私たちが、他の人を何とかしようとする可能性だって、あるよ。
[やっぱり、殺すとは言えない。精一杯濁して、言う。]
クルミの日記じゃ、自分が襲われるか解らないのか?
[恐らく自分の日記はそれに近いものがある。
人によって得られる情報が違うのかもしれないと、]
……
[疑問の言葉に、非常灯が灯る暗い中、
静かに声を響かせる。]
そいつを…絶対に殺されたくないからだよ。
[前後どちらかは明言しないまま、
確かな意思を声に乗せる。]
― 1F・食料品売り場へ ―
[そのまま窺ってた十一番がどこかに去ったことも知らず、1Fに降りていく。
後ろからついてくるだろう八番をふと振り返ると照明が落ちた。]
閉店というわけか…。
[明かりが落ちたばかりの時、目は一瞬使い物にならなくなるが、
それはこの獣人と名乗った八番にはどうだろう。
この瞬間は誰と一緒であれ、警戒するべきだろうと考えた。*]
…、
[けれど鬼の事を、チート日記と言う3rdの言葉に、思わず、く、と笑ってしまい、ずっと嶮しい顔を作っていたのを崩す。]
[>>346 なるほどと頷く。それがブラフの可能性もありつつも――]
[>>346 不安を滲ませるクルミに]
誰が襲ってくるのかは日記を見ればわかるんだな。
でも、……日記って人によって特性がずいぶん違うかもしれないんだな。
[ネギヤは夜明けまでの1日を、1500ptの文章で記す 「人狼議事録日記」ともいえる未来日記を所持していた。グリタの端末も同じくタブレット。皆似たような日記であるとは思っていたが――]
クルミは、チート日記の持ち主について何かしらない?
その2人の日記を処分したら、大部分の世界は無事で済むんだな。
……わかんない。
まだ、襲われたことないから。
[実際、そうなってみなきゃ分からないし、それになにより……多分私は、日記の確認が人より疎かだ。
使い方が下手、なのかもしれないけど。
私の前後の番号。といえば、2番か、4番。10番が、4番と接触したのは知ってる。]
……おじさんは、4番のひとを守りたいの?
その人が、チート日記の持ち主かもしれないんだよ?
……って、なに?私、何か変なこと言った?
[>>348 なんで笑われたのか分からなくて、私はきょとんとしてしまう。
だって、ちょっと便利な日記なんて、普通の日記に比べたらチートだもん。]
[バタバタと去っていく彼女を追う事はせず
足音を殺してそっとその場を離れて。
書を開くとご丁寧に
11thソラ 0thに怖がられる
と書かれていて 苦笑する が]
…クルミ?
[12thの行動の中に、3rdの文字が並ぶ。
ぐ、と唇を噛んで長杖を握りしめると、
階段を目指して 駈け出した]
[笑っていた口元を手で隠すようにしながら、
口元でパタパタと手を振る仕草を見せる。
12thの予想通り、先刻の探るような言葉はブラフだが、]
まず、鬼の数を勘違いしてる12thは
まじで鬼じゃないって俺は思ってる。
[さっきから2人と言っている言葉を今頃指摘し、]
鬼が自分の事を、チート日記とか
そんな悪く言う事もないと思ってな。
正直、クルミを少し疑ってたんだよ。
[端末が震え、予定に変化があったと解る。
やや大きめのタブレットから光りが広がる。
追加された予定は、11thと闘うと、あった。]
やれやれ。
[すぐにそれを鞄にしまえば、]
12th、噂の11thが来る。
階段から離れておけ。
[暗い中を走るのは多分慣れている方だ。
ひらひらとしたモノやキラキラとしたものが
並ぶ売り場を駆け抜けて]
…っち、階段って何処だよ…!
おい!クルミ、どこだ!
[すぐには階段が見つからなかったから。
焦る心のままに、フロアの中で大声を上げた]
クルミは…
それが相手を油断させるための
鬼の罠だったかもしれない、
とは…考えなかったんだな。
[11thも鬼の存在を警戒していたと知れば
彼女が他の人と協力するに至るも理解は出来る。]
まぁ、11thがそこまで頭が切れるとは
俺は思ってないがな。
[鬼の数の勘違いといわれて]
あ、そうだ。通常編成じゃなかったんだな。狩人もいないしやりにくくて困る。
[自分に馴染んだゲームに置き換えて話をしていたものだから、この人数だったら鬼の数は2だとしみついてしまっていた。素ボケである]
わかったのんだな。
……ううん、わかりやすい接近方法なんだな。
[2Fから来ることは見えている。だから、3Fの階段ホールの外に出た。
ここからだとグリタとクルミの姿は見えるが、2Fの階段ホールの要素はわからない。逆もまた。]
[>>356何処かから、名前を呼ぶ声が微かに聞こえた気がして、耳を澄ませる。けれど、その方角は階数が違うせいで、よく読めなくて。
>>355 10番の言葉に、ソラさんがこっちに来ようとしてるのに気付く。]
だって、私を騙す理由がないもん。
戦力として数に入れて良いステータスじゃないの、自分が一番よく分かってるし。
[>>357私は、私の利用価値の低さを理解してる。
だから、騙されたなんて思えなくて。
こっちに向かってくるらしいソラさんに、私から出来ることは何かあるか、って辺りを見回しても当然、何もなくて。
ただ、こっちに来ちゃって戦闘になって……なんて、最悪の事態だけは招きたくないから、声だけは出さない。呼ばない。]
[日記を見る。
ソラの未来を描く日記にはひどく幅がある。
それはまるで、自身の適性によって
使える魔法と使えぬ魔法があるように。
追加されている未来の予知は、無い。
暫く駆けまわった末に]
階段…そこか!
[階段を見つけると、勢い良く駆けこんだ]
通常編成?狩人?
[12thの世界に関しての知識は薄く、理解が及ばない。
クルミの言葉には、は、と息を吐いて]
それはきっと、
自分の魅力に気付いてないだけだぜ。
[階段を登る音が耳に届けば、クルミの方を睨み
彼女をこの場から遠ざけようとわざと声を低くする。]
なんなら、
今すぐにでも襲おうか。
─ 1F・日用品売り場 ─
[園芸コーナーで、目当てのものを見つけた。
殺虫スプレーだ。
店員はいないから、暗闇に向けて試しに発射してみる。
何となく良さそうに思えたものを失敬した。
ポケットに、たこ焼きの錐と一緒にねじ込む。]
刃物はなあ…。持っていても。
[正直、ろくに扱える気がしない。
包丁を一度手にとって、しみじみと見て諦めた。
むしろ鍋の蓋はどうかと思いかけて、これもやめる。
辺りの様子を窺いながら歩き回れば、
店の中心に程近いところまでやって来ていた。
向こう側は食料品売り場か。]
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