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[毎年、訪れる場所。
涼やかな気配は近くにあるのを探さずとも感じながら]
――今年は誰を呼ぶかね。
楽しい子か、寂しい子か、強い子か、弱い子か――。
神さんが引っ張るのは、気まぐれだからな。
[別れ際に聴いた遠い記憶に返す。]
[柔く響く、耳触りの心地よい声に。
すっと目を細め]
今年も無事ひまわりは咲いたわね。
ーー嬉しい?
[主語のない問いかけは、それだけで
意味深に辺りへと響き渡る]
[ふと、聴こえた涼やかな声に伏せていた目を上げる。
暫く聴き入るように黙り込んだ後]
…嬉しい、か。
[ここを後にした数人の姿を脳裏に過ぎらせ。]
――不幸でなければ、それでいい。
そうね、不幸でなければ…
[ぱしゃり、跳ねる金魚の水音は
涼しげに扇ぐかみさまの団扇に描かれた
絵に等しく似るように。]
そろそろまた、時間かしら?
[尋ねるはまた、さびしがり屋か
はたまた、賑やかが好きな神様への誘い
――君が連れて行くのも、俺が連れて行くのも良かろうよ。
[風に運ばれてきた金色の粉に目を細め、応える。]
神さんは…誰がお望みであろうな。
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