情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
―始業前の学校にて―
今時ラブレターとかありえなくない?
[アンとワカバのやりとりにくすくす笑いながら、風になびく髪をまとめて大きな花飾りのついたゴムでくくった]
めんどくさいなぁ球技大会。
あ、ねぇ、着替えなくていいの?
[白衣姿のワカバに問い掛けるも、彼女の姿はいつの間にやら消えていた]
自分のクラス戻ったのかな。
―放課後、バイト先へ向かう途中、近道のはずの神社内にて―
ポル姉?
[縁日の人ごみに道を阻まれつつ、見知った顔があったような気がして名を呼んだ]
ん、まずい。
[ヨーヨー屋のラジオが告げた時刻が耳に入り、慌てて境内の人ごみから抜け出して行った]
[村で唯一のファミレスへ*向かう*]
―ファミレスにてバイト中―
何度眺めても、見事な閑古鳥。
[暇過ぎて、客1人にコーヒー5杯もお代わりさせたり、店長に無駄口を叩いたりしているが、時計の針は遅々として進まない]
……何てタイトルでしたっけこの歌。
[神社の方から聞こえる盆踊りのメロディを*鼻歌う*]
―客がほぼいないファミレスにて―
マジっすか!?
あたしアレですよ、夏祭りとか学校の子うじゃうじゃいるのに、何が悲しくてそこでビラ配り?
[棒読みで『マジっすよ』と答える店長にそれ以上抗うことは出来ず、細いストライプ地のワンピースにエプロン姿で店を出て行った]
あっつい〜!
店長のバーカバーカ。コーヒー無料券なんかじゃ高校生は喜ばないんだからー!
―夏祭り会場にて―
あー、竜崎さん、浴衣かわいー。
……デート?
[ヤキソバの屋台にとことこ近づいて、凍りついた笑顔で小首傾げた]
そんな人にはコーヒー無料券あげないんだからぁ〜!!
[うわあぁぁん、と嘆きながら、本部テントがある方向へと*駆け出した*]
―本部テント周辺―
はい、アイスコーヒーも大丈夫ですよ。
今のオススメですか?
納豆お好きなら是非一度「ネバネバパスタ」召し上がって下さい。
ご家庭でも、めんつゆで真似出来ますけどね!
[マダムにコーヒーサービスのビラを配っている]
うーん。ドリンクバーは採算カツカツなんですよ。
大丈夫、アイスコーヒーでも使えるから!
[ぐいぐいとチラシを押し付ける]
人助けだと思って〜!
これ配り終わらないと店に帰れないの。
ありがとう女神様!
そう、こういう日は臨時休業にでもしてしまえばいいのよ。
チェーンのファミレスにそんな選択は鼻からないのが悲しいところ。
あたしもかき氷とか綿飴とかばくだん君とか食べたい〜!
[冗談めかしてそう言って、太鼓を叩く男衆をぼんやり*見やった*]
ポル姉、ぽるねぇー!
一人で夏祭り?
[もごもごしながら、屋台に向かうポルテの姿を見かけて名を呼ぶ]
つめた。
[氷は、舌の感覚を*鈍らせている*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了