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[さっき慌てて神社に駆けていった少年の名前が出る]
[それを最後に見たのはたぶん自分]
[その時の姿を思い出そうとする]
[神社にかけて闇の中に消えていく]
[今思い出せば、闇に飲み込まていく
というようにも考えられて]
[ざわざわする]
[笑えない]
[ネギヤが消えたのは神社]
[ギンスイがいなくなったのは神社の方]
[ならば…]
くそっ、なに考えてやがる
[悪態をつきながら後を追う。
やがてギンスイを呼ぶ姿が見えると]
おい、あんたまで飲み込まれるぞ。
[内心安堵しながら声をかけた]
[返ってきた言葉に]
また意味の判らんことを言っちまったか。
[と自分に対して顔をしかめ]
わからん。
神社に行く銀坊がそういう風に見えたんだ。
とにかく、探しにいくのは結構だが、
あんたまで…
迷っちまったらしょうがねえだろうが。
[最後は少し言葉を選んだように]
大体がこんな島、迷うような所じゃあねえんだ。
明るければ。
[既に大方火が消えてわからない、
松明があっただろう場所を一瞬睨み]
明るくなるまでだ。
せめて、それまで。あっちは行くんじゃねえ。
戻って、とりあえず、みんなと一緒に寝ろ。
寝られなくても寝ろ。
それでもどうしても心配だってなら俺が行く。
[不安に任せてそこまで言うと、
語調が強くなったのに気がつき、一息おいて]
…帰るよ。
(あれは飲み込まれ"そう"なんじゃなくって、もう――)
[口には出せぬまま宿舎に戻り、まだ残っている人らに]
つかれただろう、もうおやすみ。
[そう言ってから寝所に向かい、床につく。
マシロが干したといっていた布団。
眠れる気がしなかったが、気がつくと目が覚めた。
目が覚めるということは、眠っていたということだ]
[窓辺からさす光に、ほっとするような、
なにか名残惜しいような顔をして]
とりあえず、ずうっと夜、なんてえ
詰まらんことにはならなかったらしいね…。
[そのまま、布団の上に座ってぼうっとしている]
[頭に鈍い痛みがある。霞がかかったように働かない]
[立ち上がって、荷物から黒い薬瓶を出し、
中から丸薬を3粒。水も飲まずに嚥下する]
[頭の働きはかわらないが、気分が落ち着いた]
ああ、明るいんだ。
銀坊を探しにいかねえと。
[口に出した言葉とは裏腹に、もうどうせ探しても
見つかるわけがないとしか思えず、
玄関口に出たはいいが、ひどく億劫に思えた]
薄情だねえ、あたしも。
[あは、とよく晴れた空に向かって笑う]
明るいね。
明るくなったら、闇は、眠るんだが。
あの連中、夜に寝て、朝に起きてやがる。
違うのかね…。
真っ暗闇は、お月様の、ご主人様。
[目線を空に向けたまま、うろうろさせる]
[無意識のうちに胸ポケットから
紙巻を取り出して、口にくわえる。]
[少年に声をかけられると、びくっとして
くわえた紙巻を落としそうになる]
[そこでやっと紙巻を出していたのに
気づいて、胸ポケットに戻しながら]
おう、あたしゃまあ、
混乱してるが大体、いつもどおりよ。
[外に向かおうとするのに気づくと]
外に出ても、ってことかえ。
出るなとはいわんが、
あんまり遠くに行かねえほうがいいぞ。
…近くでも迷いそうだな、おめえ。
[玄関口からのろのろと少し歩く。
どうしても歩みが進まない。
探すといってもどこを?そもそも、何を?]
…だめだ。やめた。
[そのまま取って返す。行きの1.5倍の早さ]
[入れ違いのようにフナムシを追いかけ
出て行く少年の言葉を聴くと]
ライドぉ?
なんだ、ハイカラな言葉覚えやがったな。
………らいど、う
[ひとつ、思い当たる]
……まぁた、俺の呼び名間違えてんのか、あん人ぁ。
いつだったか、前にも注意したのになあ。
[しょうがねえなあ、と笑う]
[部屋を出て行くホズミの言葉を聞くと]
みんないない人?
少なくとも俺は、いるぞ。
いるぞ。間違いなく。
[意味を良く理解していないが、反論するように
調理場へ向かう背中に向かって声を出した。]
先生、難しいことを言いなさるね。
生きる意味って、アホやって楽しかったり、
お月様がきれいで感動したり、
そんなんでもあたしはいいとおもうけど。
それじゃ、学者さんの方じゃ認められねえんかな。
よくわかんねえや。
でも死ぬって言うのはなんか。
元に戻ることだと思うよ。
なにもかも、元は、やみ。
難しいですなあ。
[ふっと笑い、煙草を灰皿に押し付けるのを見て]
ああ、先生。
もしよければ火、貸してもらえませんかい。
アタシもやるんだが、こっちくるとき
マッチ箱持ってくんの忘れちまってね。
昨日ならいっぱいあったんだがなあ。火。
どうも。
[放り投げられたライターを受け取ると、
慣れない手つきで火をつけようとする]
[カチカチという音が何度かした後、
やっと火がつくが、なかなか紙巻に火はつかない]
ちっ、しけちまったかね。
[やっと火がつくと、イマリのほうを見て
「すまんね」と言ってから窓辺で紙巻を吸い始める。
薬草煙草の独特のにおいが、鼻につく]
[無くなるものばかりだ、という
ゼンジの言葉を考えながら]
月が帰りゃ、お日様が来る。
そうしてまた、お日様が帰って、月がやってくる。
月に群雲、花に風。
目が開いていて、そんな邪魔さえなきゃあ、
今日もまた見えるさね。
[窓の外を眺めながら、自分に言うように]
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