[1] 絞り込み / 発言欄へ
[和やかに進む食事風景に、そぐわないラジオボイス。]
殺人の…嫌疑?
これも「嬉しいサプライズ」の一つになるのかしら? ベックさん?
[両手を広げる姿に、失笑混じりの視線を向け]
あなたは宇野と、コンタクトは取れるのかしら? 取れるのなら…
――あぁ、でも彼の方が先よね。何処か休める場所は無いのかしら?
[ドウゼンに向けた言葉は、途中で途切れ静かに組まれたネギヤの手を眺める。
゛彼゛の生無き声は、まだ*聞こえない*]
取り敢えず。そこのあなたは少し落ち着きなさい? 男手が必要なのに取り乱されては困るから。
[呆然とし問い掛けを紡ぐグリタにたしなめの一言を呈し]
これ以上死を、曝す訳には行かないわね。
[せめてもと、未使用の白布をネギヤの顔へと掛けた。]
「もぎゅもぎゅ」って…。あなた、余程食に執着があるのね。
[謎の言葉を呟き、女は辺りを見渡す。何時の間にか人形がひとつ、欠けていた。]
宇野がどうしたいのかは解らないけど…、でも不穏当な事を考えて居ることは確かじゃない?
[告発を促すようなテープ、そして落ちた命と欠けた人形。
穏やかではないと謂わんばかりに溜め息を吐き、ライデンに相槌を打った*]
現場保存って、警察を呼ばれたら困るのは、むしろ宇野じゃないかしら?
[文字通り孤島になった屋敷天井を仰ぎ、グリタへと。心情を察してか声は柔い。]
あと…ボタンさん、それ、調味料よ?
[年老いた声に、微笑みを零し、]
では宇野が自主的に現れるのを待つしかなさそうね。
[為すすべもなく下ろされたドウゼンの携帯を眺める。
間もなく安置室を見つけたらしい声を聞くと、女は落ち着いた表情を浮かべた。]
[運ばれていく姿に捧げる祈りの声は鎮魂歌。小さく唇に乗せ、]
残念ながら、わたしには名探偵張れるだけの推理力はないわね。
[ちらりと壁の童謡を眇めては、皆の反応を伺う。]
べックさんはどう?
[素直に尋ねては、宇野を捜す手段を模索するドウゼンに小さく頭を*下げた*]
お願いするわ、先生。
[1] 絞り込み / 発言欄へ