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[>>176厨房に向かいながら、
2階にいるという少女を思い浮かべる。]
……ドロテアちゃんはお料理が出来てから
呼んだ方が良さそうね。
[おっさんばかりの中に、1人でいるのは少し可哀相だ。
イルマがいれば良いのだが、
彼女もどこにいるのか分からない。
大勢の中に1人よりは、部屋に1人の方がマシだろう]
そういえば先ほど、この雪は続くと言ってましたが
どれくらい続くと思います。
[後ろを歩くミハイルをちらりと見ながら問う。
異常気象だといっても、今は夏だ。
直ぐに止むと考えるのが普通だと思ったが、
彼はそうとは思っていないようだ]
そう…。
ミハイルさんの言うとおり、暫くは止まないの。
[だってこの雪を降らせているのは他でもない私。
もっとも、1人の意思で出来る事ではないので、
他にも雪を降らせようとしている意思があるのだろうが。]
[階段を登るミハイルを見送り、…は厨房へと戻る。
鍋や包丁などの調理器具を確認する。
さすが大人数用のコテージというだけあって、
ここにある鍋は大きい]
さて、始めますか。
[まずは鍋に水を入れて火にかける
その間に人参、タマネギ、ジャガイモなどなど
野菜をひたすら切る。]
やーん、タマネギが目に沁みるわ…。
[常温放置のたまねぎは、切っているだけで
目に刺激を与え、思わず涙がちょちょぎれた。]
[鍋が沸騰したら野菜を入れて弱火で煮込む。
この辺りでミハイルは戻ってきただろうか。
そうなれば干し肉の調理をミハイルに頼んだだろう。]
あら、缶詰はここにあるのね。
[…はサラダを作るためにレタスやタマネギを切って大皿に盛る。
何気なく棚を空ければ缶詰がごろごろと詰まっており、
ミックスビーンズとサワークリームも発見したため、
それとオリーブオイル、調味料を混ぜてサラダに乗せて完成とした。]
やだ、コンソメ入れるの忘れていたわ…。
[野菜が柔らかくなった頃に、
鍋の側に置いてある大事なスープの素に気づく。
最初に入れるはずだったコンソメを途中で入れたが大丈夫だろう。
それから取り出したチーズを鍋に入れて、水を足して再び煮る。]
いいにおいがしてきたわ。
[コトコトと音を立て、鍋から良い匂いが厨房を満たす。
最後に調味料で味を調えてスープも完成した。
にんにくのたっぷり入ったチーズスープを飲めば、
すぐに体も温まることだろう。]
[問いかけへの返事は無かったので、気のせいだったのかとやり過ごしていれば調理中に聞こえるミハイルの聲。
どこから聞こえているのかは分からないが、
少なくとも見える範囲にはいないようだ]
……そうみたい。
私も全然気づかなかったわ…。
[今まで苦手意識を感じていたため、この状況は予想外だった。
もう少し懇意にしていれば早くに知ることが出来たのだろうか。]
私、こうして仲間に会うのはとても久しぶりだわ。
[人にまぎれていた間、仲間に会う機会などそうそう無かった。]
[仲間と知れば、自然とミハイルに抱いていた警戒は消えていく]
あなたもお久しぶりなのね。
私はずっとおばあちゃんと二人きりだったわ。
[その祖母はもういない。
かなり昔に、祖母は人間の手によって「退治」されてしまい
それからずっと…は1人きりだった。]
あら、お誘いを?
あの子ずっと1人だったから、喜んだでしょうね。
[可哀相なドロテアちゃん。
まるで一人ぼっちになった私みたいで気に入っていたのだけど。
ミハイルがこうして誘うほどだ、少し1人にさせすぎたようだった。]
でも……あの子がいなくなったら寂しくなるわね。
[それに、少し羨ましい。
私はもうおばあちゃんに会えないのに。
彼女はあそこに行く事によって失くした者達と会う事が出来るのだろう。]
私もおばあちゃんに会いたいわ…。
[…はミハイルとは違い、ナッキとして生れ落ちた。
祖母について人の世を彷徨い歩き、生きる術や、人間としての振る舞いを教えてくれた。
長い間、ずっと一緒に、そうして過ごしていたのに。]
私たちは、何も悪いことしてないかったのに。
[ただ、人ではないからと祖母は殺され、骨の場所もわからない。
その亡き祖母の姿を思い出せば、涙を流す。
表向きはタマネギを切っていたため、
事情を知らない者にはその所為に見えたはずだ。]
[ミハイルの料理も完成しただろうか。
人数分の皿を用意して、それぞれの料理を盛り付ける。
そこにあの旅の者はいただろうか>>170。
いるなら配膳の準備をしながら自己紹介と共に
世間話を一つ、二つと交わしただろう]
あとはテーブルに運ぶだけね。
そうだ、お酒、探さないと。
[ぽんと手を叩いて重要だといわんばかりに声をあげる。
冷蔵庫にはミネラルウォータや、
オレンジジュースはあったがアルコール類は無かった。
半分ほど配膳を終えたあたりで、…は炊事場をがさごそと漁り始めた。{3}
奇数:お酒各種を見つけた 偶数:ここには無いようだ]
あら、こんなところに。
お酒は揃ってるのね。
[足場に、取っ手のある床を見つけたので開けてみれば
沢山の酒瓶を発見することが出来た。
2,3本適当に手に取り、それもテーブルへと運ぶ。
お酒が飲めない人たちの為に、オレンジジュースも忘れない。]
ふふ、なんだか人も一杯いるし、
楽しい夕食になりそうだわ。
[外の様子もすっかり忘れ、どこかパーティ気分に…は微笑んだ。
テーブルにも配膳を終えて準備が出来れば、
ここにいない人たちを呼び、夕食を共にしただろう]**
ええ……そうね。
[私の代わりに、あの子が幸せになりに行くと考えれば
少しは気持ちが楽になるのかしら。
自分の不幸を重ねて見ていた少女なのだから、可能なはずだ。]
本当は、祖母を殺した人間が憎くて仕方ないの。
もっともっと、苦しめば良いのよ。
……でも………。
[長く人の世で過ごしすぎたのだろう。
情が移り、その感情は薄れている。]
そんな私が幸せを分けてあげるのも面白い話よね。
[この雪だって、ちょっとだけ困らせてやろうと
考えていただけだが、ミハイルの考えに…は乗った*]
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