157 家出少女の電車内
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さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。
そこに映るのはただの村人か、それとも血に飢えた人狼か。
例え人狼でも、多人数で立ち向かえば怖くはない。
問題は、だれが人狼なのかという事だ。
占い師の能力を持つ人間ならば、それを見破れるだろう。
どうやらこの中には、村人が1名、人狼が1名、共鳴者が7名いるようだ。
(0) 2014/07/28(月) 00:00:07
現在の生存者は、告げ人 アン、鍵っ子 ルリ、学生 ケン、人足 ギンスイ、会社員 ズイハラ、学生 ナオ、学生 ハツネ、学生 ムカイ、女優 ポルテ の 9 名。
[そろそろゴルキが穫れただとか帝国文学がどうという話になってきた頃。突然黄色いとも何とも言えない声が飛び込んで来た>>0:23
やけに声量の大きいそれは耳障りの良いアナウンスとは違って、容赦なく集中の糸を切った]
(…これまた珍しい)
[何事かと顔を上げると声がした方向に一見女性―らしき者が乗り込んで来ていた
だが先程の声色からするとその逆、または中間と言った所か
その者が一瞬自分の方を向いたような気がしたが、気にせずにもう一度文庫本に視線を落とす
すぐ後にイケメン、と声が聴こえた>>0:23]
(1) 2014/07/28(月) 00:08:23[ボックス席の窓際]
(誰の事だろう)
[まあ若い学生なんかも乗っているだろうからな。と鷹揚に考えていると、すぐ近くで先程と同じ声がした>>0:24]
はっ…?あ、あぁ…どうぞ?
[突然声をかけられて面食らいながら返事をするも、相手は返事を聞く前からどかりと腰を下ろした
別段構いはしないが、扇子から発生する風に乗って化粧か香水らしき匂いが鼻をつく]
(イケメンって、もう35だぞ)
[イケメンと呼称される事にどことなく居心地の悪さを感じながら、文庫本を手にどうしたものか思案していると眼の前に巨大な柑橘類が差し出される
手で押し返す訳にもいかず、反射的に受け取ってしまう]
(2) 2014/07/28(月) 00:08:50[ボックス席の窓際]
…どうも。
(いらねえ)
[見た眼とは裏腹に婆さんみたいな事を言うなと頭の何処かで考えながら黄色く丸い塊を暫く見つめる
どう見ても会社用の鞄には入らない。仕方なく窓と膝の間に挟んで固定した]
…八朔ってどう食べるんだっけ
[黄色いそれを見つめながら呟く。ズイハラが食べられる柑橘類はせいぜい蜜柑やオレンジが限度だ
職場に着いてから誰かに押しつける。いなければ調べてみるしかないか。と頭の中で密かに算段を立てる
隣に座る者の耳に呟きは届いただろうか]
(3) 2014/07/28(月) 00:09:00[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 00:12:35
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/28 00:14)
[電車は男の想定より遅い。
窓の外を見て、男はいっそう顔に苛立ちをにじませた。]
……くそ、早くしろよ。
[電車にとも誰にともなく吐き捨て、とうとう男は舌打ちした。]
(4) 2014/07/28(月) 01:05:28[窓辺の席(後方座席)]
人足 ギンスイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 01:10:31
(……あ)
[>>0:39一瞬、「イケメンさん」と目が合った気がした。
慌てて視線を文庫本に戻す]
(さっきの訂正。今日は超超ラッキー)
[上機嫌で文庫本をめくる。「お嬢さん」って今風に言うと魔性の女なのかしら。Kも先生も、彼女に惚れて人生が狂った気がする。
――恋って、そんなに人を狂わせてしまうものなの?]
(5) 2014/07/28(月) 04:34:26
『あら。イケメン』>>0:23
[思考の奔流は、突如電車内に響いた声に途絶えた。
ふと文庫本から顔を上げる。
「イケメンさん」の脇に腰を下ろす化粧の濃い人。
そういえば、恋人に捨てられてしまったとか聞こえた気がする]
(イケメンさん、なんか困ってる)
[少し面白くて、苦笑してしまう。八朔の処理に困っている姿は、傍から見るとコメディチックで。
その時、「イケメンさん」の読んでいる本がチラリと見えた]
(……坊っちゃん)
[自分の読んでいる文庫本をしげしげと見つめて]
(あ、なんだか親近感)
[にっこりと笑うのだ**]
(6) 2014/07/28(月) 04:36:22
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 04:39:58
[ボックス席を形成する座席は、一人で座るには広すぎる。横に楽器ケースを置いていても同じこと。
思わずくつろぎたくなる魔力すら時に秘めるこの席に、
しかし彼女は実に行儀のいい姿勢で腰かける。
背もたれに軽く背を預けながらも背筋はぴんと伸び、
両手は膝の上あたりで軽く組んでだらけさせず、
時折数秒間目を伏せてはイヤフォンから聞こえる音楽に耳を傾ける。
後方座席の男の人がちらりと見たのはそんな姿。>>0:37]
(7) 2014/07/28(月) 15:58:27[ホーム側のボックス席]
[やがて、電車は動き出す。
ふと目を開ければ景色が後ろに後ろにと流れていた。最初はゆっくりと、しだいに早く**]
(8) 2014/07/28(月) 16:09:08[ホーム側のボックス席]
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 16:13:00
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/28 20:01)
[それは車体が揺れる数秒前の事だ。
制服のポケットの中でヴヴ、と啼く音がした。
画面を見た男子学生は、
そのまま靴音立ててホーム側のドアへ移動し
改札の方向へと首を傾けた。
そして、決定的瞬間。]
(9) 2014/07/28(月) 20:02:53[ホームに面さないドアの前]
(10) 2014/07/28(月) 20:03:31[ホームに面さないドアの前]
[ぶひゃ、
と声が出た。
多感な時期の男子学生は、沸点も低い。
片手で懸命に口を抑えながらも
器用にスマートフォンはセットし、かしゃり、チープなシャッター音。
携帯にぶら下がるベアーズがさざめく。
んぐぅ、と彼も笑いのなり損ないを漏らした。
視線の先、画面の中、そのどちらにも。
ドアの向こうで呆ける彼の友人がいた。]
(11) 2014/07/28(月) 20:06:40[ホーム側ドア]
[電車は走り出した。一人おいて。
男子学生の限界は今きた。
徐に蹲ると大きく肩を震わせ、
ヒ、ひい、と小さく声を漏らす。
傍目にわかる大笑いだ。
堪えきれない笑いの欠片は、
車体の動きに合わせて揺れるベアーズを
更に大きく揺り動かしたが
車内に笑い声が響かない代わりにしては十分なほどに細やかだった。]
(12) 2014/07/28(月) 20:15:48[ホーム側ドア]
夏ねぇ。
眺める景色は夏が一番よねぇ。
[動き出した車窓の景色に見とれるように言うが、きっと冬には雪の景色が一番だとか言っているのだろう。]
夏と八朔とワイシャツの似合うイケメン…。
あら。そんなお話を子供のころに読んだことがあるわ。
何だったからしら。
[ズイハラに話しかけているようで、どこか独り言のようで、ただ相変わらず声は朗々としていて。やがて暑気も引いたのか、ぱちんと音を立てて扇子を閉じると、最後は間違いなくズイハラに向けて一言。]
八朔。剥けたら一房、いただけるかしら?**
(13) 2014/07/28(月) 20:51:28
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 20:54:36
学生 ケンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 20:57:02
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 21:01:48
[電車が動き出したのは、八朔を受け取った直後だった
先程すぐ近くに腰掛けた者が、景色を見ながら何処か独り言のように言葉を紡ぐ>>13
それには特別、返事は返さなかった
だがすぐ後に、明確に話しかけられる]
今、ですか
…いや。帰ってからいただきます
[素っ気なさげに答えて、再び手元の文庫本に目線を落とす
数行、文字をなぞってから徐に顔を上げ、八朔を手渡した者の方へと向く]
……どちらまで?
[短く訊いた]**
(14) 2014/07/28(月) 21:59:38[ボックス席の窓際]
[受け渡された果物を、ルリは座席の陰になる様な場所から眺めました。もしかして、と考えます。もしかすると、ここの電車ではああやって物を渡すのが当たり前なのかもしれません。だって、本当に、それが普通みたいに渡したのです。ともすれば、そうするのが『お行儀』というものなのかもしれません。そうだったら大変です、だってルリは誰にもなんにも渡してないのですから。
お母さんと『ひっこしのご挨拶』に行ったことを思い出します。宜しくお願いしますとお母さんと一緒に頭を下げたルリを、お行儀のいい子だねえと褒めてくれたお隣さんも、思い出しました。]
(15) 2014/07/28(月) 22:06:21[扉脇の座席]
[あらどうしましょう。
ルリが、本当に『お行儀』なのかしらんと考え始めた瞬間、なんということでしょう、何か>>4怖い声が聞こえたのです。はやく、とルリには聞こえました。それから舌打ちの音も。
もしかして。もしかすると。ご挨拶をしないことを怒っているのでしょうか。ルリは一生懸命、いままで乗ってきた電車のことを思い出します。みんなご挨拶をしていたでしょうか。残念なことにルリには思い出せません。お行儀よく座ろうとばかり考えていて、他の人のことを見始めたのはだって、ついさっきの駅からなのです。]
(16) 2014/07/28(月) 22:06:51[扉脇の座席]
[ルリは自分で用意のできるいい子です。ですから、赤いリュックの中には様々なものが入っていました。可愛いキャラクターの描かれた水筒には麦茶がたぷたぷ揺れてます。お気に入りの本だって詰めてきました。途中でお腹がすいてしまわないように途中でお菓子も買いました。お洋服の替えだってもちろん、あるのです。
けれど、あの女の人――ルリはそう思っていました――みたいな果物なんて、もっていません。
ルリは困ってしまいました。お行儀のよくない子と思われたら、お巡りさんを呼ばれるに違いありません。お母さんがようく言っていたからです。悪い子はお巡りさんが連れて行くんだからね。]
[ルリはリュックから飴を取り出しました。
そしてそれをぎゅっと握って、ついでに瞼もぎゅっと閉じてみました。
だって怖いものは怖いんですもん。]
(17) 2014/07/28(月) 22:07:29[扉脇の座席]
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:08:44
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:09:00
[――とかくに人の世は住みにくい。
そんな一節を、学のない男が覚えているのは
男の祖母が度々口癖のように言っていたからだ。
引用元であるその本を男が読んだのは半ばまでで、
結局つまらなくてやめてしまった。
本など元来好きではなかったのだ。
覚えていたのはなにか変な女が出ていることくらいだ。
背筋を伸ばして座った女学生>>7を見ると
なんとはなしにその女を思い出した。
名前は――何だったか、水の女だった気がする。]
(18) 2014/07/28(月) 22:10:33[窓辺の席(後方座席)]
[そうこうしていると、学生の笑う声とカメラの音>>11。
箸が転げても、というのは女子だけではないのか。
先程見た女子が大人びたさまだったのと比較してしまい、
苛立って中腰に立ち上がる。]
おい、…………。
[静かにしろよ、と言いかけてやめる。
男子学生は、特別注意されるほどの声量でもなかった。
自分がいらついているだけだと男にも分かり、
ばつが悪そうにそのまま座った。]
(19) 2014/07/28(月) 22:10:47[窓辺の席(後方座席)]
人足 ギンスイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:13:52
[ところが、強く瞑ったはずなのに、瞼はばちりと開いてしまいました。すごく、なんというか、間の抜けた音がしたんです。空気が勢いよく飛び出したみたいな。それから、カメラの音も。電車の中で聞こえるなんて、珍しい、ですよね。
ルリは驚いて、握っていた飴玉も忘れて、眼を瞬かせました。ここではルリの知らないことばかりで、時々ついていけなくなるようでした。]
(20) 2014/07/28(月) 22:33:27[扉脇の座席]
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:35:13
[眠りは、甲高い蹴り音にも覚まされることはなく]
……ぱすた
[寝言を漏らして、夢の中。
鞄につけた不細工な兎のぬいぐるみが
電車の動きに合わせて揺れた**]
(21) 2014/07/28(月) 22:49:47
あら、残念。
[慣れているのだろう。
素っ気なく拒絶されて気を悪くしたふうでもない。
そして再び活字を追い始めたズイハラを見て、すこし肩をすくめるような動作をした後、目線を車内に巡らせた。己とは別の意味で場違いな少女と目が合ったような気がして、ぱちこーんと、音がしそうなウィンクをひとつ贈る。]
あたしのお店、ここにあるの。
気が向いたらいらして?うんとサービスするわ。
[どちらまで。そう訊かれてズイハラに向き直る。
悪戯っぽい笑顔で胸元から桃色の名刺を取り出せば、ズイハラの膝に置いた。そこには数駅先の街の住所と、源氏名ポルテ、ドラァグ・クイーンの肩書。**]
(22) 2014/07/28(月) 23:07:56
『八朔。剥けたら一房、いただけるかしら?』>>13
[やたらと色っぽい声で「イケメンさん」に話しかける女の人。「お色気さん」と心の中であだ名をつける。
なにやら見てはいけない物を見ているような気持ちになって。ドギマギしながら文庫本の隙間から、2人の様子を見つめた]
(これが大人の恋の駆け引きってやつかしら)
[んなわけはない]
(女は積極性が命、と。メモメモ)
[学生手帳を取り出し、なにやらメモを取る。
恋に恋するお年頃である**]
(23) 2014/07/28(月) 23:11:37
[クマたちの微振動はまだ止まりそうにもなかったが
男子学生はスマートフォンをポケットに突っ込んだ。
座りながらいれたせいか、携帯は浅い場所に引っかかり、
外に投げ出されたクマたちは身を寄せ合う。]
ぁー……、
[立ち上がり、振りかえり、口を半ば開いた。
目線の先には機嫌の悪そうな、「柄わぁりぃ」男がいる。]
……、 サーセン
[限りなく、それに近い発音の「すみません」、だった。]
(24) 2014/07/28(月) 23:14:17[ホーム側ドア]
[暑さに苦しんだ先ほどとは違う意味で、顔が赤い。
堪えた笑いは発熱と涙目に昇華され
腹の筋肉に痙攣を残し、消えていった。
馬鹿笑いの衝動が少し引けば
車内にふさわしくない行動も省みることができる。
けれど それはそれ。これはこれ。
さっき蹴ってた奴が文句付ける気か、と納得いかない感情は
メガネのレンズの奥にある。]
(25) 2014/07/28(月) 23:15:50[ホーム側ドア]
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/28 23:19)
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 23:26:40
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 23:34:04
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/29 00:30)
[外の景色なんて見慣れたものだ。
特に感慨も抱かずそっと視線を外す。
後方へ振り返れば学生服姿の少年が、
何やら変な表情で後方座席の男の人を見ていた。>>25
顔が赤いのは暑さのせいなのか――ともかく、
燻るような感情を眼鏡のレンズの向こうから感じた。
ずっと音楽を聴いていたのだから直前の状況など分からず、
首を傾げていると。
イヤフォンの向こうで女の人が、
「ちょっとそこまでお行きませんか」――と誘い文句を唄った]
(26) 2014/07/29(火) 02:04:13[ホーム側のボックス席]
…………。
[今の歌詞と少年の表情とがどう考えてもあっていない。
思わず一時停止ボタンを押した。
それでも変な笑いがこみあげてきそうになるのは、
止まりようもない]
(27) 2014/07/29(火) 02:12:17[ホーム側のボックス席]
[だが―――
赤いリュックサックを傍に置き、
いかにも「ついていけてない」といった風な顔をした少女を視界に置いたとたん。>>20
物怖じも何もせず少女に向けて笑みをみせた**]
(28) 2014/07/29(火) 02:55:09[ホーム側のボックス席]
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 03:03:02
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/29 03:03)
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 07:05:47
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 18:52:39
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 19:23:06
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 19:23:48
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 19:55:27
[あらあら、あらまあ。ルリの目は閉じることも忘れてしまったみたいです。
ルリの知ってる場所から離れてしまったからでしょうか、ここにはルリのはじめてばかり。考えてみればお兄さんお姉さんたちの、こんなに傍にいるのも初めての事です。ルリはほんの少し、体を縮こませかけ、
動きをとめました]
(29) 2014/07/29(火) 21:00:44[扉脇の座席]
[お姉さんが、ルリの方を向いて笑っているんです!
ルリはきゅうに頬が熱くなったのを感じました。お姉さんです。クラスのユミちゃんとも違う、ミユキちゃんとも違う、大人のお姉さんです。伸びた髪の毛の、その間から見える目つきが優しいお姉さんです。そんなお姉さんがルリの方を見て笑っているんです。ルリはなんだか急に恥ずかしくなって、小さくなって融けてしまいたい気になりました。
けれど、これはチャンスかもしれません。あのお姉さんなら、とルリは思いました。]
(30) 2014/07/29(火) 21:01:12[扉脇の座席]
[そして徐に立ち上がります。
リュックをおいて
手をぎゅっと握って、ルリは、唇をつよく結んで、
ルリは、そのお姉さんの所へ、一息に足を運んで、]
(31) 2014/07/29(火) 21:02:21[お姉さんに向かって]
[ハイ、とも、ドウゾ、とも言いませんでした。
ただ、ルリは手の中の飴玉をぐいっと、お姉さんへと差し出しました。
おかしなことです。あんなに『お行儀のよい』ルリちゃんと褒められたルリはいませんでした。お家を離れてしまったからでしょうか。お家に『お行儀のいいルリ』を置いてきてしまったのでしょうか。そうかもしれません。お行儀のいい子なら、きっと一人で飛び出す事なんて、しないでしょうから。]
(32) 2014/07/29(火) 21:02:52[お姉さんに向かって]
[残念、と返された返事は慣れた調子を含んでいた>>22
活字を追う視界の端で、相手が肩をすくめる様な気配を感じ取る。その後に何処かしらを向いたようだが、それには特別気をはらわなかった]
…………。
[差し出された名刺を受け取る。
紙が全体的に桃色の、蠱惑的な文字の踊るそこには数駅先の住所と、隣に座る者の店での名前。所謂源氏名だろう]
……サービス……。
[それだけ呟いて、手に持ったそれをじっと眺める]
(33) 2014/07/29(火) 21:13:37[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/29 21:13)
………。
[フゥと溜息をついて、ワイシャツのポケットに名刺を仕舞う]
(34) 2014/07/29(火) 21:49:36[ボックス席の窓際]
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/29 22:03)
……フゥ
[文庫本に眼を戻すにも興がそがれ、再度溜息をつく。
徐に頬杖をついて窓の外の景色に眼をやった]
……どんな客が来るんだ。店には
[景色に眼をやったまま、呟く様に尋ねた]**
(35) 2014/07/29(火) 22:13:34[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/29 22:13)
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 22:18:18
[注意した相手の男子学生は納得のいかない顔で>>25、
少々申し訳ない気持ちにもなったのだが
大人げなかった悪い、と頭を下げられるほど
男は人間ができていない。
その近くに座っていた少女が立ち上がる>>31のを目にする。
こんな子がいたか、とやっと意識の下にその情報は置かれた。]
……もう夏休みだっけ?
[小学生だろうか。年齢がよく分からない。
身なりのきちんとした様子には似つかわしくもなく、
強引に女子学生になにかを手渡す>>32のを見て
男ははてなと思った。]
(36) 2014/07/29(火) 22:43:24[窓辺の席(後方座席)]
千客万来よ?でも。あなたは…
あたしと飲んで、あたしとお話して、あたしの歌を聴くの。
飽きさせたりしないわ?
[と、図太い声。
合席、隙間と言える隙間もないような空間を更に埋めるように身を寄せて。]
だから。その先は、あなた次第よ。
(37) 2014/07/29(火) 23:03:59
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 23:11:50
[少々の気恥ずかしさは八つ当たりじみて発散された。
唇ヘの字。憮然な目つきは眼鏡の奥。
車内床へ置き去りのままだった鞄へ注がれる視線は、
どこかのボックス席で生まれた忍び笑いを見ることは出来ないが。
見えたら見えたで、
羞恥にいっそう唇がひん曲がるだろうから
良い方向に物事が転がった、そういうことだ。
一方的とはいえ、見知ってる相手であれば、なおさらのこと。]
(38) 2014/07/29(火) 23:48:07[ホーム側ドア]
[1]
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