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なんか残っとるかも知れへんから、辺りの捜索頼む。
[回りのみんなに言って、きょぬーのねーちゃんに連絡。]
ねーちゃん、任務、失敗したわ。悪ィ。
[いつもより低い声でそれだけ言った。]
>>0
了解したよ。
[頷いて、[庭園]の方へと向かう。
ふと、振り向いて]
"こっち側"らしくないのは、好いことだと思うけど。
……あんまり気にすると、身に障るよ?
[気遣う声は、あまり優しさを伴っていなかった]
ほな、帰ろか。
[残務はNPCにまかせ、振り返る事も無く、出口へ。]
・・・なんでここにいてへんのや、エートゥ
[小さい声でぽつり]
>>2
あまり気を落としてばかりはいられませんよ。
落ち込んでいたら任務に響きます。
[ふう、と息を吐いて]
ま、呑みたいときは付き合いますよ。
[肩をぽんと叩いて]
[NY・米陸軍基地の一室にて、さきほどつけた盗聴器から流れてくる会話に耳を向ける。]
『以前頼んだ件はどうなっているのだね?』
『はっ!・・・の件は順調に進んでおります!』
『そうか。くれぐれも「彼」に粗相の無いように』
『わかっております。それで、例の・・・なのですが』
『ああ、それならこの建物の(08)階に保管してある』
『わかりました。では、私はコレで』
[そこで、会話は途切れる。しばらく耳を澄ましたが、どうやら誰もいなくなったようだ。]
さテ、今の会話を聞いた限りでハ、何かを企てているようですガ・・・。
それト、「彼」というのも気になりますネ・・・。
報告しておきますカ。
[辺りに人影がないのを確認すると、帽子の中から通信機を取り出した。]
[まるで工場のようなスペースを見回っている最中、メールの着信に気付いた。
みればそれは幹部の所在情報>>#0]
[○] {2}
北京の「キノコ」…?
あの麻薬も研究の一部だったということかなぁ。
――――…とすると。 っ!
[死角からの敵の銃弾を肩に受けて、思わず顔を顰める。けれどその相手を撃ち倒した直後、にいっと嬉しそうに笑った]
あは。お兄さん、みいつけた!!
[それは、例の赤いマフラーの幹部の男。不意を突くように相手の間合いに飛び込むと、傘の柄から飛び出した鋭い刃でざくりと一突き。これで邪魔者はいなくなった]
だ、脱出…。ええと、この機械を操作すれば良いのかな。
[片腕でぱちぱちとボタンを押していくが、最後の最後で手が止まった。列車の破損に耐え切れなくなった機械がショートして、プログラムが読めない。赤のボタンか、青のボタンか。どちらかを押せば良いはずなんだけど]
『To0099
米軍が何かを企てている可能性あり。
何者かとの協力関係も確認。
これから、この建物内にあるらしい「例の物」の調査に向かう。
』
[暗号通信を済ませると、八階へと向かった。{4}]
[ちらりと列車の先を眺めれば、前方は行き止まりになっている。よく見れば爆薬も仕掛けてあるようだ。もう殆ど時間がない]
うぅん。適当に押しちゃおうかなぁ。あ、でも、今週は運勢悪いんだっけ…?
[浮かべる笑みは、流石に苦笑いに近くなっていた。迷った末に、手に取ったのは私用の携帯電話。カウコに電話をかけてみるが、通じるか否か]
>>0>>#4
[報告を受信]
…。003…。
了解。
[基地に灯油を捲き、火を付けた]
ばいばい。
[0099は、本部に向かう飛行機に向かった**]
>>4
ん。さんきゅ。
[0026に笑って手を振って、みんなから離れる。
かかって来た電話を取った。]
・・・・・。
声、聞きたかった。
>>3
そう? それならいいんだけど。
[緩く笑みを作ると、呟かれた名前を頭の片隅に置いてその場を辞した]
NYで官僚、こわも……ての人と同居?
意味あるの?
[首を傾げつつも、赴任先への準備を勧めた**]
僕もだよ。ふふ。
もう、最後になるかも、しれないから…。
[いつもと変わらぬ調子で、のんびりと話す。レールの擦れる轟音は、多分相手にも聞こえているだろうが]
0011、落ち込んでる声してるね。
何か嫌なことあったんでしょ。あんまり気にしちゃ駄目だよー。君は案外と、繊細なところがあるんだから。
ところでさ。
0011は、赤色と青色、どっちが好き?
0044。
[電話の向こうが、今どういう状況か悟りつつ、なにもなかったみたいに話す。]
ちょっとな。好きな花が咲いてる場所が変わっただけ。もう、二度と、枯れない。
だから、だいじょうぶ。
エートゥは、青ってイメージだな。青いけど、炎。
冷たく見えるけど、火傷しそうなとこ、好きだ。
>>12
[0011に短く別れを告げると、仮宿へと戻り、支度を始める。頭の中では、先ほどの情報を*確認しながら*]
今度はNY…そしてまた会社員で、
妻の父母と子供二人との暮しか。
[自分の止血も終えると、11たちに軽く手を振り、次の潜伏先へと。*]
そっか。それなら良いんだ。
そう。大丈夫、大丈夫。
[何処かあやす様な口調で、相手の言葉を繰り返し。
好きな色への返事に、ぱちりと瞬いた]
……カウコの好きな色を聞いたのに。
ふふ。でも、青色か。そうだねぇ。
僕も青色かなぁって思ってた。同じだ!なんだか嬉しいな。
[くすくすと、楽しそうな笑い声が響いて。
それから(06)秒後、大きな爆発音。通信は途絶えて、もう何も音を伝えることはない]
・・・うん。
[嬉しそうな笑い声に返事をしようと口を開いた矢先、爆発音が響いて通話が途切れた。]
嘘やろ、・・・エートゥ・・・
[手から通信端末が落ち、地面でリアカバーが外れて電池が飛び出した。
無言で端末を拾い、電池を戻しリアカバーを閉める。通信端末は故障したようで、うんともすんとも言わない。
そのまま<28>分、そこで立ち尽くした。]
[6秒間の空白の間に、送信準備していたメッセージをボスへ送る{1}]
逆スパイ候補者は 0011 0020 0026 0031 0043 0066 0099。
0011は調査済み。白。
[死は、いつも隣にある。
さっきまで笑って居たのに次の瞬間に命の火が消えてるなんて、ありきたりだから。
もう慣れた。
本当の特別は作らないのが、傷つかないコツ。
ドロテアには片思いだった。
エートゥは恋人だった。
けど、どこか醒めていた。だから、痛くない。痛くなんかない。]
そうだよね、0011。
[本部に到着した。ボスに報告に向かう]
ボス…。003のことは…。
すみません…。
[暗い表情のボスに向かって開口一番謝罪を]
あの後、現場を調査しに行きましたら、すでに火を放たれた後でした。
あの場に居たのは、0011、0020、0026、0043の名でした。多分、あの中に逆スパイがいたのかも知れません。但し、0011はすでにわたしの独自の調査で、白が確定しております。
0020、0026、0043の内の、誰かかと思われます。
…0020が…?
[少し考えるように頭をかしげ]
確かに、あの現場を発見したのは0020ですし、現場にも足を入れていますが…。0020が逆スパイだとは、あまり思えませんが…。
かと言って、0026、0043も、不審な動きがありませんでしたが…。
[しかし、ボスからの0020の抹殺指令を受け]
分かりました。では、その任務は[0011 山猫 カウコ]にやらせましょう。指示します。
――校長室前・NY――
[NYに来て最初の仕事は、文部を司る官僚としての視察だった。
いつまで経っても慣れないスーツで、官僚らしい所作を演出するのは窮屈だった。それでも外見上は平常を装った。
窮屈なスーツよりも、気になることがあったから。]
(……何か、視線が多いね)
[校内にスーツは目立つ。視線は当たり前だ。
それでも、何かが違うとスパイの勘が告げていた]
(テロリスト側が何か情報を掴んだ? 身元を変えたばっかりなのに?)
[笑顔を作り、相手の話を聞きながら、その裏で疑問を並べては消していく。
分からない。だが、一つ確信を持って言えることがあった。
今のままでは危ない、と]
……あ、ごめんなさい!
急用が出来たので、これで!
[ポケットの携帯端末に発信テストを入力。電話がかかってきたように見せかけて、その場を急ぎ辞した。
周りに同業者がいれば、焦りが見えたかもしれない]
――自宅――
[数度寄り道を繰り返した後、潜伏先のマンションへと戻る。
複製したマスターキーで鍵を開けると、自室を目指し階段を駆け上がった。
扉の前まで来ると、息を止め。
一気にキーを通した]
甘い!
[相手の射撃はドアに当たった。早撃ちで勝てる自信など端からない。
弾丸が扉に当たる音を聞いてから、すぐに部屋へと滑り込む。同時に鉛鋲を袖口から取り出し、打ち込んだ]
やっぱり当たんない、よね!
[黒い影は奥の自室へと回避した。
こちらも近くの浴室へと逃げ込み、相手の射撃を回避する。
このままじり貧になれば、手数も質も劣るこちらが不利になるのは目に見えていた。
しかし、唇は弧を描いた]
[スーツ裏に仕込んだ小さな端末のボタンを押して、すぐ。
どぉん、と爆発音が辺りに響いた。
衝撃に身を伏せて耐え、すぐに部屋へと駆ける]
こっちのフィールドで勝とうなんて、100年早い。
[煙の合間から見えるのは、破砕した端末。緊急時のためにつけておいた爆弾の威力は大きくない。
それでも、小さな部屋に衝撃を与えるには充分だった。
床に転がりうめく男――組織に指示されて同居していた男に馬乗りになり、首元に刃を突きつけた]
誰。
[低い地の声で告げる。当然、すぐには話さない。
無表情のままナイフを取りだし、出血している相手の腹部を抉る。]
拷問は得意じゃないの。
誰。
[悲鳴は無視して、ただ問いだけを投げる。
指を。耳を。股間を。
致命傷にはならない部分を何度も斬り付けて数分後に、ようやく男はその名を言った]
…………。
なんで?
[目眩を覚えて、ナイフを取り落とした。
男のうめき声で正気に戻り、すぐにナイフを拾い、とどめを刺す]
[返り血に塗れたまま、しばしその場に座り込んだ後。
手早く私服に着替えると、その場を去った**]
………うぅ。
[小さく呻きながら薄目を開ける。爆発の直前、なんとか脱出には成功していた。明確な記憶が残っているのは、暴走列車から切り離された最後尾の車両にしがみついた所まで。
どうやって逃げ延びたのか、最後は[校長室]で力尽きて倒れこんでいたらしい]
[其処は廃校舎の校長室だった。埃を被った高価そうなソファから身を起こすと、頬を掻く]
こんな状況で生き残るなんて、悪運だけは残ってたかな?
[古びた窓ガラスにぼんやりと映る自分の姿。それに違和感を感じて首を傾げる。否、違和感は、声を出した次の瞬間から感じてはいたのだけれど]
む?
[ひらひらと両手を上下させてみる。服がぶかぶかだった。珍しく狼狽を露わにしつつ、よくよく眼を凝らして自分の姿を見つめなおせば。
体が縮んでいた。いや、これは、縮んだというより]
どう見ても、……女の子になっていませんか?
[0099の言っていた「催涙弾で性転換」という言葉を思い出す。正直、殆ど冗談半分にしか捉えていなかったが。
列車から持ち出した筈の、敵の研究品が入ったトランクはいつの間にか紛失していた。あれが暴発して、その被害をまともに食らったと考えれば…]
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