ほう、酒宴……かえ。
酒は好い。
どれ、我も入れてもらうとしようか。
これ、ご挨拶。
[首に巻きついた白蛇は、ちょこんと頭を下げた。]
[ウルスラに撫でられるミミズクを目に留めて]
おや……あの世捨て人のところの。
どうだ、あやつは息災か。
奴ときたら、他の者を遣いに寄越せと云うても聞きやせん。我のところの仔蛇が、耳木兎に怯えると云うに。
ああ、いや、お主が悪いのではない。
それに、此度は他の用事なのであろ。
ああ、ありがとう。
声は商売道具、褒められて悪い気はせぬ。
[冷酒を呷ると、くすりと悪戯っぽく笑い]
こう見えて「お姉さん」だぞ、我は。
ふふ、分からぬであろ、遠出の際は男物の外套を着込んでおる。近頃、物騒な噂もあるでな。
ついでに、こやつも「お姉さん」だ。
[酒壺に夢中の白蛇は顔を上げ、つぶらな瞳でミハイルを見上げた]
そうそう。
蛇が苦手な者が居れば、云うがよい。
なに、遠慮は要らぬ、慣れておる。
近づかぬよう、こやつに云い含めておこうぞ。
普段は壺に籠めて居るのだ。
さておき、つまみはどうだ。
隣街で稼ぎがてら、市で買うてきた。
今回は実入りがよくてな。こやつの失せ物探し、なかなか評判が良いのだぞ。
[包みの中身を卓上に並べた。
1.さきイカ
2.サラミ
3.ドライ無花果
4.チーズたら
5.梅干の黒焼き
6.くさや]
包みにイカしか入っておらぬ……だと……。
あの店の主人、妙にイカ推しだとは思って居ったが。
いやしかし、ないわけではなかろうて!
[包み>>19に手を伸ばし、{5}を引き寄せて]
>>20 ウルスラ
[白蛇は、自慢げにぴんと首をもたげている。]
>>22 ミハイル
さーて、詫びに何をしてもらおうか?
…なんてな、ふふ、嘘だ、嘘。
構わぬ、判り辛くして居るは、我だ。
その方が面倒が少ないこともあるでな。
しかし、口の巧いことよの? 美女などと。
>>21 鳥さん
[白蛇も一緒に首をかしげた。
こわごわ、じーっとそちらを眺めている。]
ふむ、大人しいことよ。
お主なら、我が白蛇を襲うこともあるまいて。
鳥と蛇が仲良うなったならば、面白い光景やもしれぬ。
おや、冷酒を愉しんで居るうちに。
賑やかになったことよの。よろしく頼む。
>>39
ふむ?
木菟殿は、魚がお好きかや。
[くさやを少し裂いて差し出してみた]