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……こんなとこでなにしてんの?
[照明の落ちた店の座席にいる4thを見つけて近づいていく。かけられた言葉にそういえばと背後を振り返る]
……護衛が逸れたら、
意味無いんじゃないかな……
[10thの姿が無いのに、そんな言葉を零したけれど]
『 8thは5階で死体を見る 』
[また耳に届いた予測の言葉に背後を振り返った。少し情報の増えた予測の言葉。
袖に腕を突っ込む、先ほど手にしたケースがかちりと触れた]
……多分、何かは確実にありそう、だけど。
ここにいるのは、よくないかも……。
[自分がこの階で見る死体が何者のものなのかわからない、離れた方がいいと言いたげに4thに視線を向けつつ]
10thが一緒に来てたんだけど……。
[曖昧だった予測の情報が増える、
それはつまり予測が確定に近づいていっている、ということなのかもしれなくて]
それはみればわかる……。
[この辺りに10thの姿は無いし、
先を越されてるということもないだろう。
暗闇には多少の優位があるのだから。]
護衛はもともといらないし……、
なんだ、護衛いるようには見えないだろうふつう……。
[10thに向けたと同じ怪訝な視線を向けつつ]
なんだ、冗談か……。
[言葉には素直に納得などしつつ]
……ちょっと、戻ってみる。
あ、そうだこれ、忘れないうちに……。
[白猫獣人の顔のついた一般的に言って多分、成人男性が使うにはかわいらしすぎるイヤホン。袖の中で触れていたそのケースを差し出したところで、ノイズ混じりの電子音声が響いた]
『 8thは5階で10thの死体を見る 』
……え?
[告げられた言葉に、戻る足が急いた]
『―秒後、8thは5階で10thの死体を見る』
[回避出来ないだろうほぼ確定の未来が、そんな風に告げられることを知ったのは、
倒れ伏す人影が視界に入る直前だった*]
[倒れた10thの姿に駆け寄ったのは、
まだ人が集まる前、早かったのは当然だ。
ついさっきまで共にあったのだから]
……なんで、
[かすれた声が零れる。
少し離れた場所から見ながらも、
その首の絞められた痕跡を目は拾った*]
[奥からやってきた2ndとそれから――、
少し遅れて連れ立ってきた1stと3rd、11th。
9thの記録で知っていはいたし、10thの言っていた「手を組んだ」というのは確かな話らしい。距離感の近い空気]
………、
[薄闇の先を黙って見ていた]
[10thと戦ったという11thが――彼女か、彼女たちなのかは知らないが。殺したのではないかと思ったのと、もう一つ。
疎外感、というにはもう少し言葉が足りない気がする。あの中に入りたいわけではないのだから、ただ1stはあちらの方が大事だろうな、と思った。それだけだ]
[2ndが7thの日記を破壊した、という言葉には一度そちらを見やった。殺伐、という言葉がそこまで直接的なことだとは思っていなかったのだから、どこか気が緩んでいる。10thはそこまで考えていて、尚2ndの行動を肯定してたのか]
……、2度も言うのか。
[あっさりしてると思っていた2ndが、
何度も10thへ悪態をついている様子を少し怪訝に見た。それがただの悪態だとは、思わない。
10thを運ぶのには手を貸さなかった。
ただ、あとからついてくる9thにぽつりと告げる>>69]
あとで話がある。
[どうせ行動は駄々漏れだから、捕まえるのは簡単だろう]
[屋上には長居しない。
10thと話した言葉は覚えている。
娘がいるといっていた、
彼のその世界ごと娘も死んだのだろう。
一度だけちらと振り返る。
4thは悼むような顔をしていた]
……お前もそういう顔をするんだ。
[それだけ零して、5階へ戻る。
向かった先はカフェバーの奥、
先ほど2ndがいたと思わしき場所だ]
[倒れた7thの傍らに、壊れた機械。
気を失っているだけのように綺麗な外傷のひとつもない亡骸だ。近寄ってしゃがみこむ。
髪にはあの綺麗な花の飾りを咲かせたままだ]
……この花の咲く世界も、
7thと一緒に壊れたの か。
[カフェバーの花瓶に刺さった花一輪を手にとって7thの胸の上に添えた。自分の世界にいた時のような嫌な気分がして、俯きため息を吐く]
[提案には一度ちらり、と、
7thの亡骸の方へと視線をやった。]
……喉は渇いている。
さっき、10thと2ndと一緒に食べたのが、舌火傷するほど熱かったし……。
冷たい飲み物ほしい……。
[理由と注文を小さく主張してから、スツールについた。可愛い白猫獣人のイヤホンが取り出されるのを見る]
なんかそういう可愛いのしかなかった……。
[少しいたたまれず、言い訳を添えたりして]
音楽、ふぅん……、なに きいてたの。
え?オレンジ?あ……、
[出された飲み物の匂いに眉を寄せた。
柑橘の匂いには猫科的本能で忌避感がある、眉根を寄せた難しい顔になったが]
………、そうか。
[猫が好きという言葉には、少し満足そうに頷いた。]
音楽はあるが……、
お前の世界でも戦意高揚は必要なのか?
[音楽の用途はまあそういうものだと知れるだろう]
ん、そっちがいい……
おまえ猫が好きとか本当か……?
[大抵の猫にとっては柑橘は敵である。
が、林檎ジュースは問題なかったようだ。そして流れ出した音楽に甘さに細められていた目が、ぱちくり瞬く]
………ん、
僕の世界でいうところの音楽と、だいぶ、ちがうな……。なんだこの音は……、形容しがたい……。
[音の由縁を探すように少しばかり天井を見上げた]
なんだろ、
星の落ちる音みたいな……
聞いたこと無いけど……
[そして林檎ジュースを飲み終わる頃合には、
また片耳が9thの行方を告げるのだけれど。唐突に告げられた言葉に、浮かしかけた腰はまたすとんと着席に戻った]
………え、そう……。
[驚愕は顔に出ない、
ただ思い当たったのはあの会話だ。
残るべき世界を選択する――その考えは鬼の立場であれば、理解が出来る。]
なら10thの世界は………。
いや、それより……、なんで、
僕にそんなこと教えるの……?
[星降るような音色の残響が響く。
とても綺麗な……美しいものを形容する言葉は自分の世界には余り存在しないから、ただ綺麗な音楽としか言えない]
……そう、わかった。
[俯きながらも、ひとつ頷く。
視線は合わせない、沈んだような声で]
とりあえずこの服やっぱり動きにくいから着替えるよ。あの黒っぽい人たちの服が動きやすそうでいいか……。
それから――……、
9thに会った後で、
2ndに会いに行けば、いいかな……。
[4thにとって最も危険な相手は、
――行動を知られているのは3rdだ。]
話とか挨拶っていうには、
明らかに様子伺ってたし……、
[見やりつつも、日記が9thの様子を伝えてくる。たいしたことの無い用件ではあったが]
中入ってもいいけど、
その鞄はこの椅子に置いて。
お前、どう見ても不審者だし……、
この程度のことは聞いてもいいと思う……。
[外からは見えず、
咄嗟には手の届かないそんな位置だ。
とりあえずの対策をして、カフェバーから離れる]
[そのまま階段を降った、
現状、9thは3階にいるようだ]
ペットボトルの水を飲みかけて飲まなかった、……ってなんなんだ、一人遊びか?
……子供は自由だな。
[ぶつぶつ言いながら、
唐草マントの小さな人影に近づいてった]
……女難だな、
女は基本的に怖い生き物だからな……。
[攫ってるということは売ればいいのか、とぶつぶつ言いつつも首根っこ離して、真顔でひとつ嘘を吐きました]
僕の日記は9thは丸くてうまいものは食べられない、といってる……。
まあ、それはともかく、
いや、歯切れが悪いというか……。
実質中身はない話にしかなりようがないんだが……。つまり、お前、10thとなんか話したりしたか?
僕はひとつ10thの頼みごとっていうのを受け損なってな……。
[上に行きたいらしいので、
なんとなく階段方面向かいながら口にする]
[好奇心に満ちた眼差しにはどんよりとした目線と沈黙で答えていたが、きらきらが一気に奈落に落ちた変化には、ぷっと吹き出す口元を手で隠しそうとして袖ゆすられて、失敗したりもした]
……会って無いのか、そうか。
[ぺい、っと袖から手を払いながら、渋面見やって]
いや、僕への頼みごとは9thの場所教えろってことだったんだけど……。なんで、って聞いたら、なんか「なんとかも生えてないクソガキ」に言いたいことがあるって……。
[そのまま再現するのは憚られたので、ちょっと濁した]
お前になんか伝えたりしたかったのか、って……。
[呆れたような響きで投げられた声に顔を上げた。そこにあった1stの姿に少し視線を逸らす]
……僕には、それなりに大事な話 だ。
[10thが語ったように死者の寝覚めが悪い、なんてことは考えてない。寝覚めが悪いのはいつだって生者のほうだ、だからこうして9thに意味などないかもしれない言葉を伝えている]
そうか……?
なんか10thは親だったみたいだし。
大人だから子供に伝えたいこともあるんじゃないか、まあわかんないけどさ……。
僕だって都合によって大人扱いされたり、子供あつかいされたり理不尽な扱いを受ける年頃だし……。
[最後はなんかただの個人的事情だったような気がするが、とりあえずけらっと笑った9thを見やる]
一応は、伝えたからな。
[用件はそれだけだ、とぽつり]
10thじゃないんだから知らん。
[重なる返事にすぱっと告げる。
所詮は推測で自覚した上の自己満足だ。
ただ見上げた9thの眼差しが細まる様、その顔は少し大人のようにも見えた]
まあ、そうだね、そうだけど……
別に……僕は、死んだ人の為にどうこうしてるわけじゃないし……。
――…かみさま、か。
このせかいのかみさまは、
そんなやさしいかみさまじゃなさそうだけど。
[一度、重く眼差しを伏せた]
うん、自己満足だけど……。
[自覚の上での自己満足だから、否定は無い。気が軽いとか重いとかの問題かといえば、それは余り関係ない気がした]
10thがお前に伝えたいことあったらしい、ってことを教えたかっただけだ。別にそれがお前にとって意味が無いなら、それでいい……。
[わからない、という9thにはそれだけ告げて]
やさしいかみさまか……、
殺し合いで生き延びるようなかみさまだけどな……。
[今度は独白めいてぽつりと零した]
……、それは、
僕も……、
[わりとそういう風に思っているだとか、
ぽそぽそと続く声は小さく聞き取れなそうなものだ。
俯く眼差しは、けれどはっきりと宣言する声に上がる]
襲ってくるのは向こうじゃないかな……
なんか、殺して奪っていい、モンスターみたいだし……
そんな奴、庇うの。
[ふい、と1stの脇をすり抜けて階段昇っていった*]
っ、……なに、
[背後からの思わぬ勢いに一瞬、足を止めた。
それからその理由に思い至れば、
双眸は少し傷ついたように揺らいだ]
……、そうか、
僕が11th襲うと思ったんだ……
[その足は4階を通り過ぎていった*]
[ずる、と意識を落とした体が重く滑り落ちるのを、その背後から昏い目で見ていた。]
……“敵”は、殺すものだけどさ。
[警備員の服を一式剥いで、
男は帯で縛って洋食店の奥に押し込んだ。
帽子とジャケットは手にするだけに留めたので、一見すればただ洋装になっただけにみえるだろう。ベルトにはカラーボールのケースと特殊警棒が付随している]
……嫌いだから、って、
そんな理由で誰かを殺したり……、
僕はそうする奴って1stには見えたのか……。
別に、それでもいいか……。
[どうせ11thにとっては獣人はモンスターなのだから“敵”と言って相違ない]
[途中まで追っていたらしい9thが引きかえして、今は2ndの手当てをしているらしい。]
……やりあったのか。
[4階へと降りる、灯りの落ちた店内。
足元でぱきりと音がなった、乱戦の後だ。
もう素足でおちおち歩いてはいられないようだ。
人の気配に様子を伺おうと、壁にもたれて身を隠す。6thがいれば意味の無い行動だろうけれど]
[3rdと12thのもみ合う姿を目にする、
3rdについては5階で告げられた言葉にひとまずの保留をして、その喧騒はやり過ごす]
……、
[そして足音をやり過ごす、
かける姿は6thであったが別に自分を見つけたからではなさそうだ、人探しの気配はない。
6thの駆けて来た方へと足を向ける。
うっかり踏んだら滑るだろう血の跡]
[濃厚な血の匂い、多少灯りはなくても見える目は、暗闇と紛れる血溜まりの手前で足を止める。
視線の先には、11thの姿があった]
……、なんだ、
結局、狩られたの……、
[その様相を認めれば、零れるのはそれだけだ。]
守るとか、ほんのついさっきに、
言ってたのに ね……
[誰が告げた言葉は口にしない、
それは別に誰に聞かせる気も無い独白だ]
ヒトの血の味は吐き気がする……
[変わらぬ調子に不愉快そうに眉根を寄せる、それでも視線を流したのは、簡単な理由だ。日記に頼らずとも、この女の未来は予測できる]
まだ12thと3rdがやりあってたけど、
……お前は誰と戦って、やられたの。
そう……、
わざわざ養ってるってこと、
……狩る為に。
お前を食べはしないけど、
止めくらいならさしてあげるよ
[血だまりの手前、静かに佇んだまま、
慣れたような口調で、そんなことを口にして]
さあ、……知らない、
3rdが死んだらなんか不都合あるの?
[駆け寄ってきた6thの姿、
抱えたあれそれは治療の為のものと思われた。]
……、
[無駄だろうけどそれは言わずに、
邪魔にならぬようにおいた距離を更に開けた]
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