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……これを捕まえたら、あっちで花が咲いた?
[もたらされた新たな情報に、瞬きひとつ]
……なんか、連動してる……ってことなんでしょうけど。
[そもそもこれっと何なんだ、と。
そんな事を思っていたら、目の前にふわりとまた綿毛]
[伸ばした手の中に綿毛はころん、と転がり落ちる。
さっきと同じく、ふっと、何かが過る感覚。
昔見た光景がふっと浮かんで消えて]
…………いやほんと、なんなの。
[学生時代とか、研修医時代とか、留学してた時とか。
その時々のふとした記憶の蘇り。
あー、こんな事もあったっけ、と思う反面、なんでいきなり浮かぶんだよ、という疑問もちよっと、過る]
まー、早いとこ、兎なんとかするしかないか、これ。
[でないと答えは出そうにない、と思いつつ歩みを進める。
海に近づくにつれ、遠くに見えるのは白い灯台。*]
俺も、最初は逃げられたんですけどね。
[トータル三つ目の綿毛をポケットにとりあえず入れつつ、緩く肩をすくめる]
ですよねぇ……経緯はともかく、あいつがいないと出られないのは前と同じでしょーし。
[やれやれ、と肩を竦めて息を吐く。
その頃には、風の感触は見知ったものへと変わり、微かな香りも漂うようになってきていた。
目指す灯台は、見慣れたもののような違うような、なんとも不可解な印象を与えていた。*]
[ひとつも、という随原の言葉>>62に、ありゃ、と短く声を上げて頭を掻く]
……運動神経がどうの、っていうんじゃないような気もしてますけど。
なんか、相性みたいなもんでもあるんですかねぇ……。
[実際の所はわからないが、そんな予測を返して]
ん、ああ。
兎にでくわしたり、色々押し付けられたり……ってのは、二回目ですよ。
あの時は、過去の街に飛ばされて、『わすれもの』探せとか無茶ぶりされたんですけどねー。
[その無茶ぶりのおかげで気づけたものもあったのだけれど。
それへの感謝よりは唐突な巻き込まれと無茶ぶりへの憤りの方が強いのは、ある炭では已む無しか。*]
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