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[バタバタと去っていく彼女を追う事はせず
足音を殺してそっとその場を離れて。
書を開くとご丁寧に
11thソラ 0thに怖がられる
と書かれていて 苦笑する が]
…クルミ?
[12thの行動の中に、3rdの文字が並ぶ。
ぐ、と唇を噛んで長杖を握りしめると、
階段を目指して 駈け出した]
[笑っていた口元を手で隠すようにしながら、
口元でパタパタと手を振る仕草を見せる。
12thの予想通り、先刻の探るような言葉はブラフだが、]
まず、鬼の数を勘違いしてる12thは
まじで鬼じゃないって俺は思ってる。
[さっきから2人と言っている言葉を今頃指摘し、]
鬼が自分の事を、チート日記とか
そんな悪く言う事もないと思ってな。
正直、クルミを少し疑ってたんだよ。
[端末が震え、予定に変化があったと解る。
やや大きめのタブレットから光りが広がる。
追加された予定は、11thと闘うと、あった。]
やれやれ。
[すぐにそれを鞄にしまえば、]
12th、噂の11thが来る。
階段から離れておけ。
[暗い中を走るのは多分慣れている方だ。
ひらひらとしたモノやキラキラとしたものが
並ぶ売り場を駆け抜けて]
…っち、階段って何処だよ…!
おい!クルミ、どこだ!
[すぐには階段が見つからなかったから。
焦る心のままに、フロアの中で大声を上げた]
クルミは…
それが相手を油断させるための
鬼の罠だったかもしれない、
とは…考えなかったんだな。
[11thも鬼の存在を警戒していたと知れば
彼女が他の人と協力するに至るも理解は出来る。]
まぁ、11thがそこまで頭が切れるとは
俺は思ってないがな。
[鬼の数の勘違いといわれて]
あ、そうだ。通常編成じゃなかったんだな。狩人もいないしやりにくくて困る。
[自分に馴染んだゲームに置き換えて話をしていたものだから、この人数だったら鬼の数は2だとしみついてしまっていた。素ボケである]
わかったのんだな。
……ううん、わかりやすい接近方法なんだな。
[2Fから来ることは見えている。だから、3Fの階段ホールの外に出た。
ここからだとグリタとクルミの姿は見えるが、2Fの階段ホールの要素はわからない。逆もまた。]
[>>356何処かから、名前を呼ぶ声が微かに聞こえた気がして、耳を澄ませる。けれど、その方角は階数が違うせいで、よく読めなくて。
>>355 10番の言葉に、ソラさんがこっちに来ようとしてるのに気付く。]
だって、私を騙す理由がないもん。
戦力として数に入れて良いステータスじゃないの、自分が一番よく分かってるし。
[>>357私は、私の利用価値の低さを理解してる。
だから、騙されたなんて思えなくて。
こっちに向かってくるらしいソラさんに、私から出来ることは何かあるか、って辺りを見回しても当然、何もなくて。
ただ、こっちに来ちゃって戦闘になって……なんて、最悪の事態だけは招きたくないから、声だけは出さない。呼ばない。]
[日記を見る。
ソラの未来を描く日記にはひどく幅がある。
それはまるで、自身の適性によって
使える魔法と使えぬ魔法があるように。
追加されている未来の予知は、無い。
暫く駆けまわった末に]
階段…そこか!
[階段を見つけると、勢い良く駆けこんだ]
通常編成?狩人?
[12thの世界に関しての知識は薄く、理解が及ばない。
クルミの言葉には、は、と息を吐いて]
それはきっと、
自分の魅力に気付いてないだけだぜ。
[階段を登る音が耳に届けば、クルミの方を睨み
彼女をこの場から遠ざけようとわざと声を低くする。]
なんなら、
今すぐにでも襲おうか。
─ 1F・日用品売り場 ─
[園芸コーナーで、目当てのものを見つけた。
殺虫スプレーだ。
店員はいないから、暗闇に向けて試しに発射してみる。
何となく良さそうに思えたものを失敬した。
ポケットに、たこ焼きの錐と一緒にねじ込む。]
刃物はなあ…。持っていても。
[正直、ろくに扱える気がしない。
包丁を一度手にとって、しみじみと見て諦めた。
むしろ鍋の蓋はどうかと思いかけて、これもやめる。
辺りの様子を窺いながら歩き回れば、
店の中心に程近いところまでやって来ていた。
向こう側は食料品売り場か。]
血の気の多い女だね。
[階段を登る音、叫ぶ声に眉を下げる。
鞄の内は静かなもので、予定が変更した気配はない。
このまま、ここにいれば11thと衝突は免れない。]
12th、あんたは逃げとけ。
[手で払う仕草を12thへする。]
[日記を繰った上で頷く。
0thが11thと接触したのも気になるが仕方がない]
[下駄を脱いで両手に持ち]
[足音を殺して階段ホールから*離れた*]
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